2023年07月05日
楽天証券上場(楽天銀行につづいて・・)
楽天証券HDが株式上場申請をしました。
楽天モバイルの不振で楽天グループとして、年間決算が過去最大の3,728億円の最終赤字だった事が原因だと考えられます。
4月には楽天銀行を上場し資金調達を行ったばかりです。
楽天証券の業績は??
2022年12月期
口座数 ✙21.1%
国内株式マーケットシェア ✙33.7%
投資信託残高 前年同期比 ✙33.4%
ほぼすべての数値で大幅に増加しています。
前期のみでは推移を見ても
口座数は毎年目に見えて増加しています。
新規口座開設者 属性
2017年と2022年の比較
20代以下 全体の24.6%⇒37.3%
女性 34.8%⇒49.2%
初心者 61.3%⇒78.6%
最近のアメリカ株投資ブームやNISA、iDeCoなどで市場全体として、若者や初心者が増える傾向にあるのかもしれませんが、今後も口座数を増やしやすい傾向が見て取れます。
他社と比べて増加傾向なのか?
他社の年間増加額が減っているのに対し、楽天証券は増えていて成長性を感じます。
ただし、新規ネット口座開設で楽天と並んで人気のSBI証券が比較対象に入っていない事に恣意的な物を感じます。
とは言え、SBIと比べてどうかは別として、楽天証券の成長性は十分感じる資料となっています。
総合的に
上記資料を見る限り順調に成長しており、今後も成長しそうです。
また、投資している顧客が利益を出しても、損失を出しても、基本的には手数料による収益は取れます。
(景気によって退場者が増えれば手数料が減りはしますが)
また、市場の状況としてNISA、iDeCoの変更もあり、資産運用ブームもあります。
実店舗の証券会社より、楽天、SBIなどネット証券の人気が高まっています。
上記を踏まえて、楽天証券単体ではしばらく好業績が期待できます。
楽天モバイルの影響はどうなのか??
正直、長期で言うと分かりません。
今後もグループとしては楽天モバイルの損失を埋めるための株式の増資や、売却、事業の売却も可能性としてはあります。
とは言え、楽天証券単体は順調な業績です。
では、どうなるのか??
長期は分かりません、分かりませんが、短期であれば、4月に上場した楽天銀行と同じく、モバイルの影響を無視して上がる可能性はあります。
楽天モバイル上場成績
楽天銀行、
公開価格 1400円
初値 1856円
終値 1930円 +37.8%
7月4日終値 2031円 +45.0%
楽天モバイルの影響は心配ですが、楽天銀行の株価を見る限り、楽天証券の株価も上場後しばらくは上昇が期待できます。
また、単体としては業績は良く、今後も伸びそうなので、織り込み済みの期待値を裏切り下落する事はあっても、時間と共に業績結果で回復が期待できます。
あくまで個人の見解なので、投資は自己判断でお願いします。
あ〜〜〜IPO当たらんかな〜〜〜
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