2018年11月18日
オランダの世界遺産
【オランダの世界遺産】
オランダは英語で『Netherlands』オランダ語で『低い土地』という意味です。国土は日本の九州ほどで、国土の1/6は水路や運河で、国土の半分が海抜ゼロメートル地帯で、防壁・ダム・水門に守られています。オランダが築いた『努力の跡』に感動しよう!
【スホクラントとその周辺】
オランダで初めてユネスコ世界遺産登録された『スホクラントとその周辺』はアムステルダム北東部フレヴォラント州にあります。100年ほど前まではゾイデル海に浮かぶ島でしたが海水による浸水が進み1859年に村が廃止され1932年の干拓事業により陸続きになり再び人が住むようになりました。干拓事業で住居跡地と氷河期の化石が多く発掘され干拓の歴史と考古学上で貴重な世界遺産として保護されるようになりました
【アムステルダムの防塞線】
1996年ユネスコ世界遺産に登録された世界文化遺産の『アムステルダムのディフェンス・ライン』はアムステルダムを中心に10〜15kmの距離で全長135kmの円周上に42の要塞で堤防を配置した防塞線です。完成した頃には飛行機や戦車が導入され時代遅れとなり防衛の役目を果たせませんでしたが船が通れない水量に抑えて冠水させる知恵が評価され世界遺産となりました
【キンデルダイク エルスハウトの風車群】
1997年世界遺産として登録された『キンデルダイク エルスハウトの風車群』はオランダ南部のホラント州にあり18世紀につくられた19基が立ち並ぶ巨大風車群です。オランダは全土の4分の1が海面より低い地域にあり海面下7mのホラントは海水による洪水を防ぐため排水機能を果たす風車がつくられるようになりました。風車は現在も活躍し住人の生活を支え続けているため貴重な世界遺産と認識され保護されています
【港町ウィレムスタット歴史地域・キュラソー島】
1997年世界遺産として登録された世界文化遺産『港町ウィレムスタット歴史地域・キュラソー島』はカリブ海に浮かぶオランダ自治領キュラソー島にあるウィレムスタットの街です。スペイン領だったキュラソー島を1634年オランダが奪い植民地にしてアムステルダム要塞の様式を取り入れたパステルカラーのポップでキュートな街並みを完成させた区域が世界遺産の対象です。日本からの直行便がないためアムステルダム・スキポール空港経由で乗り継ぎ時間含め約40時間です
【Ir.D.F.ヴァウダヘマール】
1998年世界遺産として登録された世界文化遺産『Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場)』はオランダのフリースラント州南部レメルの街アイセル湖上にある1920年完成の現役蒸気水揚げポンプ場です。総面積の5分の1が開拓地のオランダは排水が重要な課題ですが19世紀後半から風車より効率的な蒸気機関を用いた装置が次々と導入され世界最大規模を誇るIr.D.F.ヴァウダヘマールが世界遺産となりました
【ベームステル干拓地】
1999年に世界遺産として登録された世界文化遺産『ドゥローフマーケライ・デ・ベームステル(ベームステル干拓地)』はオランダ北西部の北ホラント州ベームステルにあります。17世紀初期に開拓工事が行われたベームステル干拓地はオランダ最古の開拓地で歴史的な発展と農地、堤防、運河、風車の景観が世界遺産認定されました
【リートフェルト設計のシュレーテル邸】
2000年に世界遺産として登録された世界文化遺産『リートフェルト設計のシュレーテル邸』はアムステルダムのユトレヒト州にあります。オランダ人の有名な建築家ヘリット・トマス・リートフェルトが夫人のトゥルス・シュレーテルに頼まれて1924年に設計した邸宅です。自由自在にアレンジできる仕切りを用いるという発想が現代建築のアイコンとして世界遺産認定されました
【ワッデン海】
2009年ユネスコ世界遺産に登録された世界自然遺産『ワッデン海』はドイツと合同に登録され2014年デンマークも登録されました。ワッデン海はオランダからドイツを経てデンマークに広がる北海の水域面積およそ11400㎢と海岸線500kmの湿原の干潟です
【アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区】
2010年ユネスコ世界遺産として登録された世界自然遺産『アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区』はアムステルダムのシンゲル運河内のプリンセン運河、ヘーレン運河、ケイザー運河、環状運河地区が対象です
【ファンネレ工場】
2014年ユネスコ世界遺産に登録された世界文化遺産『ファンネレ工場』はオランダ南西部の南ホラント州ロッテルダムの運河の側に建設された工場です。第一次大戦後に光と空間をコンセプトにした近代建築法で建てられ1990年半ばまで工場として稼働していました。鉄筋コンクリートにガラス張りの壁を用いて建物同士を渡り廊下で繋ぐなど時代を先取りした機能性と美観や明るい労働環境が建築史に残る業績を残し世界遺産に認定されました
【レンタル自転車】
アムステルダム中央駅前や地方の駅には自転車レンタル店があり、サイクリングロードも整備されて安心安全なのでレンタル自転車移動がオススメです。大人用、子供用、二人乗り、フィッツバイクなど短時間〜半日〜1日〜1週間〜料金は後払いなので気楽にサイクリングが楽しめます。大型バスでは体験できない美しい景色に感動しよう!
《要注意》
・バイク泥棒が多いので鍵をかける
・猛スピードのサイクリストに注意
・常に右側&自転車専用道路を走る
・事前にタイヤの空気圧を必ず確認
・近パンクは借りた店で自転車交換
・遠パンクは近くの自転車屋で修理
・簡易パンク修理キットを持参する
・天候が変わりやすいので雨具用意
サイクリングを楽しみながらオランダが築いた『努力の跡』に感動しよう!
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