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2017年04月10日

Frank Capra (1897-1991) フランク・キャプラ




Frank_Capra.jpg

1930年代1940年代のハリウッド映画を語るには不可欠な人物です。
イタリア出身です。家族は貧乏でキャプラは幼い頃から新聞の売り子などをして働いて家計を助けなければなりませんでした。キャプラは作家になろうとして学校に入りますが、シナリオより映画に興味を湧き始め独立系の映画会社に入ります。1928年にはコロンビア映画に入ります。キャプラはここで数多くの映画を撮っています。1933年人情劇「一日だけの淑女」を発表しアカデミー作品賞と監督賞にノミネートされます。これがキャプラの出世作となり翌年には「或る夜の出来事」を監督し初めてアカデミー監督賞を受賞します。この作品はアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞の主要5部門すべてを受賞する快挙でした。主要5部門を独占するのは「カッコーの巣の上で」まで現れませんでした。1936年の「オペラハット」、1938年の「我が家の楽園」でもアカデミー監督賞を受賞しており、3回の受賞は歴代2位です。1930年代は不況の影響が大きくキャプラの楽天主義、ヒューマニズムを含んだ映画は非常に受けたのです。
第二次世界大戦中は陸軍の映画班に入りプロパガンダ映画を制作します。実際の戦争を目にしたキャプラは「あの戦争はすべてを焼き尽くした」とショックを受けたようです。
第二次世界大戦後も1930年代のような理想主義的な映画を作ります。1946年の「素晴らしき哉、人生!」はその代表例ですが興業的にうまくいかず1961年の「ポケット一杯の幸福」を最後に映画界を去ります。
しかし1970年代頃になってくると「素晴らしき哉、人生!」がテレビで放送されるようになりキャプラを知らない世代からも評価を受けるようになり、クリスマス映画の定番となりました。1991年94歳で死去。

主なキャプラ作品
1933年 一日だけの淑女
1934年 或る夜の出来事
1936年 オペラハット
1937年 失はれた地平線
1938年 我が家の楽園
1939年 スミス都へ行く
1941年 群聚
1946年 素晴らしき哉、人生!
1961年 ポケット一杯の幸福

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posted by jimmy8989 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 人物
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