2013年09月04日
生姜の特徴
高知県や熊本県で生産が盛んな生姜は、ショウガ族ショウガ科の植物です。
日本でも約54,000トンとたくさん収穫されているように、日本人に好まれる食材ですが、
世界でもインドを初め多くの国で栽培されています。
日本は、収穫量の約4割が高知県で栽培されます。
原産地はインド又は熱帯アジア原産の多年草植物で、
比較的温暖な地域が栽培に適していますが、乾燥に弱いため適度な雨量も必要とされます。
生姜の90%以上は水分で構成されますが、その効能はとても優れています。
この生姜の優れた効能は、辛み成分である
ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンなどによるものです。
これらの成分は、からだの血流を促進してからだを温める作用や
吐き気の鎮静作用、殺菌作用、食欲増進作用などの効果があります。
生姜の辛み成分で最も多く含まれるジンゲロールは、
食品の殺菌・食欲増進などに効果があります。
このジンゲロールをそのまま自然放置しておく、
又は加熱することで水分を失って変化する成分がショウガオールです。
ショウガオールは、からだを温める効果に優れています。
ジンゲロールが分解されて作られるジンゲロンは
ごく微量の成分ですが、生姜特有の香りに欠かせない成分です。
これら辛みや香り成分は、からだの中から綺麗にする若返り効果もあります。
生姜は漢方薬としての活躍も知られているように、薬としても重宝される食材です。
がんの発生や進行も防ぐ効果があると言われています。
生姜は食事に取り入れやすい食材です。
毎日の食事に生姜を加えるだけで、健康増進効果が期待できます。
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