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2016年03月13日

予期悲嘆@逆縁

20050609_2400.jpg

写真は10年ほど前のサリちゃん。
今より顔が茶色い。

難しいタイトルつけて、かっこつけたい
・・・わけではありません すいません
またちょっといろいろな体験、少しづつまとめていきます。


予期悲嘆−病気で余命宣告を受けたり、死んでしまうことを
考えることによって本人やその家族が襲われる深い深い悲しみ。

家庭で一緒に暮らす動物は、たいていが私たちよりも寿命が短い。
子どものように愛着をもって育てても、自分よりも先に死んでいく。
親よりも子どもが先に亡くなってしまう「逆縁」という言葉がありますが、
動物に対してはまさにこれにあてはまるんじゃないかと思います。


バズがいなくなって、サリーまでいなくなったらどうしよう
でも、看取ってあげられることが幸せなことなんだと
サリーも10歳をこえて、そんなことを考えることが多くなりました。


昨年夏、血尿がでるようになったサリー。
検査の結果、前立腺のところに液体がたまっていることがわかりました。
これが水なのか、膿なのか。。。
手術することにしました。

手術の前後に合わせて仕事を調整し、術後一緒に自宅に入れるように
休みも合わせました。

手術は成功し、貯まっていたのは膿ではなく、お水だったということでした。
術後は良好でみるみる回復していきました。


抜糸の日、先生や看護師さんに会って嬉しくて元気いっぱいのサリー。
診察台の上で処置してもらうのをなんの不安もなく見ていたところ
先生が話し始めました。


病理の検査でガンが見つかったこと
前立腺ガンは通常見つかったら早いということ
これからのこと


いま、目の前でこんなに元気いっぱいでいるのに
早くて1、2カ月、がんばって半年で死んでしまうと

これからどうなっていくのか
すごく痛い思いをするんだろうか
急激に衰えていくんだろうか


号泣しながら帰りました。
「こんなに元気にしてるのに」が、よけいに辛い。
どうしよう
どうしよう


いろんなことに対して、心が折れてしまいました。


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あやのすけ
大阪生まれ。離婚を機に愛犬2匹と人生初の一人暮らしを始める。愛犬のバズを癌で亡くした数年後、愛犬のサリーへ余命宣告を受け、介護、看取りのために退職を決意する。この頃、自分と同じような思いをする人に対しての心的支援の必要性、自分自身がそのサポートを担いたいという思いが芽生え、ペットロスカウンセラーの資格を取得する。サリーをお見送りした後、認定心理士、グリーフサポートバディの資格を取得。グリーフを抱える人に寄り添い、サポートすることをライフワークとする。 【グリーフサポートバディ/認定心理士/アニマルペットロス療法士 /ペットロス・ハートケアカウンセラー2級】 2023.7.3更新
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