2018年06月08日
感情のコントロールができない・・・3
感情のコントロールができず、
怒りすぎてしまうという症状の他にも、
この頃、いくつかの困った症状が
表れていました。
自分の意見を押し通そうと
して言い張ってしまったり、
同じことを長時間し続けてしまい、
自分ではやめられなかったり、
同じ言葉を何度も繰り返すなど、
こだわりが極端に強くなっていたのです。
これらの症状もまた、
夫といるときに頻繁に表れてしまい、
夫が私の間違いを指摘したり注意したときに、
素直に受け入れられずに
意固地になって否定したり、
激しく夫に怒ってしまったりしました。
当初、夫は私の状態を知らないため、
こうした私の態度を理詰めで叱って
精神的に追い込んだり、
時には感情を爆発させて怒ったりしました。
今ふり返ると、まるで
親が反抗期の子どもに対し、
手を焼いているかのような状態でした。
そうした中、このブログの記事を書くために、
ネットで高次脳機能について
調べていた私は、高次脳機能障害の
症状を見て「あれ?」と思いました。
自分がこれまで悩んできた症状の数々、
そして、今、悩んでいるのと同じ症状が、
このページに書かれていたからです。
http://www.hadano-sh.pen-kanagawa.ed.jp/C-bumon-taioubook.pdf
以前、私は「脳の部位と症状の関係」の記事の中で、
次のような文章を書きました。
「(高次脳機能障害は)
記憶障害や注意障害、遂行機能障害、
社会的行動障害、自己認識の低下、
失行症、失認症、失語症、
体の麻痺などの症状が、
損傷した脳の部位により引き起こされます。
http://www.f-gh.jp/koujinou/koujinou2.htm
(中略)私が自覚していた症状と
重なる部分も多いですが、
大きく違うのは、高次機能障害の場合は
脳の損傷が原因ですが、
(中略)私の場合は、脳を損傷はしておらず、
あくまで機能低下であるという点です。」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/106/0
この記事を書いたときはもちろん、
平成30年1月まで、自分はあくまで
脳機能が低下しただけであって、
高次脳機能障害とは違うと思っていました。
しかし、その後、
いろいろと高次脳機能障害について
調べるうち、脳を損傷していなくても、
脳の酸素や栄養不足によっても、
脳細胞が壊死してしまい、
高次脳機能障害を発症することが分かりました。
じつは、2度目の認知機能検査を受けた日、
主治医は私に、言いにくそうに
こんな言葉を口にしていました。
「まあ、100%元通りになるというのは、
正直、難しいと思います」
この言葉を聞いたとき、確かに「100%」、
完全に元に戻るというのは難しいことだろうし、
そこまで期待するのは高望みしすぎだろうと思い、
あまり深くは考えませんでした。
しかし、高次脳機能障害に関する記事の中で、
「完治はしない」という文字を目にしたとき、
主治医の言葉が重い宣告となって、
私にのしかかってきました。
「自分が思っていた以上に、
子宮筋腫による大量出血によって、
脳が負ってしまったダメージは
大きなものだった。」
大量出血から5年後に明らかになった
この事実に対し、私は大きな戸惑いを感じ、
すぐには受け止めることが
できませんでした。
今は、単に機能が低下しているだけで、
いつかは、元の状態に戻る。
そう心から信じて、この約3年間、
努力し続けてきたからです。
夫に、高次脳機能障害について伝えたのは、
それから間もなくのことでした。
ブログ記事の無断転載を禁じます。
このブログを気に入って頂けました場合、
Facebookなどでシェアして頂けましたら、
うれしいです。お願いします。
これまでの記事を最初からご覧になりたい方は、
こちらから→https://fanblogs.jp/hinketu/archive/3/0
怒りすぎてしまうという症状の他にも、
この頃、いくつかの困った症状が
表れていました。
自分の意見を押し通そうと
して言い張ってしまったり、
同じことを長時間し続けてしまい、
自分ではやめられなかったり、
同じ言葉を何度も繰り返すなど、
こだわりが極端に強くなっていたのです。
これらの症状もまた、
夫といるときに頻繁に表れてしまい、
夫が私の間違いを指摘したり注意したときに、
素直に受け入れられずに
意固地になって否定したり、
激しく夫に怒ってしまったりしました。
当初、夫は私の状態を知らないため、
こうした私の態度を理詰めで叱って
精神的に追い込んだり、
時には感情を爆発させて怒ったりしました。
今ふり返ると、まるで
親が反抗期の子どもに対し、
手を焼いているかのような状態でした。
そうした中、このブログの記事を書くために、
ネットで高次脳機能について
調べていた私は、高次脳機能障害の
症状を見て「あれ?」と思いました。
自分がこれまで悩んできた症状の数々、
そして、今、悩んでいるのと同じ症状が、
このページに書かれていたからです。
http://www.hadano-sh.pen-kanagawa.ed.jp/C-bumon-taioubook.pdf
以前、私は「脳の部位と症状の関係」の記事の中で、
次のような文章を書きました。
「(高次脳機能障害は)
記憶障害や注意障害、遂行機能障害、
社会的行動障害、自己認識の低下、
失行症、失認症、失語症、
体の麻痺などの症状が、
損傷した脳の部位により引き起こされます。
http://www.f-gh.jp/koujinou/koujinou2.htm
(中略)私が自覚していた症状と
重なる部分も多いですが、
大きく違うのは、高次機能障害の場合は
脳の損傷が原因ですが、
(中略)私の場合は、脳を損傷はしておらず、
あくまで機能低下であるという点です。」
https://fanblogs.jp/hinketu/archive/106/0
この記事を書いたときはもちろん、
平成30年1月まで、自分はあくまで
脳機能が低下しただけであって、
高次脳機能障害とは違うと思っていました。
しかし、その後、
いろいろと高次脳機能障害について
調べるうち、脳を損傷していなくても、
脳の酸素や栄養不足によっても、
脳細胞が壊死してしまい、
高次脳機能障害を発症することが分かりました。
じつは、2度目の認知機能検査を受けた日、
主治医は私に、言いにくそうに
こんな言葉を口にしていました。
「まあ、100%元通りになるというのは、
正直、難しいと思います」
この言葉を聞いたとき、確かに「100%」、
完全に元に戻るというのは難しいことだろうし、
そこまで期待するのは高望みしすぎだろうと思い、
あまり深くは考えませんでした。
しかし、高次脳機能障害に関する記事の中で、
「完治はしない」という文字を目にしたとき、
主治医の言葉が重い宣告となって、
私にのしかかってきました。
「自分が思っていた以上に、
子宮筋腫による大量出血によって、
脳が負ってしまったダメージは
大きなものだった。」
大量出血から5年後に明らかになった
この事実に対し、私は大きな戸惑いを感じ、
すぐには受け止めることが
できませんでした。
今は、単に機能が低下しているだけで、
いつかは、元の状態に戻る。
そう心から信じて、この約3年間、
努力し続けてきたからです。
夫に、高次脳機能障害について伝えたのは、
それから間もなくのことでした。
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