2019年07月12日
本格的うな重を食べてみない? 「うな善」藤沢の善行
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今年もいよいよ近付いてまいりました「土用のウシの日」。
美味しい美味しいウナキを食べて「ウッシッシ」ってなる日ですね。
少しでも美味しいものをと奮発し、財布から万札がウシなわれてしまう日でもあります。
今年の「土用の丑の日」は7月27日(土)だそうです。良かったですね、給料日後で。
幼少期のジャックは母親から、「今日は土用の丑の日だからウナギの蒲焼食べに行くよー!」と言われて、「結局食べに行くのは、ウナギなの?カバなの?ウシなの?」と聞いた記憶があります。
また、「なんで土曜じゃなくて土用って書くの?」って聞いた覚えもあります。
こうしてみてみるとウナギの周りって謎だらけ!
そもそもなんで、土用のウシの日にカバを…、じゃなくてウナギを食べにいくのか!?
考えればきりがありません。
安心してください!近所の5才児に聞いてまいりました。
まずは、土用ってなんなのと言うあたりから説明してみましょう。
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まず「土用」って言うのは「土曜日」とは関係ありません。
2019年がたまたま、「土用の丑の日」が土曜日に当たってしまっただけです。
2018年は、7月20日(金)、8月1日(水)の2日あったそうですが、どちらも土曜日ではありません。
土用(どよう)とは、日本独自で使われている、季節の区分けの一つです。
五行思想(万物は木、火、土、金、水の五種類からなるという思想)に基づいており、春=木、夏=火、秋=金、冬=水が割り当てられています。
そしてそれぞれの間、季節の変わり目には土が割り当てられていて、これを「土用」といいます。
春から夏への変わり目、夏から秋への変わり目、秋から冬への変わり目、冬から春への変わり目と、の四つの土用があるわけなんです。
実際には、
立春(りっしゅん・2月4日ごろ)
立夏(りっか・5月6日ごろ)
立秋(りっしゅう・8月7日ごろ)
立冬(りっとう・11月7日ごろ)
の直前、約18日間が土用に当たります。
ウナギで騒ぎ出す「土用」は7月の下旬頃ですから、立秋の前の土用の事を言っているわけなんですねー。
さて丑の日。
五行思想の、木火土金水と同じように暦などで巡っているものの中に「十二支」があります。
毎年毎年「戌年」「亥年」などと巡っている年の十二支は有名ですが、日にちや時間などにも十二支が割り当てられています。
銭形平次でも、「おい、はっつぁん。丑三つ時だぜ」とかって言ってるじゃないですか。
日付けに割り当てられているのはあまり馴染みがないかもしれませんけど、農家の方のカレンダーにはよく見ると書いてあるものもあります。
もう、お分かりですよね?
「土用の丑の日」とは、土用の期間に回ってくる「丑の日」の事を言い、場合によっては2日来ることもあります。
さて、「土用の丑の日」についてはわかったと思いますが、なんでこの日にうなぎを食べなくてはならないのでしょうね?
やはりその時期のウナギが最も美味しい「旬」だからですかね。
いやいや実はウナギの旬は、まさかの冬なのです。
美味しさだったらその時期の方が実は上なのですよ。
では何故か。
これには江戸の昔、平賀の源内さんて言うエレキテルなおっさんがおりまして、その方がめっちゃ関わっていると言われております。
とある江戸のウナギ屋が、平賀源内さんに相談を持ちかけたそうです。
「源さん、うちゃ〜ダメだ。全然ウナギが売れね〜よ。」
「やい、ウナさん。ダメだダメだと言ってたら本当にダメだよ。顧客心理をつかなきゃ!」
「コキャクシンリ!??」
「そう、客がモノを買いたくなるのはどう言う時かって事を考えてみなよ!関係するのは4つ。カネ・イロ・グルメ・健康だよ。
今は夏、夏バテの時だ!みんな健康になりたがってるだろ?次の言葉を書いて店先に貼っときな!」
と言って平賀源内さんが書いた言葉が、
「けふ(きょう)は丑の日」
でした。
「『う』のつくものを食べると夏バテしない」という言い伝えなどもあり、「ウ」シの日に「ウ」ナギを食べようと考える人も増え、結果としてこの貼り紙が功を奏したウナさんのお店は大繁盛となりました。
こうしてどの店もどの店もこれに習い、土用の丑の日にウナギを食べるのが大流行したそうな。
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さてさて、ウナギの雑学はこのくらいにして、美味しい美味しいウナギを食べられるお店の話へ移りましょう。
ジャック自身、神奈川で最も美味いと思っているウナギ屋があります。
その名は「うな善」。
善行駅から程ないところにある名店です。
昼と夜の二部営業となっているのですが、昼の開店前に行ってみてもシャッターまでおろし、思いっきり閉店モードです。
え、本当に入れるの?と、いい加減不安になったところでガラガラガラとシャッターが上がり中へ誘われます。
店内入り口横にはうなぎの入った水桶が並んでいて、注文ごと一匹ずつさばいてくれるのが本格的!
そう、ここは生きたまま開いて白焼きにし、ふっくらと蒸した後再度垂や気にするという、「かば焼き」本来の手法のものが食べられるのです。
実際に食べると、驚愕の味わいです。
関西風の焼き主体のうな重とは正反対の、限界まで柔らかく、まさにふっくらと言う言葉が相応しいものです。
さすが店主が30分以上時間をかけて丁寧に焼き上げた、名人芸のなせる技ですね!
いちばん近い表現をすると、ウナギかば焼きの「トロ」の様です。
さあさ、皆さん。
今年もこの時期がやってまいりました。
味わおうではありませんか、格別なウナギを。
平賀源内さんにちょっとだけ感謝しながら、旬は冬だと理解しながら。
出来れば藤沢のそば、善行駅にも足を伸ばして!
それほど高くなく、最高の味のものが頂けますよ!
・うな善
住所 :神奈川県藤沢市善行1-23-1
TEL :0466-82-7992
営業時間 :11:30〜15:00 (LO13:30)17:00〜21:00(LO19:30)
定休日 :第三水曜日
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ムームードメイン
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