2018年03月09日
不妊治療への伏線
むかし、むかしのお話です。
ブログ説明にも、ちょこっとある様に
私は以前「子宮外妊娠」や「子宮頸がん」などを経験し、両卵管切除、子宮の円錐切除をしています。
そんな時のお話。
今から10数年前、当時25歳だった私。
ある日突然、生理とは違う出血、お腹の痛みで近所の産婦人科へ。
当時は都内に住んでいたんですが、病院の良し悪しが分からない。
とりあえず近場の、といった感じでその産婦人科を選びました。
産婦人科って、普段あんまり行かないですよね?
特別な用事がない限り。
だから、恐る恐る
体験したことのない症状も凄く不安だったので
仕方なく、ドアを開け受付へ。
問診票なんかを記入し診察室に入ると、中にはヨボヨボのおじいちゃん。
モーレツにイヤな予感がするんですが...
とりあえず「生理が1ヶ月も止まらない」と伝え、診察。
しかし特に何の処置もなく、1週間分の止血剤だけ出されて解放されました。
正直
これだけ?
と。
だって、医者ではないとはいえ自分自身のカラダの状態くらいは何となく分かる...
家に帰ってからもイヤな予感は続き、処方された止血剤すら一粒も飲みませんでした。
イヤな予感というよりは、怖かった。
これを飲んでいいのか、本当にあの診断は正しいのか...とか。
この時点で1カ月近くも症状が続いているというのに、さっさと他の病院も行ってみればいいのにと、今なら思います。
しかも、そのまま更に1週間ほど放置...
というか我慢して普通の生活を送りました。
若さゆえの無謀さなのか
それとも億劫だったのか
当然、全く出血が止まらない。
今度は念入りに調べて、平和台にある有名っぽい産婦人科へ。
うん、キレイだし入りやすそう。
意味もなく信用出来そうな外観に
これで治るかな?と思っていたところ
そこで待っていたのは
子宮頸がんの宣告。
え...
TVや本の中だけじゃないの...?
自分に起こるとは思っていなかった診断結果を聞き、一瞬で目の前の景色が色を失いました。
幸い初期のステージで、すぐに処置すれば問題ない状態だったんですが、宣告された時は完全に挙動不審に。
本当に治るの?
とか
入院や手術って大ごとだ...
とか色々頭の中をよぎりました。
1番強く思ったのは
どうしよう......
という思いです。
何をどうしよう、ではなく全てがどうしよう...
冷静さのカケラもありません。
1人で上京して、近場には家族もいない。
とりあえず旦那(当時はまだ入籍していない)に連絡し、もらった紹介状を手に北池袋の癌研(当時そこにあった)へ。
そこで入院、手術となりました。
麻酔から覚めると、毛布にくるまっているのにも関わらず、凍るような寒さ...
と同時に気分が悪くて何回も吐きました。
看護師さんが、一生懸命背中をさすってくれました。
夜8:00頃、旦那(当時はまだ入籍していない)が入院用具一式を持って来てくれましたが、それどころではないので素っ気ない態度に。
仕方ありませんが......。
手術といえば。
最初はレーザーで患部を切除するも、取りきれないということで、結局円錐切除に。
この時は
「普通に妊娠も出来ますし、問題ない」
みたいなことを言われた記憶があるので、深くは調べたりしなかったんですが、不妊治療治療を始めてから知りました。
双子の妊娠や出産に大きなリスクが伴うことを。
子宮が双子の重みに耐えられないんですよね。
とはいえ、円錐切除以外の選択肢がなかったので仕方ありませんが。
その後、入院生活も終わり、何度か受けた検査でも再発や転移は見られなかったので一安心といったところでした。
が
次はまた別の大きな災難に見舞われることになるんです。
この時の私は考えもしませんでしたが...
不妊治療への伏線Aに続きます。
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