2019年09月08日
アウェーゴールとの付き合い方
本日行われるルヴァンカップでは、1つ前のラウンドからホーム&アウェー方式での戦いになっています。
両チームのホームで1試合ずつを行う一見非常に平等なルールですが、本当に平等なのでしょうか。
今回はカップ戦の勝敗を大きく分ける「アウェーゴール」にスポットライトを当てて簡単に議論していきます。
アウェーゴールとは
アウェーゴールとは、文字通りアウェーで獲得した点数のことです。
ホーム&アウェーの試合では、2戦合計が並んだ際に用いられることが多い指標です。
個人的にはアウェーの不利な環境の中で、頑張って得点を取ったことに対するボーナススコア0.5点という解釈をしています。
つまり、アウェーで最初にあげたゴールのみ1.5点というようなニュアンスです。
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アウェーゴールのメリット
一番のメリットは、延長戦にならずに試合の勝敗を公平につけられることです。
サッカーは引き分けの比較的多いスポーツなので、2試合の合計スコアがタイになってしまうことは珍しくありません。
またラグビーなどのように得点の種類が複数ないので、他に勝敗を決定する要素がないのです。
(ラグビーでは同点の場合、トライ数で勝敗を決めることが一般的です。そもそもホーム&アウェーで勝敗を決めるラグビーの試合があるのか、私には定かではありません。)
延長戦は体力的消耗が激しく、PK戦は運も含めた要素が出てきてしまうので、かなり合理的な勝敗決定であると言うことができます。
アウェーゴールのデメリット
アウェーゴールのデメリットは、多くのチームが後半の方が得点が多くなることです。
一般的に1st legと2nd legのどちらをホームゲームにするか選べるとすれば、多くのチームが2nd legをホームに指定するでしょう。
しかし本当にそれが良いのでしょうか。
今期リーグ戦で首位のFC東京の時間帯別得点数を下記にまとめました。
前半16点
後半21点
合計37点
ご覧の通り、後半の方がゴールを多く取っています。
もちろんリーグ戦とカップ戦の違いはありますが、一般的に前半は守りから入り、後半に勝負するチームが多いです。
その中で最初の1点に限りですが、ただの1点なのかボーナス付の1.5点なのかは大きく違うと思います。
この時点で平等かという問に対してはかなり疑問ですが、なんとUEFA CHANPIONS LEAGUEでは延長戦にもアウェーゴールがあります。
アウェーゴールの重みを考えると、さすがにこれは不公平が強すぎるかなと個人的に思います。
アトレチコ・マドリードのシメオネ監督も以前このルールに対して「30分間足かせを背負っている」というニュアンスの表現をしており、このように感じる人も少なくないのでしょう。
総括
理想的なあり方としては、アウェーゴールなどなく2試合のシンプルな合計スコアで勝敗を決するのが、スッキリする決め方であるのは間違いありません。
ですが、疲労の問題などそうはいかない事情があるのは理解できるため、現実的なルールなのではないかと思います。
Jリーグではルヴァンカップのみ採用しているルールなので、少し頭を使いながら観戦するのもおもしろいのかなと個人的には思ってしまいます。
皆さんはアウェーゴール方式についてどうお思いでしょうか。
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