2020年09月09日
トナリャオのオマール海老!有機野菜と見事なマリアージュ★
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アニバーサリー肉弁当の感動以来、神戸は灘にあるビストロ「トナリャオ」愛が止まらないジャックです。
フレンチとして最高級の味わいを提供してくれるだけでなく、そのこじんまりとしたお店の佇まいは、どこかの家庭にお呼ばれしたときの様な暖かさを味あわせてくれます。
ローストビーフ、ハンバーグ、鴨ロース…。
どれを頂いてもほっこりと温かい気分になれますが、やはりこのお店で何よりも嬉しくさせてくれるのは、シーフードの代表格「オマール海老」なのでした。
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オマール海老は有名な食材なので皆さんも良くご存知かと思います。
別名の呼称「ロブスター」の方が知られているかもしれませんね。
「ロブスター」は英語呼称、「オマール海老」はフランス語呼称です。
正式には、エビ目・ザリガニ下目・アカザエビ科・ロブスター属に分類されるそうですね。
「え、ザリガニ!?」なんて言わんといて下さい。
ロブスターのあのザリガニチックなハサミは口当たり抜群、最高の美味しさなんですから。
フランス語表記の「オマール」も、そもそもはあの大きなハサミが「ハンマー」に見えることから、フランスでの「hammer」を意味する「homard」が語源とか。
さて、日本で大きな海老と言えばやはり「伊勢海老」。
高級店でお造りなんかで出された日にゃー、こりゃたまらんですよね。
どちらも高級食材として甲乙つけがたいですが、どの様な違いがあるのでしょう?
まずは何と言っても、オマール海老の「大きなハサミ」に対し、伊勢海老は「立派なヒゲ(触覚)」を持っていると言うところでしょう。
下の写真がオマール。↓
こちらが伊勢海老さんです。↓
大きさ的には「オマール海老」が50cmを超えるものもあるのに対し、「伊勢海老」は40cmを超えるのは稀です。
生息地も「オマール海老」か世界中に分布しているのに対し、「伊勢海老」は日本やオセアニアなど太平洋岸の比較的温かい地方となっています。
気になるお値段は…。
そこは流石の「伊勢海老」。
近年の高騰も手伝って、同じグラム数だと「オマール海老」の倍ちかい値段がつくこともあるそうですよ。
え、なんだか不利じゃん、うちらの「オマール海老」。
しかし、その不利を吹き飛ばしてくれるかの様な素晴らしい味わいを体験させてくれたのが、名店「トナリャオ」なのでした。
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トナリャオの取り扱う「有機野菜」については、過去記事でもご紹介させて頂きました。
ちなみにトナリャオの過去記事はこちらー。
↓
https://fanblogs.jp/jackshutro/archive/103/0
https://fanblogs.jp/jackshutro/archive/102/0
野菜の最大の魅力である「シャッキリ感」に、ご近所では手に入らない「野菜本来の甘み」が相まって、これ以上ないくらいの野菜の美味しさを味合わせてくれる、トナリャオの有機野菜!
これは一重に兵庫県近郊の野菜の名産地を知り尽くしたマスターの、こだわりにこだわり抜いた仕入れ先とのコラボレーションのなせる技と言えるでしょう。
今回のオマール海老は、トナリャオの有機野菜と見事にマリアージュ。
それぞれ、お互いの美味しさを引き立てます。
魚介と野菜と言ったらイタリアンのカルパッチョが思い浮かびます。
しかしトナリャオのこの一品の場合、サラダとして格別な美味しさを見せる「ジャングルサラダ」と、「オマール海老のボイル」の口当たりがなんとも絶妙な掛け合いを見せ、双方引き立て合う応えられない程の美味しさとなっています。
シャッキリ感良し。
甘みの伴う野菜のジューシーさ良し。
オマール海老のプリプリ感良し。
そしてさらにその身は、ほっくりとした豊潤さまで楽しませてくれるのでした。
ここまできたら、流石の伊勢海老でも一筋縄ではいかないでしょう。
充分太刀打ち出来るフレンチの美味しさを、十二分に楽しめますね。
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しかしトナリャオのオマール海老はこれで終わりではありません。
有機野菜と饗宴したのはあくまで半身のみです。
さて残りの半身は!
それはそれは美味しい「アメリケーヌ」仕立てで出て参ります。
エビの殻をとことん炒めて、甲殻類独特のコクと甘味を余すところなく取り出したオレンジ色のソース「アメリケーヌ」。
やっぱりオマールはこれでなくっちゃ。
最後の一片まで美味しくいただきました。
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アメリケーヌとは、フランス語で「アメリカ風」という意味だとか。
その昔、「ピーターズ」と言うフランス・パリの人気レストランがありました。
そこのオーナーシェフであったピエールフレスさんは、アメリカのレストランで勤務していた経験があったそうです。
1860年のある日、アメリカからのお客様がご来店。
その時とっさに、店にあったオマール海老を使って料理を作ったところ、これがまた大好評!
「なんて言うんですか?この美味しい料理」
などと聞かれたピエール・フレスさんが
「オマール海老のアメリカ風です。」
と答えた事が始まりだそうです。
その場で咄嗟に作った料理が定番化したとは思えないくらい美味しいソースですよね!
今では蟹やその他の魚介類が含まれているレシピも多い様ですが、本来は「オマール海老」が基本となるソースだったそうですよー。
オマール海老の甘みだけでも充分なはずなのですが、それに加えてトマトソースや生クリーム、バターなども使われているため、酸味やコクが一層と高まり、たまらない美味しさを提供してくれますよね!
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如何でしたでしょうか?
たった一尾であらゆる味わいを見せてくれる「オマール海老」ワールド。
時間などすぐに経っちゃいますよね。
ジャックも美味しいオマールに触発され、ワイン2本も空けちゃいました。
皆さんも是非どうでしょう?
「トナリャオ」で最高の味を楽しみたいとなりゃ、オマール海老しかありませんよ!
最後、微妙に洒落てみました。(^-^)
■ ビストロ トナリャオ
住所 :〒657-0846 兵庫県神戸市灘区岩屋北町4丁目4−9
TEL :078-801-2366
営業時間:12:00〜15:00 (LO13:30)、18:00〜22:00頃
定休日 :日曜日(不定休)
https://m.facebook.com/bistrotonaryao/
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