2021年11月07日
流行語大賞2021ノミネート30語発表!ノミネートされた言葉と内容について
「2021ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンならびに年間大賞は、2021年12月1日に発表されます。
トップテン発表に先駆けて11月4日に30のノミネート語が発表されました。
2021年は東京五輪関連や新型コロナウイルスから多くの言葉や表現が選ばれています。
ノミネート30語は以下の通りです(50音順に掲載)。
【1】イカゲーム
イカゲームは、動画配信サービス『Netflix』で配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズ。
賞金に目がくらみ、奇妙なゲームへの招待を受けた参加者たちが、昔ながらの遊びを取り入れた死のゲームに巻き込まれる内容。9月の配信からまもなく日本のNetflix視聴数ランキングでも上位に位置。
多くの芸能人やインフルエンサーがSNSなどで感想を語るなど、世界的な旋風を巻き起こしている。
【2】うっせぇわ
「うっせぇわ」は日本の歌手・Adoさんの楽曲。
YouTube再生回数は11月現在で1億8000万回再生、ニコニコ動画では500万回再生以上を記録。ストリーミング再生回数は2億回を突破した。
若者を中心に幅広い世代を巻き込むヒット作となった。
【3】ウマ娘
ウマ娘は、Cygamesによるスマートフォン向けゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』の略称。
ゲームのジャンルは育成シミュレーションでかつて名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前を受け継いだ「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す。
実際の競馬さながらのレースはもちろん、レースの勝者がアイドルのようにライブステージに立つウイニングライブなどが楽しめる。
【4】SDGs
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、訳すと「持続可能な開発目標」という意味。
貧困や飢餓、保健、教育、ジェンダーといった「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標を指す。
【5】NFT
NFTとは、非代替性トークンの訳でブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位のことを指す。
最近では、デジタルアートとNFTを掛け合わせた作品『NFTアート』というワードが話題となった。
これまでデジタルデータ(作品)は複製が容易であったが、NFTの登場によってアートの分野で唯一性を担保できる点が注目された。
【6】エペジーーン
フェンシング男子日本代表は、東京五輪の男子エペ団体決勝で勝利し、初の金メダルを獲得した。
「エペジーーン」は、団体のキャプテンを務めた見延和靖選手が考案。男子エペ団体「エペ陣」と「ジーンと感動させる」をかけた新語だ。
【7】推し活
「推し活」とは、自分が「推す」アイドルやアニメのキャラクターなどを応援する活動のこと。
コロナ禍の昨今はオンライン形式のライブ視聴や動画視聴など、推し活のスタイルにも若干変化があったようだ。
【8】親ガチャ
「親ガチャ」とは、「ガチャ」=「自分では選べない」を親にかけて「親は自分で選べない、どんな境遇に生まれるかは運」であるという意味。
ネット上のスラングとして表現し始め、若者たちの間で広まった。
【9】カエル愛
東京五輪のボクシング女子フェザー級金メダリストである入江聖奈選手が、かねてカエル好きを公言していたことから『カエル愛』という言葉が生まれた。
入江選手のTwitterにはカエルの勉強と題したツイートを多数投稿している。
【10】ゴン攻め/ビッタビタ
東京五輪では新競技のスケートボードで、堀米雄斗選手が初代王者に輝くなど大きな話題を呼んだ。
その中で「ゴン攻め」や「ビッタビタ」という言葉がノミネート。2つの言葉はNHKで新競技スケートボードの解説を務めたプロスケートボーダーの瀬尻稜さんから生まれた言葉。その他にも「鬼ヤバい」や「カッコいいすね」といったワードでスケートボード種目を盛り上げた。
【11】ジェンダー平等
ジェンダー平等は、一人ひとりの人間が、性別にかかわらず、平等に責任や権利や機会を分かちあい、あらゆる物事を一緒に決めることができることを意味している。
ジェンダー平等はSDGs(持続可能な開発目標)にも設定されている。
【12】自宅療養
2021年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、医療ひっ迫が生まれ「自宅療養」をする人が増えた。
【13】13歳、真夏の大冒険
「13歳、真夏の大冒険」は、東京五輪のスケートボード競技で、13歳の西矢椛選手が日本選手史上最年少で金メダルを獲得した際に、倉田大誠アナウンサー(フジテレビ)が実況で表現。
SNSでは「名実況」と評されるなど話題になった。
【14】ショータイム
『ショータイム』はロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、登場する際に使用されるキャッチフレーズ「イッツ、ショー(翔)タイム」から選出された。
なお、歴史的なシーズンを過ごした大谷については「リアル二刀流」という言葉もノミネート入りしている。
【15】人流
新型コロナウイルス関連からは「人流」というワードもノミネート入りした。
コロナ禍における人の流れの増減を表現する際や、繁華街での人手の様子などを表す言葉として多く用いられた。
【16】スギムライジング
東京パラリンピックのボッチャ競技で初の金メダルを獲得した杉村英孝選手の得意技「スギムライジング」がノミネートされた。
「スギムライジング」とは、投球したボールを跳ねさせて上に乗り上げるショットのこと。得意技を駆使して頂点まで上り詰めた。
【17】Z世代
『Z世代』はバブル崩壊後に生まれ、子供時代に就職氷河期やリーマンショックを見てきた世代のことを指す。
Z世代はおおまかに1990年代中盤以降に生まれた世代に当てはまる。X世代、Y世代に次ぐ言葉として定着した。
【18】チキータ
『チキータ』とは主に卓球のレシーブに用いる技術で、ボールを横回転にバックフリックする際に表現される。
東京五輪で伊藤美誠選手が多用して話題を呼んだ。
【19】チャタンヤラクーサンクー
『チャタンヤラクーサンクー』は東京五輪の新競技「空手」で銀メダルを獲得した清水希容選手が決勝で演じた“形”のこと。
男子金メダリストとなった喜友名諒選手は『オーハンダイ』を演じた。
【20】ととのう
コロナ禍で黙浴が推奨されるなか、サウナ人気に火が付き、愛好家らがサウナで『ととのう』という表現として多く用いられた。
テレビ東京ドラマ「サ道2021」も人気を博すなど、サウナ関連ワードがSNSなどで多くつぶやかれた。
【21】ピクトグラム
東京五輪開会式で大きな話題を呼んだ『ピクトグラム』。
パントマイムで競技アイコンを表現。50にも及ぶ連続パフォーマンスは見る者を魅了した。
【22】フェムテック
『フェムテック』とは、Female(女性)とTechnology(技術)をかけあわせた造語。
女性が抱える健康的な課題をテクノロジーの分野を活用して解決していく仕組みのことを指す。
【23】副反応
新型コロナウイルスのワクチン接種により、免疫ができる以外の反応が発生することを『副反応』と呼んだ。
ワクチン接種により頭痛や接種部の痛み、発熱などの様々な症状が見られた。
【24】変異株
『変異株』というワードも新型コロナウイルス関連からノミネートされた。
今夏に感染力が非常に強い変異株「デルタ」が流行。感染者の爆発を引き起こした。
【25】ぼったくり男爵
アメリカ紙『ワシントン・ポスト』が国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を『ぼったくり男爵』と表現した。
同紙はコロナ禍で感染拡大が起きる日本において、東京五輪を強行するバッハ会長を「開催国を食い物にしている」と痛烈に批判した。
【26】マリトッツォ
『マリトッツォ』はイタリア発祥のパンにクリームをふんだんに挟んだ伝統的なスイーツのこと。
コンビニなどで手軽に購入できることも人気爆発の起因となった。
【27】黙食/マスク会食
新型コロナウイルスの飛沫感染を防ぐため、食事中の会話を行わず“黙って食べる”意味。
また、食べるとき以外にマスクを着用するなど、外食による感染防止対策として多くの飲食店が推奨した。
【29】リアル二刀流
『ショータイム』に続いて大谷翔平関連から『リアル二刀流』もノミネート入りを果たした。
投打同時出場を難なくこなす大谷に対して『リアル二刀流』という言葉が定着。大谷は今シーズン、投手としては9勝2敗、打者としての最終成績は打率.257、46本塁打と驚異的な1年を過ごした。
【30】路上飲み
新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが実施され、飲食店の営業自粛や時短営業により酒類提供禁止の状況が続いた。
これにより行き場を失った者が、路上で飲酒をする行為が多発。『路上飲み』という言葉が広まった。
【最後に】
今年も流行語大賞の季節が近づいてきましたね。
今回のノミネート30語のうち、皆さんは、いくつ知ってましたか?
ちなみに、私は、詳しい意味は分からなかったたもの含め27語は、聞いたことがありました。
『チキータ』『チャタンヤラクーサンクー』『ぼったくり男爵』は、今回のノミネートではじめて聞きました(^_^;)
皆さんは、今年の流行語大賞は、ノミネート30語の中でどれになると思いますか?
今回のブログは、以上です。
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