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2019年11月06日

一事が万事 浦和レッズvs川崎フロンターレ


10回やっても同じ結果だっただろうなと。

この試合を観ていて感じたのは、攻守全ての局面で川崎フロンターレが質の違いを見せつけていました。

何より印象に残ったのは、ラストワンプレーの家長選手のディフェンスです。

浦和のどの選手がしていた守備よりも厳しいものでした。

あれでは浦和にチャンスはないなと思います。

逆にフロンターレは、終始落ち着いた試合運びながら、局面のスキルでも気持ちでも上回る完勝でした。

奇跡の逆転優勝に向けて、まず1つ関門を越えたことになります。

現地で試合を観ていたので、試合の空気感なども含めて振り返っていきます。

まず浦和レッズは、今週土曜日のACL決勝に向けて大幅にターンオーバーをしました。

メンバー等については、こちらのプレビューをご覧いただければと思います。
https://fanblogs.jp/jleaguenippou/archive/112/0

メンバーを入れ替えて、スピードのある選手を前線に並べた浦和ですが、結果的にこれが吉と出ることはなく、終始ちぐはぐでかつフロンターレに対してインテンシティの低いサッカーになってしまいました。

一番理解に苦しむのは、マルティノス選手・汰木選手というスピードが武器の選手に、山中選手からクロスをあげてヘディングさせる形を多く作ったことです。

両選手とも身長はありますが、競り合いに強いタイプではありません。

ましてやフロンターレのCBは、ヘディングに滅法強い山村選手でした。

この攻撃に活路を見出だすならば、恐らくACLでもスタメンにならないであろう、杉本選手を起用するのはマストだったと思います。

浦和レッズはこれで2試合消化が多くなり、勝ち点は36にとどまっています。

降格圏の松本が勝ち点30、プレーオフ圏のベルマーレが31なので、2試合で両チームが最大勝ち点6稼げることを考えると、本格的に残留争いに突入したことになります。

残りの対戦相手が、2位のFC東京と9位のガンバ大阪です。

最近の調子を考えると、2試合とも難しい試合になることは避けられません。

さらに、下位の松本と湘南は最終節で直接対決を残しています。

つまりどちらかは勝利して勝ち点3を取る可能性が高いので、プレーオフ圏に関しては本当に可能性があると思います。

日本のためにACLを頑張ったチームが降格するという悪しき前例を作らないためにも残留してほしいですが、ここからの道のりは険しいものになります。

ACLが全て終わったときには、本当に困った状況にならなければ良いのですが。

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