2016年06月29日
イギリスの誇る「移民」たち
2016年6月23日。
イギリスにおいて、
「欧州連合離脱是非を問う国民投票」
が行われました。
結果は皆さんご存知の通り、
・残留支持が16,141,241票 (約48%)
・離脱支持が17,410,742票 (約52%)
で離脱支持側が勝利しました。
勝敗を左右したと言われるのが、移民問題です。
EU参加国が増えるにつれて、イギリスへの移民が増加。
・移民との雇用競争
・移民への公的サービスの増大
・移民によるテロのリスクが増大
などがEU離脱派の追い風に。
そう考えると、EU離脱派の意見も
理にかなっているような・・・。
だがしかし。
「移民は来るな!!」
と言っている「イギリス人」たちのルーツはどこなのでしょう?
とりあえず、
「日本人になじみの深いイギリス人」
のルーツを探ってみましょう。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
(画像引用 Wikipedia)
◆ 新聞記者・随筆家・小説家・日本研究家。
◆ 1896年(明治29年)に日本国籍を取得
◆ 東洋と西洋の両方に生き、名著「怪談」を著す
◆ 父チャールス・ブッシュ・ハーンはアイルランド人、母ローザはギリシア人
チャールズ・チャップリン
(画像引用 Wikipedia)
◆ 映画俳優・映画監督・コメディアン・脚本家・映画プロデューサー・作曲家
◆ 多彩な才能を持ち「喜劇王」と称される。
◆ 死後も多くのファンを獲得する、イギリスの生んだ不世出の天才。
◆ 母方の祖母はロマ(ジプシー)出身
オードリー・ペップバーン
(画像引用 Wikipedia)
◆ ハリウッド黄金時代に活躍した名女優
◆ American・Film・Institute (AFI) 「最も偉大な女優50選」第3位
◆ 後半生を国際連合児童基金(ユニセフ)での仕事に捧げた。
◆ 母エッラ・ファン・ヘームストラはユダヤ系オランダ人
ジョン・レノン
(画像引用 www.asahi.com)
◆ ザ・ビートルズのヴォーカル・ギター・作詞作曲を担当。
◆ 平和運動家としても活動。楽曲と思想は死後も影響を与える。
◆ イギリスの輩出した、伝説的シンガー。
◆ 祖父ジャック・レノンはアイルランド移民
デイヴィッド・ベッカム
(画像引用 www.soccer-king.jp)
◆ サッカー元イングランド代表。モデル。
◆ FIFA最優秀選手賞では2位に2度選出
◆ 引退後も多方面で活躍し通称「ベッキンガム宮殿」に居住
◆ 母方の祖父はユダヤ人
・・・と有名人をざっと挙げてこんな感じです。
イギリスという国家そのものが
ケルト人、ローマ人、ノルマン人・・・と
多層的に形成されていったわけで、
「どこからが移民か」
線引きができないのは当然かと思われます。
しかしそこに線を引こうとした今回の国民投票、
今後の行方が気になります。
ということで語呂合わせ。
「ジョン・レノンはアイルランド系」
なので
「ジョン・レノンは愛いるランド系」
「イマジン」を聞きながら覚えてください。
♪いまぁじん おーざぴ〜ぽぉぉ〜!!
イギリスで飲んだミルクティーならコレ!271 セイロンティー ミルクティー専用紅茶 マタケリー茶園 グレード ダスト1 80g 価格:1,188円 |
【このカテゴリーの最新記事】