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「兄貴よがんばれ」は20年

 もう二昔前になりますが、故・小島慶三さんの講演を聴く機会がありました。

 小島さんは、商工省(後に通商産業省、現経済産業省)を経て、実業界で活躍され、経済同友会役員を経て、国会議員もつとめられました。
 経歴から判断すれば、まさに「経済界」の代表のような方です。

 講演は国会議員になられる前のことです。
 当時は、今もそうですが、財界からの農業批判がかなりありました。
 「日本の農産物価格は高すぎる」とか「農業は甘えている」などが盛んにいわれました。これは、今もいわれています。

 このことについて小島さんは「企業経営者には、農家の二男・三男などが多い。農業の大切さなどは十分分かっている。ただ、自分たちは農家を離れ、寂しく心細い思いもしながら、これだけがんばってきたのだから、実家(農業)を継いだ兄貴(長男)はもっとがんばってほしいという気持ちを持っている」「農業批判には、兄貴や農村への叱咤激励も込められている」と話されました。

 確かに、当時の財界人の方は、立場は立場として、人を大切にし、度量とバランス感覚のある方が多かったように思います。

 今となっては懐かしい話ですが、忘れてはいけない「元気な時代の日本の姿」です。

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