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生姜は生・加熱・乾燥で効果は違う?



生姜は生・加熱・乾燥で効果は違う?




生姜は、さまざまな効能があります。

生姜の成分は調理法により変化しますので、その成分の変化に伴い、効能も変わります。

生姜を調理する場合は、生のまま調理、煮る・炒めるなどの加熱調理、

そして乾燥させた生姜を用いる調理の3つに大きく分けられます。

まず、冷ややっこの薬味など生姜を生のまま使用する場合は、

白血球などからだを守る免疫細胞が増える効果があります。

これは、生姜のジンゲロールという成分の働きによります。

からだの免疫細胞が増えるということは、体内の病原菌に対しての免疫が強くなります。

つまり、風邪など病気の予防ができるということです。

また、殺菌作用にも優れていますので、食中毒予防効果もあります。

ただし、この生の生姜に含まれるジンゲロールは、

空気に触れるとあっという間に酸化しその効果も減退します。

生姜を生のまま使用する場合は、食べる直前に

調理するとその効果を十分に発揮できるでしょう。

次に加熱調理した生姜は、血行を促進する効果があります。

からだの血行が促進されることによりからだを温め、冷え性改善に役立ちます。

この時に力を発揮する成分は、生姜に熱を加えることにより

ジンゲロールが変化したショウガオールという成分です。

このショウガオールは、体内の熱を指や足などの末端まで送り届けますので、

手足の冷えに悩む人に効果が期待できます。

しかし、手足の指先などの冷えは改善されますが、体内の蓄積された熱を

末端に送る働きのため、その分からだの内部の熱は低下する傾向にあります。

乾燥した生姜を用いる場合は、加熱調理した生姜に比べ、

さらにからだを温める効果が高まります。

加熱調理の生姜は主に手足の指先などの冷えが改善されますが、

乾燥生姜は体内の胃腸を刺激し、からだの内部から温める効果があります。


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