Jリーグ劇場 ガンバ推し

なぜ先制点を取ると消極的になってしまうんでしょう。

前半の立ち上がりは積極的な前に出るプレーでフロンターレを圧倒し、開始わずか5分で小野瀬選手の素晴らしいミドルシュートから、最後は渡邊選手が押し込んで幸先良く先制しました。

渡邊選手は最後つめただけのプレーですが、ストライカーはあのようなオイシイところにいることが価値だと思うので、素晴らしいプレーだったと思います。

そのまま積極的な姿勢で試合を続けたいところでしたが、徐々にフロンターレがポゼッションを高めて守る時間が増えていきます。

特に後半開始からフロンターレの田中選手が交代出場して、流れは完全にフロンターレへと傾きました。

2失点ともにお粗末で軽率なディフェンスから失点してしまったのは、上の順位に駆け上がっていく上ではとても物足りないと言えます。

三浦選手にはガンバのキャプテンとして、センターバックのレギュラー選手として、誰しもが納得できるプレーを見せてほしいです。

逆転されてからは再び積極的な姿勢を取り戻し、すぐに倉田選手のゴールで追いつきます。

このゴールは素晴らしかったのですが、あのような攻める姿勢をリードしている時間でもできるようになってこそガンバが目指す場所に行ける権利が出てくると思うので、継続性に関しては突き詰めて改善していってほしいです。

今日は下位チームが軒並み勝ち点を落とす展開となり、ガンバは暫定で9位と久しぶりの1桁順位になり、入れ替え戦圏内とも4ポイント差をつけました。

あの降格した年とは違って、サッカーの質自体は客観的に見ても降格するチームのクオリティーではありません。

しかし良いパフォーマンスを継続できない。
特にアウェーではどうしても消極的になってしまう。

次節のベルマーレ戦は、勝てば残留争いに別れを告げることのできる非常に重要な一戦です。

この試合、失うものが大きいのは明らかにベルマーレの方です。
ここで消極的にプレーする理由は何もありません。

次節こそ90分間積極的で、観ている者をワクワクさせるサッカーを90分間継続して見せてほしいと思います。

追伸
全力プレーの中で起こったアクシデントなので仕方ないことですが、とても危険なプレーでした。
倉田選手、登里選手は大丈夫であることを本当に願いたいと思います。

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