2019年10月23日
衝撃の試合展開 ACL 準決勝2nd leg アルヒラルvsアルサッド レビュー
今年観たサッカーの中でも本当におもしろい試合の一つでした。
アルヒラルvsアルサッドの一戦は2-4でアルサッド、2戦トータル6-5で辛くもアルヒラルが上回り、2年ぶりのACL決勝進出を果たしました。
ホームでの第1戦を1-4という大差で落としたアルサッドの決勝進出はほぼ絶望的と思われていたこの試合。
私も正直、浦和が決勝で当たるアルヒラルは2年前からどのように変わったのかくらいの目線で試合を観始めました。
試合は開始早々にアルヒラルがアルドーサリ選手のゴールで幸先良く先制します。
この選手はサウジアラビア代表でもスタメンに名を連ねる選手で、2年前にも獅子奮迅の活躍をしていた選手なので、対戦することになったら要注意です。
しかしここからアルサッドの猛反撃が始まります。
前半17分にPKで1点返すと、怒涛の勢いで19分、20分と立て続けにゴールを挙げて、あっという間に1-3とします。
これで2戦合計は5-4と、あと1点で追いつけるところまでなんと開始20分で持ってきてしまったのです。
その後アルヒラルがゴミス選手のゴールで1点を返し、試合はそのまま膠着します。
攻め続けるアルサッド、カウンターで決定機を数多く迎えるアルヒラルという構図でしたが、なかなかお互いゴールを決めることができません。
試合は後半ロスタイムへと進み、コーナーキックからカタール代表のフーヒー選手が強烈なヘディングをたたき込み、再び後1点で逆転できる点差にします。
試合終了間際、ペナルティエリアすぐ手前で直接フリーキックを得たアルサッド、これを決めれば世紀の大逆転勝利でした。
しかしナムテヒ選手のフリーキックは、GKアルマイーフ選手のセービングに遭い試合はそのまま終了、2戦合計6-5でアルヒラルが勝利しました。
ホームで3点差、しかもアウェーゴールを4つ取られたアルサッドは、さらにエースのボーネジャー選手、不動のサイドバックであるハッサン選手を出場停止で欠いていたため、圧倒的不利な状況でこの試合に入りました。
しかしこの状況がホームのアルヒラルにわずかな油断を生んだと思います。
また、アルヒラルは開始早々に先制できたことで、その油断がさらに助長された気がします。
なんでもないプレーであっさりPKを献上したことでアルサッドに希望を与えてしまい、あわや大逆転負けするところまで追い詰められました。
わずかな時間で立て続けに3ゴールを奪われたことも修正が難しかったポイントだと言えます。
このような脆い部分がある一方で、アルヒラルはカタール代表メンバーが中心のアルサッドディフェンス陣から2試合で6ゴールと奪う強烈な攻撃陣と、3失点後には立て直した中東の中では安定した守備陣を誇ります。
特に終盤の場面で目立ったのは、きちんと人につくディフェンスができること。
中東チームの弱点といえばボールウォッチャーとなる甘いディフェンスでした。
しかし、アルヒラルは裏を取られた場面でも、相手の人間を捕まえる動きを頻繁に行っていました。
集中力が高まっている時間のプレーは、もし浦和レッズが勝ち上がっても苦労させられるでしょう。
ですが、この試合でもあったように、アルヒラルは90分、2戦合計の180分全てで集中したパフォーマンスを発揮することは難しいチームです。
必ずどこかの時間でスキが生まれるので、その時間をいかに得点に繋げるかがポイントとなるでしょう。
2年前同様に辛抱強く戦うことで、相手のペースに乗らせないサッカーをすれば勝てる可能性が高まっていく相手です。
最後に、浦和レッズは本日準決勝の2nd legを戦います。
(そちらのプレビューはこちら
いざ3度目の栄冠へ 広州恒大vs浦和レッズ
https://fanblogs.jp/jleaguenippou/archive/98/0)
もし先に1点取ると大きくアドバンテージを得ることができますし、試合前の状況も有利な立場にあります。
しかし、この試合から改めてサッカーは何が起こるかわからないとわからされました。
ホームで1-4と敗れた相手にエースを欠いて4-2と逆にやり返すことが、現実に起こるとは正直思いませんでした。
浦和レッズにも試合終了の笛が鳴るまで、絶対に手をゆるめることなく、全力で勝利をつかみ取ってもらいたいです。
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アルヒラルvsアルサッドの一戦は2-4でアルサッド、2戦トータル6-5で辛くもアルヒラルが上回り、2年ぶりのACL決勝進出を果たしました。
ホームでの第1戦を1-4という大差で落としたアルサッドの決勝進出はほぼ絶望的と思われていたこの試合。
私も正直、浦和が決勝で当たるアルヒラルは2年前からどのように変わったのかくらいの目線で試合を観始めました。
ハイライト
試合は開始早々にアルヒラルがアルドーサリ選手のゴールで幸先良く先制します。
この選手はサウジアラビア代表でもスタメンに名を連ねる選手で、2年前にも獅子奮迅の活躍をしていた選手なので、対戦することになったら要注意です。
しかしここからアルサッドの猛反撃が始まります。
前半17分にPKで1点返すと、怒涛の勢いで19分、20分と立て続けにゴールを挙げて、あっという間に1-3とします。
これで2戦合計は5-4と、あと1点で追いつけるところまでなんと開始20分で持ってきてしまったのです。
その後アルヒラルがゴミス選手のゴールで1点を返し、試合はそのまま膠着します。
攻め続けるアルサッド、カウンターで決定機を数多く迎えるアルヒラルという構図でしたが、なかなかお互いゴールを決めることができません。
試合は後半ロスタイムへと進み、コーナーキックからカタール代表のフーヒー選手が強烈なヘディングをたたき込み、再び後1点で逆転できる点差にします。
試合終了間際、ペナルティエリアすぐ手前で直接フリーキックを得たアルサッド、これを決めれば世紀の大逆転勝利でした。
しかしナムテヒ選手のフリーキックは、GKアルマイーフ選手のセービングに遭い試合はそのまま終了、2戦合計6-5でアルヒラルが勝利しました。
選評
ホームで3点差、しかもアウェーゴールを4つ取られたアルサッドは、さらにエースのボーネジャー選手、不動のサイドバックであるハッサン選手を出場停止で欠いていたため、圧倒的不利な状況でこの試合に入りました。
しかしこの状況がホームのアルヒラルにわずかな油断を生んだと思います。
また、アルヒラルは開始早々に先制できたことで、その油断がさらに助長された気がします。
なんでもないプレーであっさりPKを献上したことでアルサッドに希望を与えてしまい、あわや大逆転負けするところまで追い詰められました。
わずかな時間で立て続けに3ゴールを奪われたことも修正が難しかったポイントだと言えます。
このような脆い部分がある一方で、アルヒラルはカタール代表メンバーが中心のアルサッドディフェンス陣から2試合で6ゴールと奪う強烈な攻撃陣と、3失点後には立て直した中東の中では安定した守備陣を誇ります。
特に終盤の場面で目立ったのは、きちんと人につくディフェンスができること。
中東チームの弱点といえばボールウォッチャーとなる甘いディフェンスでした。
しかし、アルヒラルは裏を取られた場面でも、相手の人間を捕まえる動きを頻繁に行っていました。
集中力が高まっている時間のプレーは、もし浦和レッズが勝ち上がっても苦労させられるでしょう。
ですが、この試合でもあったように、アルヒラルは90分、2戦合計の180分全てで集中したパフォーマンスを発揮することは難しいチームです。
必ずどこかの時間でスキが生まれるので、その時間をいかに得点に繋げるかがポイントとなるでしょう。
2年前同様に辛抱強く戦うことで、相手のペースに乗らせないサッカーをすれば勝てる可能性が高まっていく相手です。
最後に、浦和レッズは本日準決勝の2nd legを戦います。
(そちらのプレビューはこちら
いざ3度目の栄冠へ 広州恒大vs浦和レッズ
https://fanblogs.jp/jleaguenippou/archive/98/0)
もし先に1点取ると大きくアドバンテージを得ることができますし、試合前の状況も有利な立場にあります。
しかし、この試合から改めてサッカーは何が起こるかわからないとわからされました。
ホームで1-4と敗れた相手にエースを欠いて4-2と逆にやり返すことが、現実に起こるとは正直思いませんでした。
浦和レッズにも試合終了の笛が鳴るまで、絶対に手をゆるめることなく、全力で勝利をつかみ取ってもらいたいです。
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