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☆大型電子計算機に学んで

 ずいぶん昔の新聞記事に、大型電子計算機の自己制御について書かれていたことを思い出しました。
 その当時は、スーパーコンピュータという用語はなかったと思います。

 大型電子計算機は、非常に重要な役割を担っているため、万が一正常に動作しなくなると大変なことになる。このため、定期的に一定の演算を行い、その結果が予め用意された答えと異なった場合には「正常に動作していない」と判断して、停止するようにプログラミングされているというような内容でした。

 コンピュータに限らず、正常か否かを常に判断するということは大切だと思います。
 何らかの事情により、正常な判断ができなくなる可能性は誰でもありますが、「何かおかしい」と判断できるか、不安な面もあります。
 取りあえず、「円周率」とか「ルート2」とかを一定桁数覚えておいて、その桁数に達しなかったら「自分を疑う」ことを習慣づけしようかとか、考えます。

 コンピュータの場合、停止した後は、人間が点検をし、修理をしたり、プログラムを修正したりできます。

 人間の場合、とりわけ、家族や職場の同僚など、関わりを持たなければいけない人の判断力に疑義が生じた場合、どう対処すれば良いか、難しいところです。

 しかし、長寿社会においては、とても大切なことだと思います。

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