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ヘンリー・フォンダ (1905-1982)
フォンダはハリウッド黄金期の1930年代から活躍した俳優です。娘のジェーン・フォンダも女優で今も現役です。
フォンダは1905年ネブラスカ州に生まれ、20歳で俳優の道へ向かいます。初めは舞台俳優でした。Omaha Community Playhouseで俳優としてのキャリアが始まります。これはマーロン・ブランドの母、ドロシー・ブランドからの紹介があったからです。初めはこのように舞台俳優でしたが1935年に「運河のそよ風」からはハリウッドに進出します。この映画が成功しスターの道を歩みます。
フォンダの当たり役として知られるのが1940年の「怒りの葡萄」で演じたトム・ジョードです。この作品で初めてのアカデミー主演男優賞にノミネートされます。
第二次世界大戦中は海軍に入り、戦争に従事します。
除隊後は再び映画界に戻り、1940年代にはジョン・フォードと組んで「荒野の決闘」などに出演します。20世紀フォックスと契約が切れたあとは、ブロードウェーに戻ります。1948年に舞台「ミスタア・ロバーツ」に出演し大ヒットします。1955年この舞台の映画化でもロバーツ役を演じましたがフォードといざこざを起こし。これ以降ジョン・フォードと組むことはありませんでした。
1950年代には「十二人の怒れる男」「戦争と平和」、1960年代には西部劇や戦争映画などに出演し活躍を続けます。しかし1970年代になってくると主演作画減り、1978年の「スウォーム」や1979年の「メテオ」などではゲスト出演にとどまるなど精細を欠いた時期もありました。しかし1981年に久しぶりの主演作「黄昏」にキャサリン・ヘプバーン、娘のジェーン・フォンダとともに出演します。ヘプバーンとともに老夫婦を演じ老いるとはどういうことなのか考えさせられます。この映画でアカデミー主演男優賞を76歳で受賞します。ただし本人は体調の問題もありオスカーを受け取りに来ることはできませんでした。76歳で主演男優賞受賞は今でも最高齢の記録です。共演のキャサリン・ヘプバーンも74歳で4回目のアカデミー主演女優賞を受賞しています。この74歳というのも当時最高齢だったのですが後にジェシカ・タンディが80歳でこの賞を受賞しています。
フォンダは授賞式から5ヶ月後の1982年8月12日に亡くなりました。

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