2013年09月08日
生姜で動脈硬化予防
食べ過ぎによる肥満に悩む人は、本人が無自覚のまま
必要以上に食物を摂取する傾向にあります。
脂肪の多い肉や乳製品、米やパンなどの主食にしても
過度に摂り過ぎれば肥満の原因となります。
肥満の人は高血圧になりやすく、血液中のコレステロールの値が
高くなると動脈硬化の危険性も大きくなります。
このコレステロールは動脈硬化を促進する悪玉コレステロール(LDL)と
それを抑制する善玉コレステロール(HDL)があります。
LDLは、コレステロールをからだの細胞へ運ぶ働きがあります。
一方HDLは、細胞に吸収されずに余ったコレステロールを肝臓に運ぶ働きがあります。
どちらもからだに重要な働きをしますが、LDLがHDLの割合を大きく上回ってしまうと、
細胞が吸収しきれないコレステロールを血管に放置してしまいます。
この放置されたコレステロールが血管の詰まりの
原因となり、動脈硬化の危険性を高めます。
動脈硬化予防のためには、青魚や植物性の脂肪に多く含まれる
HDLの割合を高めることが大事です。
先述のように、生姜の効能にはHDLを増やす効果があります。
生姜を動物性たんぱく質の多い肉料理などに組み合わせることにより、
LDLの増加を抑制することができます。
この他、生姜を料理に使うことで、病気予防だけでなくたくさんの効果があります。
まず、生姜の効能には殺菌作用や鎮痛作用などがあり、
腹痛や下痢を起こしにくくなります。
また、その香りや辛みが食欲増進や血管中の血液の流れを良くしてくれます。
また、塩分の摂りすぎも動脈硬化には大敵ですが、
生姜を香辛料として使用することで食塩や醤油の使用を抑えることができます。
このように生姜は、食事の調味料の量を減らすだけでなく、
動脈硬化などの病気予防・改善につなげることができます。
この記事へのコメント