2017年07月28日
コレステロールの役割と値の見方
コレステロールには、善玉コレステロールと悪玉コレステロールというように名前がついているため、身体に良いものと悪いものがあるように誤解してしまう人がいます。
私も、検診の結果で悪玉が少なくて、善玉コレステロールが多いことから、身体にとって良いと考えてしまいましたが、実は間違った見方をしていました。
善玉コレステロール(HDL)は、余ったコレステロールを回収する役目を担っているもので、言わば「掃除屋」です。
これに対して、悪玉コレステロール(LDL)は、コレステロールを全身の組織に届ける役目の「運び屋」です。
コレステロールを全身の組織に運んでしまうので「悪玉」と呼ばれるのかもしれません。しかし、コレステロールは、体には無くてはならないものなのです。
コレステロールは脂質の一種ですが、たんぱく質と炭水化物とともに身体の3大栄養素の中の一つです。そして、コレステロールは次のような重要な役割を担っています。
これらの、コレステロールの働きは、生きていく上で必要不可欠のものばかりです。
それなのに、コレステロールは良くないものという印象がつきまとっているのは何故でしょうか?
コレステロールは、1785年に胆石の中から発見されました。(コレステロールは胆石症で人を苦しめる原因、と考えられてしまったと思います)
さらに、兎にコレステロールを多く含んだ餌を与え続けると動脈硬化を引き起こすという実験結果も出てきて、コレステロールの悪い印象は人々に植え付けられてしまいました。
そして、健康に悪いのは肥満=脂質過剰という、近年になってからの考え方も大きく影響しているものと思われます。
最近の健康番組では、行き過ぎ感があったコレステロール排除の動きが大分修正されてきました。コレステロールは体に悪いわけではなくて、とても必要なものなのです。
重要なことは、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールが丁度よくバランスしていて、回収しきれないコレステロールが存在しないようにすることです。
回収しきれないコレステロールが、血管壁に溜まってしまうと命に関わる重篤なことになってしまうからです。
そして、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスには、野菜中心の食事や定期的な運動が大切です。もちろん、喫煙はもっての他ということです。
尚、先日TV番組に出演していた医学者は、60歳以上(?)の人にとっては、現在、定められているコレステロール値の基準値は低すぎるため、国に基準値の変更を申請している最中と言っていました。(数10年間に亘る、実際のモニター結果から言えるようです)
コレステロールは、身体に必要なものです。「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスが取れるように生活習慣の改善をすることが大切ということが判りました(私の場合は、コレステロール値そのものについては、あまり気にならなくなりました)。
尚、コレステロール値については、人(年齢、他)等によって見方は変わると思いますので、専門医の意見に従うことが良いと思います。
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私も、検診の結果で悪玉が少なくて、善玉コレステロールが多いことから、身体にとって良いと考えてしまいましたが、実は間違った見方をしていました。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールの働き
善玉コレステロール(HDL)は、余ったコレステロールを回収する役目を担っているもので、言わば「掃除屋」です。
これに対して、悪玉コレステロール(LDL)は、コレステロールを全身の組織に届ける役目の「運び屋」です。
コレステロールを全身の組織に運んでしまうので「悪玉」と呼ばれるのかもしれません。しかし、コレステロールは、体には無くてはならないものなのです。
体のために担っているコレステロールの役割
コレステロールは脂質の一種ですが、たんぱく質と炭水化物とともに身体の3大栄養素の中の一つです。そして、コレステロールは次のような重要な役割を担っています。
■人の体を作っている細胞を保護している細胞膜の構成成分の一つとして働いています。
細胞膜は細胞を保護するだけでなく、必要な物質やエネルギーを出入りさせる機能も
担っていて、とても大切な働きをしています。
■コレステロールは、脳の中にある神経細胞を包み込んで、電気信号が漏れ出さないように
絶縁する役目を担っています。このため脳には大量のコレステロールが必要で、身体全体
の1/4も脳に存在しています。
■そして、もう一つコレステロールには重要な役割として、ホルモンの原料になっている
ことです。
これらの、コレステロールの働きは、生きていく上で必要不可欠のものばかりです。
それなのに、コレステロールは良くないものという印象がつきまとっているのは何故でしょうか?
コレステロールの印象が悪い理由
コレステロールは、1785年に胆石の中から発見されました。(コレステロールは胆石症で人を苦しめる原因、と考えられてしまったと思います)
さらに、兎にコレステロールを多く含んだ餌を与え続けると動脈硬化を引き起こすという実験結果も出てきて、コレステロールの悪い印象は人々に植え付けられてしまいました。
そして、健康に悪いのは肥満=脂質過剰という、近年になってからの考え方も大きく影響しているものと思われます。
コレステロール値はバランスをとることが重要
最近の健康番組では、行き過ぎ感があったコレステロール排除の動きが大分修正されてきました。コレステロールは体に悪いわけではなくて、とても必要なものなのです。
重要なことは、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールが丁度よくバランスしていて、回収しきれないコレステロールが存在しないようにすることです。
回収しきれないコレステロールが、血管壁に溜まってしまうと命に関わる重篤なことになってしまうからです。
そして、「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスには、野菜中心の食事や定期的な運動が大切です。もちろん、喫煙はもっての他ということです。
尚、先日TV番組に出演していた医学者は、60歳以上(?)の人にとっては、現在、定められているコレステロール値の基準値は低すぎるため、国に基準値の変更を申請している最中と言っていました。(数10年間に亘る、実際のモニター結果から言えるようです)
コレステロールは、身体に必要なものです。「運び屋」と「掃除屋」のコレステロールのバランスが取れるように生活習慣の改善をすることが大切ということが判りました(私の場合は、コレステロール値そのものについては、あまり気にならなくなりました)。
尚、コレステロール値については、人(年齢、他)等によって見方は変わると思いますので、専門医の意見に従うことが良いと思います。
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