2016年05月05日
甲冑・赤備えの赤は何で染めた?
今日は子供の日なので、鎧に関する雑学です。
赤備え
![image.jpeg](/huun/file/image-d0c48-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 丸武産業株式会社)
いやあ男のロマンですね。
朱塗りの甲冑のインパクトはさすがです。
もともと、赤備えは武田信玄の重臣
飯富虎昌に許されたもの。
![image.jpeg](/huun/file/image-642bd-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
ちなみに「備え」とは部隊編成のことで、
独立した作戦行動がとれる武装集団を意味します。
虎昌の没後、弟・山県昌景が赤備えを引き継ぎ、
戦国最強の武田軍団の中核を担います。
![image.jpeg](/huun/file/image-74d32-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
山県昌景は長篠の戦いで討ち死にしてしまい、
武田家もその後滅亡。
赤備えの系譜はとぎれるかに思われました。
しかし武田と激闘を繰り広げた徳川家康が
家臣、井伊直政に武田の遺臣を再編成させ、
赤備えを復活させます。
![image.jpeg](/huun/file/image-26868-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 関ヶ原合戦屏風)
さて、滅ぼされた側の武田方でも独自に
赤備えを復活させた者がいました。
NHK大河ドラマ・真田丸でおなじみ、
真田幸村(信繁)。
大阪の陣において、武田遺臣の誇りを胸に
赤備えを率い大阪城に入城。
圧倒的優位にあった徳川軍の本陣に迫り、
家康を自害寸前まで追い詰めます。
![image.jpeg](/huun/file/image-0f802-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 大阪夏の陣図屏風)
赤備えは、軍団最強の部隊にのみ
着用が認められた、精鋭の証。
その鮮やかな色彩はきっと
幾たびもの合戦のたびに自軍を鼓舞し、
敵を震撼せしめたことでしょう。
....ところで。
赤備えの甲冑の赤、
あれは、何の赤なのでしょうね?
まさか返り血で......いいえ。
正解は、辰砂(しんしゃ)という鉱物。
![image.jpeg](/huun/file/image-5a1ad-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
辰砂(しんしゃ、cinnabar)
は硫化水銀(II)(HgS)を主成分とする鉱物。
化学的には「赤色硫化水銀」、
古典作品においての表記は丹砂、朱砂など。
日本では古来より「丹(に)」と呼ばれたようです。
辰砂の名の由来は、中国の辰州(湖南省)で
多く産出したことによります。
日本国内でも、西日本を中心に産出。
現代でも、辰砂は押印用朱肉に利用されています。
![image.jpeg](/huun/file/image-e049a-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
史上、真田家の赤備えと井伊家の赤備えは
大坂の陣で激突しています。
朱色の甲冑がぶつかり合うさまは壮観だったことでしょう。
ということで語呂合わせにいきましょう。
「赤備え」「辰砂」「井伊」「真田」なので
「赤い新車、いいさ、なあ!」
ということで、子供の日特別企画でした!
赤備え
![image.jpeg](/huun/file/image-d0c48-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 丸武産業株式会社)
いやあ男のロマンですね。
朱塗りの甲冑のインパクトはさすがです。
もともと、赤備えは武田信玄の重臣
飯富虎昌に許されたもの。
![image.jpeg](/huun/file/image-642bd-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
ちなみに「備え」とは部隊編成のことで、
独立した作戦行動がとれる武装集団を意味します。
虎昌の没後、弟・山県昌景が赤備えを引き継ぎ、
戦国最強の武田軍団の中核を担います。
![image.jpeg](/huun/file/image-74d32-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
山県昌景は長篠の戦いで討ち死にしてしまい、
武田家もその後滅亡。
赤備えの系譜はとぎれるかに思われました。
しかし武田と激闘を繰り広げた徳川家康が
家臣、井伊直政に武田の遺臣を再編成させ、
赤備えを復活させます。
![image.jpeg](/huun/file/image-26868-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 関ヶ原合戦屏風)
さて、滅ぼされた側の武田方でも独自に
赤備えを復活させた者がいました。
NHK大河ドラマ・真田丸でおなじみ、
真田幸村(信繁)。
大阪の陣において、武田遺臣の誇りを胸に
赤備えを率い大阪城に入城。
圧倒的優位にあった徳川軍の本陣に迫り、
家康を自害寸前まで追い詰めます。
![image.jpeg](/huun/file/image-0f802-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 大阪夏の陣図屏風)
赤備えは、軍団最強の部隊にのみ
着用が認められた、精鋭の証。
その鮮やかな色彩はきっと
幾たびもの合戦のたびに自軍を鼓舞し、
敵を震撼せしめたことでしょう。
....ところで。
赤備えの甲冑の赤、
あれは、何の赤なのでしょうね?
まさか返り血で......いいえ。
正解は、辰砂(しんしゃ)という鉱物。
![image.jpeg](/huun/file/image-5a1ad-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
辰砂(しんしゃ、cinnabar)
は硫化水銀(II)(HgS)を主成分とする鉱物。
化学的には「赤色硫化水銀」、
古典作品においての表記は丹砂、朱砂など。
日本では古来より「丹(に)」と呼ばれたようです。
辰砂の名の由来は、中国の辰州(湖南省)で
多く産出したことによります。
日本国内でも、西日本を中心に産出。
現代でも、辰砂は押印用朱肉に利用されています。
![image.jpeg](/huun/file/image-e049a-thumbnail2.jpeg)
(画像引用 Wikipedia)
史上、真田家の赤備えと井伊家の赤備えは
大坂の陣で激突しています。
朱色の甲冑がぶつかり合うさまは壮観だったことでしょう。
ということで語呂合わせにいきましょう。
「赤備え」「辰砂」「井伊」「真田」なので
「赤い新車、いいさ、なあ!」
ということで、子供の日特別企画でした!
![]() | 【ペーパークラフト 大人向けホビー】ペーパーナノ peper nano 真田 幸村【細かい作業が好きな方へ 箱庭 ミニチュア 指先の運動 赤備え 真田丸 真田 信繁】カワダ 【TC】 価格:880円 |
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=2NE9BT+EUNA0I+2HOM+BWGDT)