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2016年03月06日

ペットロス体験Bその後

20131031_072155.jpg

バズ君
ペットロス体験@亡くなるまで
ペットロス体験A亡くなった日

バズのお骨は、家にもってかえることにしました。


私とサリーの生活が変わりました。
今までずっと一緒だったバズがいない。

サリーは、バズがいなくなって1人で寝れなくなってしまいました。
私のベッドで一緒に寝るようになりました。

お水も飲みすぎるようになりました。
夜中に何度もお水を欲しがります。

今まで少しでも触れると嬉しすぎて身悶えていたサリー。
撫でられても暴れなくなりました。
おとなしくなったサリー。


病院で相談した時、「行動学的にはいわゆる“うつ”です。」
と言われました。


サリちゃん、“うつ”っていわれてもたなぁ。。。。


バズがいなくなった悲しさ寂しさを、
私とおんなじくらい感じているのがサリー




仕事を休んでいる間、連絡をくれた人たちがいました。

「仕事の方は大丈夫ですよ。気にしなくて大丈夫です!任せておいて下さい!」
「ペットが死んで休むの?という人がいるから、“家族やねんから当たり前や”って言っといた」

嬉しく思ったのと、やっぱり、疑問に思う人もいるよなって、少しズキッとしました。
とくに月末月初でしたので、全体ミーティング等もあり、本来そのミーティングを
取り仕切るはずの私がいないのは、自分にとっても、みんなにとっても
ほんとはありえないことでした。


わざわざ、「自分はペットが死んでも仕事は休まなかった」と言った人もいました。

特に言い返しはしませんが。。。

“1人暮らしで、家に死んだペットと生きてるペット置いて、朝から晩まで仕事に出てられるか!?
あんたは家に家族がおったんやろ!!”
と心の中で叫んどきました。



とにかく悲しい、仕事をしたりしていると気持ちは紛れるけれど、やはり家にいると
涙が出ることが長く続きました。
そのうちに、「どうしてみんな私の心配をして、バズが亡くなったことを
もっと一緒に悲しんでくれなかったんだろう」
そんな腹立たしい怒りの気持ちも湧いてきました。


私とサリにしかわからん。
誰にもわかってもらえん。


そういう自分の思い込みで、サリーとの距離がどんどん近くなり
気持ちの上での依存も大きくなっていきました。



ペットロスの悲嘆(深い悲しみ)についていろいろ勉強するようになり、
自分自身の感情の体験が、悲嘆の反応として正常なものだと理解しました。
それまでは、いつまでの悲しいのはおかしいんだろうか?と思ったし、
身近な人に対する怒りのような感情も、何か自分の中で変わってしまって
どこかおかしくなってしまったんだと思っていました。


理解できない人がいるからといって、感じている悲しみを押し隠す必要はないし、
周囲の人に、深い悲しみの状態にいる私を心配せず、
私と同じくらい悲しんで欲しいなんておかしな話。


3年以上かかって
今の今になって
やっとそう思えるようになりました。

CIMG0991.jpg

バズのペットロス体験はこれが最終記事です。
ここまでの乱分、長文、お付き合いくださいました皆さま、
ありがとうございます。
まとめるにあたりモヤモヤしていたものが少しクリアになりました。


ペットロスの悲嘆反応そのものは正常な反応です。
周りに対する怒りも、自分を責める感情も、「正常な反応」なのです。

それを「知っておく」だけでも違うのではないでしょうか。

ペットロスを体験し、悲しみの真っ只中にいる方。
気が済むまで泣いて、気が済むまで悲しんで欲しいと思います。
押し込んでしまうと長引いてしまう可能性があります。
病的にこじらせてしまうと、心身に支障がでてしまうこともあります。

あまりに辛い時期が長く続くようなら、ヘルプを出しましょうね。

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あやのすけ
大阪生まれ。離婚を機に愛犬2匹と人生初の一人暮らしを始める。愛犬のバズを癌で亡くした数年後、愛犬のサリーへ余命宣告を受け、介護、看取りのために退職を決意する。この頃、自分と同じような思いをする人に対しての心的支援の必要性、自分自身がそのサポートを担いたいという思いが芽生え、ペットロスカウンセラーの資格を取得する。サリーをお見送りした後、認定心理士、グリーフサポートバディの資格を取得。グリーフを抱える人に寄り添い、サポートすることをライフワークとする。 【グリーフサポートバディ/認定心理士/アニマルペットロス療法士 /ペットロス・ハートケアカウンセラー2級】 2023.7.3更新
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