【共和党】トランプとリンカーンなぜ逆主張か: 雑学をひたすら語呂合わせしていくブログ

2016年02月29日

【共和党】トランプとリンカーンなぜ逆主張か

アメリカ大統領の予備選挙。

共和党のトランプ氏が予想外の善戦。
「移民は出ていけ～」
「イスラム教徒は出ていけ～」
「日本車はしめ出せ～」

過激な主張でメディアを賑わせていますが
このまま共和党の代表として選出される勢い。

（画像引用　blog.livedoor.jp）

何でこんな人が代表候補に・・・？
というのが日本人の率直な感想ではないでしょうか。

ちょっと整理しておきましょう。

アメリカ合衆国は二大政党制。
その一角をなすのが共和党（Republican Party）。
もう一方が、民主党（Democratic Party）。

現政権のオバマは民主党ですね。

奇妙なことに、かつての共和党は現在とは
ほぼ真逆の主張をしていました。

そもそも共和党は、1854年に
黒人奴隷制度廃止を目指して結成。
奴隷解放の父・リンカーンは共和党出身です。

ところが1950年代に入ると両党の立ち位置が逆転。
このころから、民主党が
公民権運動を活発化させはじめます。

その結果、
非白人系アメリカ人は民主党支持に回りました。

すると、その反動で
共和党は保守化しキリスト教保守派と連携。
白人による共和党支持、が形作られて今に至ります。

今の共和党についてざっくり言うと、

〇　支持者はキリスト教徒（クリスチャン）が多数
〇　自由主義（貧乏人は放置、保険も不要）
〇　支持者の多くは白人（移民排斥）

つまり共和党のキーワードとして押さえるべきは、
クリスチャン、自由主義、白人からの支持　

語呂合わせは

「今日は、クリスちゃんを自由にしろ」

自由って、難しいですね・・・・。