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2017年07月05日
芝生の可憐なピンクのネジバナ
最近、やっと露らしくなってきたと感じでいましたが、我が家の庭の雑草たちも元気よく勢いづいてきました。
芝生のあちらこちらには、すっくと伸びてピンク色の花をつけた植物が背伸びをするように生えてきました。
この花は、数年前から我が家の庭に自然に出てきたと思います。
背丈は、10pから30pぐらいの細い花茎を天に向かって真っすぐに伸ばしています。この可憐な花は、ネジバナでした。
ネジバナは日本に野生するラン科の植物です。ランは絶滅危惧種のデータを纏めた「レッド・データ・ブック」に載せられるものが多く、また、高貴の花というイメージが強いのですが、ネジバナは自生する野生の花です。
そうは言っても、ネジバナの淡くて可憐な花は多くの人に愛されていて、観賞用として園芸店で売られる程の人気があります。
ネジバナという名称は、花茎がねじれているためだと思います。名称の通りに、螺旋状にねじれていますが、面白いことに、左巻のものや右巻きのもの、さらに途中で逆転してねじれるものなど様々です。
また、ネジバナの咲き始めは、ねじれていませんが、暫くすると下部から巻いてきます。
ネジバナの花の色は、その多くが淡いピンク色ですが、色の濃いものや、白色のものもあります。図鑑を調べてみると、稀に緑色の花もあるそうです。
ネジバナについては、詳しく知りませんでしたが、本当にユニークで自由気ままな植物でした。
上写真の上部2つと下部2つのネジバナの捻じれている向きは異なっています。
ネジバナは、細くてすっきりした根生葉(こんせいよう)を持ち、その根本から、細長く伸びる花茎を伸ばしています。そして、根を掘り出してみると、想像よりも立派な根っこがあります。
実は、立派な根の一部は、根が呼び寄せたラン菌(菌のコロニー)でした。
ネジバナの場合は、共生するラン菌がいて、ネジバナから栄養をもらう代わりに、次のように、ネジバナの生育を助けています。
*土壌の栄養塩類の供給
*水を吸収しやすくする
*病気に対して抵抗力の強化
*発芽の手助け(ラン菌がいないと発芽に必要な栄養補給ができません)
【花工房まりか】
芝生のあちらこちらには、すっくと伸びてピンク色の花をつけた植物が背伸びをするように生えてきました。
この花は、数年前から我が家の庭に自然に出てきたと思います。
背丈は、10pから30pぐらいの細い花茎を天に向かって真っすぐに伸ばしています。この可憐な花は、ネジバナでした。
ネジバナとは
ネジバナは日本に野生するラン科の植物です。ランは絶滅危惧種のデータを纏めた「レッド・データ・ブック」に載せられるものが多く、また、高貴の花というイメージが強いのですが、ネジバナは自生する野生の花です。
そうは言っても、ネジバナの淡くて可憐な花は多くの人に愛されていて、観賞用として園芸店で売られる程の人気があります。
和名:ネジバナ、科名:ラン科、生態:多年草、花期:5〜10月
別名:モジズリ、学名:Spiranthes sinensis var amoena
ネジバナという名称は、花茎がねじれているためだと思います。名称の通りに、螺旋状にねじれていますが、面白いことに、左巻のものや右巻きのもの、さらに途中で逆転してねじれるものなど様々です。
また、ネジバナの咲き始めは、ねじれていませんが、暫くすると下部から巻いてきます。
ネジバナの花の色は、その多くが淡いピンク色ですが、色の濃いものや、白色のものもあります。図鑑を調べてみると、稀に緑色の花もあるそうです。
ネジバナについては、詳しく知りませんでしたが、本当にユニークで自由気ままな植物でした。
上写真の上部2つと下部2つのネジバナの捻じれている向きは異なっています。
ネジバナの根
ネジバナは、細くてすっきりした根生葉(こんせいよう)を持ち、その根本から、細長く伸びる花茎を伸ばしています。そして、根を掘り出してみると、想像よりも立派な根っこがあります。
根生葉とは、植物の葉の形態のことで、根本から葉が出ているため、地中の根から葉が伸びているように見える形の葉のことを指します。根生葉は、別名で根出葉(こんしゅつよう)や根葉(こんよう)とも呼ばれています。
実は、立派な根の一部は、根が呼び寄せたラン菌(菌のコロニー)でした。
ネジバナの場合は、共生するラン菌がいて、ネジバナから栄養をもらう代わりに、次のように、ネジバナの生育を助けています。
【花工房まりか】
2017年04月25日
清楚な顔を隠すように咲く「スズラン」の花の秘密
実家の庭の片隅に、白くて可憐な花が下を向いて咲いていました。
この花は、昔は庭のあちこちに咲いていたようですが、今は、一箇所だけにあります。残念ですが、昔は花に興味を持てなかったためか、私の記憶にはありません。
この白い花の色は、ただの白色ではありません、どことなく薄い黄色や薄い黄緑色が溶け込んでいるような色をしていて、とても清楚です。しかも、どの花も、顔をかくすように下を向いていて、しとやかという雰囲気がピッタリ当てはまるような風合いです。
こんな素晴らしい花は見たことがないと、直ぐに気に入ってしまいました。しかし、花の名前は、あの有名な「スズラン」でした。今まで、いかに花のことを知らなかったのか身につまされます。
スズランの花言葉
スズランの花は、花の形が祭事などで使われた鈴に似ていることに由来しているそうです。そして、スズランの花言葉は、「純粋」、「純潔」、「幸福の約束」、「謙遜」などで、うつむき加減にひっそりと咲く可憐な花から連想される内容です。
フランスでは、スズランの日(5/1)にスズランの花束を贈ると、受け取った人に幸せが訪れるとも言われているほど幸福の象徴になっています。
スズランの他の呼び名
(1) 聖キリストが磔(はりつけ)にされた時に、聖母マリアが悲しんで流した涙がスズランになったと言われています。このため、カトリック地域では「マリアの涙」と呼ばれています。
(2) ドイツでは、「5月の花」「5月の小さい鐘」や、可憐な鈴のような花が階段状に咲くため、「天国への階段」とも呼ばれています。
(3) イギリスでは「谷間のユリ」と呼ばれています。
(4) 日本では、「君影草(きみかげそう」と呼ぶ地域もあります。この名前は、隠れるようにひっそりと咲く花から由来しています。
このように、スズランの花には良い印象ばかりですが、この植物には中毒成分があります。
スズランによる中毒症状
スズランの根っこ、葉っぱ、花、果実には有毒成分が含まれていて、食べると「嘔吐や頭痛、血圧低下」だけでなく、酷い時には「心不全、心臓麻痺」を引き起こして死亡することもありますので、扱いには注意が必要です。やはり、綺麗な花には棘があるということだと思います。
もう私には関係ありませんが、若い男性諸君は気を付けて下さい。
清楚で可憐な女性を、見かけだけを鵜呑みにすると、しっぺ返しをくらうということもあるということです。これには色々な意味がありますが、最近の女性はしっかり自分を持っていますので、侮れないという意味です。アタックする男性は、しっかりと中身を充実しないといけないという教訓です。お互いにがんばりましょう。
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2017年04月12日
春を告げる花たちの魅力
桜が満開の時期をすぎようとしていますが、野道に咲く花々は、これから次々に咲きほこります。若いころは、花には全く興味がわきませんでしたが、今は違います。河川敷に散歩に行くたびに小さな花が気になってしまいます。
今日は、庭で見つけた小さくて可愛らしくて、愛らしくてたまらない花を紹介します。
タンポポ
タンポポは、誰でも知っている花です。あざやかな黄金色をしていて、春の到来を告げるようです。私が住んでいるところでは、まだ寒い時期から、どこに行っても咲いています。
写真のタンポポは、まばゆい程の黄色に輝いています。細かい種類までは判別できませんが、おそらくセイヨウタンポポだと思います。
タンポポは、キク科で属名がタンポポ属に分類されています。
セイヨウタンポポは、黄色の花を横からみた時に、花の直ぐ下にある「総苞外片(そうほうがいへん)」が花びらを支えきれずに、下に反り返っているように見えるものです。(日本在来種では、総苞外片が反り返っていないそうです)
セイヨウタンポポは、明治時代に食用や牧草として輸入された帰化植物です。セイヨウタンポポは、他の株の花粉を受粉しなくても種子を作ることができるため、瞬く間に全国に広がりました。
タンポポの茎を折ると白い乳液がでてきますが、毒ではありません。昔は、サラダとして食べられていたそうです。
春蘭(シュンラン)
この花は、里山に行くとあちこちに咲いていましたが、実家の婆さんの話では、もう簡単には見付けられなくなったそうです。実家の庭の片隅に咲いていました。
春蘭は、名前の通りラン科の花のため、左右対称の花をしています。花の下部にある唇弁(しんべん)には、紅紫色の斑点があります。これは、ホクロに似ていることから、春蘭は別名で「ホクロ」とも呼ばれています。
花弁の中心には、「蕊柱(ずいちゅう)」があります。「ずい柱」は「雄蕊(おしべ)」と「雌蕊(めしべ)」が合わさって着いたもので、その形は、腰が曲がったお年寄りの姿に見えることから別名で「ジジババ」とも呼ばれています。
春蘭は、とても香りがよくて、穏やかで暖かい日には、春の香りが漂います。そのため、花を塩漬けにしたものに湯を入れた蘭茶も楽しめます。
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今日は、庭で見つけた小さくて可愛らしくて、愛らしくてたまらない花を紹介します。
タンポポ
タンポポは、誰でも知っている花です。あざやかな黄金色をしていて、春の到来を告げるようです。私が住んでいるところでは、まだ寒い時期から、どこに行っても咲いています。
写真のタンポポは、まばゆい程の黄色に輝いています。細かい種類までは判別できませんが、おそらくセイヨウタンポポだと思います。
タンポポは、キク科で属名がタンポポ属に分類されています。
セイヨウタンポポは、黄色の花を横からみた時に、花の直ぐ下にある「総苞外片(そうほうがいへん)」が花びらを支えきれずに、下に反り返っているように見えるものです。(日本在来種では、総苞外片が反り返っていないそうです)
セイヨウタンポポは、明治時代に食用や牧草として輸入された帰化植物です。セイヨウタンポポは、他の株の花粉を受粉しなくても種子を作ることができるため、瞬く間に全国に広がりました。
タンポポの茎を折ると白い乳液がでてきますが、毒ではありません。昔は、サラダとして食べられていたそうです。
春蘭(シュンラン)
この花は、里山に行くとあちこちに咲いていましたが、実家の婆さんの話では、もう簡単には見付けられなくなったそうです。実家の庭の片隅に咲いていました。
春蘭は、名前の通りラン科の花のため、左右対称の花をしています。花の下部にある唇弁(しんべん)には、紅紫色の斑点があります。これは、ホクロに似ていることから、春蘭は別名で「ホクロ」とも呼ばれています。
花弁の中心には、「蕊柱(ずいちゅう)」があります。「ずい柱」は「雄蕊(おしべ)」と「雌蕊(めしべ)」が合わさって着いたもので、その形は、腰が曲がったお年寄りの姿に見えることから別名で「ジジババ」とも呼ばれています。
春蘭は、とても香りがよくて、穏やかで暖かい日には、春の香りが漂います。そのため、花を塩漬けにしたものに湯を入れた蘭茶も楽しめます。
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