アニメショップ店内での女性客撮影が盗撮に認定された事件で、被告側の上告が棄却されました
東京都町田市にあるアニメショップ店内で、小型カメラで女性の尻付近をスカートの上から動画撮影したとして、東京都迷惑防止条例違反に問われた52歳男性被告の上告審が、2022年12月5日に最高裁第1小法廷で結審しました。
最高裁第1小法廷の安浪亮介裁判長は5日付の決定で、裁判官4人全員一致で被告側の上告を棄却しました。
東京高検検事長として控訴審に関わった堺徹判事は審理から外れました。
最高裁第1小法廷の安浪亮介裁判長は、衣服の上からの撮影であっても、条例が禁じる「卑わいな言動」に当たるとして、1審の東京地裁立川支部が2021年1月になした無罪判決を破棄した、懲役8月の実刑とした2審の東京高裁判決が確定します。
最高裁第1小法廷の判示
「前かがみになった女性のスカートの裾と同程度の高さで至近距離からカメラを構えており、人を著しく羞恥させる行為だ」
1審の東京地裁立川支部による判示
「被告が女性を付け狙うなど執拗でなかった」
2審の東京高裁による判示
「被告がカメラを黒色のテープで覆った状態で女性を撮影するなど、周囲から見ても盗撮を疑われる状況だったため『人を著しく羞恥させる卑わいな言動』に当たる」
有罪ありきの冤罪体質は1審だけではなく、高裁や最高裁も含めた日本の司法そのものが推定有罪を積み重ねる冤罪発生装置と化しています
最高裁で審理されるだけマシだったのでしょう
これが日本の司法の現状です
控訴棄却ありきの高裁と、上告棄却ありきの最高裁です
最高裁などは、裁判を開いて審理することの方が少ないのです
高裁は書類を読むだけの事務仕事を事後審としているので、日本の司法は実質的に1審制なのではないでしょうか
有罪ありきの1審、事務仕事で終わる高裁、ほとんど開かれない最高裁
「日本は法治国家」というプロパガンダを信じ切っている情弱が少なくありません
「呆痴国家」なら同意しますし、有権者が政治に関心を持たない「放置国家」でもあります
東京高検検事長として控訴審に関わった堺徹判事は審理から外れましたが、最初から本件の裁判官に組み込むべきではなかったのです
最高裁では5人の判事で審理されるべきです
「最高裁はちゃんとやてますよ」というパフォーマンスに他なりません
そもそも、控訴棄却ありきの高検の検事長が最高裁判事になるのが問題です
検事の立場で冤罪を積み重ねてきた人間が、今度は最高裁判事として無実を晴らすための最後の砦といえる最高裁で冤罪を確定させる
現在の冤罪体質は自民公明政権による影響が甚大であり、司法を正常な状態に戻すには、カルト政権である自民公明を下野させる必要があります
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