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Cary Grant (1904-1986)
ケーリー・グラントはイギリス出身のハリウッド俳優です。1942年にはアメリカの帰化してます。本名はArchibald Alexander Leachといいます。
子供の頃に母親が行方不明になったり、父親が息子を捨てて別の女性と結婚するなど大変だったようです。
1918年に演劇団に入り、劇団はアメリカツアーをやります。一座はイギリスに戻りますがグラントだけはアメリカにとどまりました。そこで俳優として独立することになり、ブロードウェーで成功したあと1931年にハリウッドの仕事が来ます。ケーリー・グラントという芸名もこの頃から使い始めました。そして1930年代から1966年の引退まで長きにわたり活躍してきました。ちなみに引退作の「歩け走るな!」の撮影で日本にも来ています。グラントはキャサリン・ヘプバーンやイングリッド・バーグマン、グレイス・ケリーなど多くの有名女優たちと共演してきました。主な出演作は下に載せておきます。

グラントはアメリカンフィルムインスティチュート（AFI）の映画スターベスト100で2番目に出てくるほどハリウッドでは有名ですが、アカデミー賞主演男優賞は生涯で2回しかノミネートされておらず受賞はしていません。うーん、なぜグラントほどの俳優が受賞できなかったのか疑問ですね。ノミネート2回というのもかなり少ない印象です。「シャレード」「フィラデルフィア物語」など代表作を多く持つのに・・・。ただし1970年(引退後ですね)にアカデミー名誉賞を受賞してオスカーを手にしています。

主な出演作
1932年　ブロンド・ヴィナス Blonde Venus
1933年　妾は天使ぢゃない I'm Not Angel
1938年　素晴らしき休日 Holiday
　　　　　with Katharine Hepburn
1940年　フィラデルフィア物語 The Philadelphia Story
　　　　　with Katharine Hepburn and James Stewart
1941年　断崖 Suspicious
with Joan Fontaine
1946年　汚名 Notorious
with Ingrid Bergman
1952年　モンキー・ビジネス Monkey Business
1955年　泥棒成金 To Catch a Thief
with Grace Kelly
1957年　めぐり逢い An Affair to Remember
1959年　北北西に進路を取れ North by Northwest
with Eva Marie Saint
1962年　ミンクの手ざわり That Touch of Mink
1963年　シャレード Charade
with Audrey Hepburn
1966年　歩け走るな! Walk, Don't Run
代表作と思った作品を挙げてみましたが、結構あります。個人的には「北北西に進路を取れ」と「シャレード」がサスペンスで面白いと思いました。(当然他の作品も優れていると思います)。サスペンス映画はなかなか目が離せないんですよね。映画が苦手という方はサスペンスから見てみるのもありかもしれません。

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