その時はすでに11月になろうとしていました。今回は絶対成功させたいと思っていたので、珍しく計画を入念に立てました。実走日を11月19日か20日に設定し、それまでの2回の週末は(嫌いな)物見山の周回練習をじっくりこなして脚力づくりに励むことにしたのです。この二週間、我ながら頑張りました(笑)。補給食をいっぱい持って行って、疲れきるまで周回を続けました。この周はシッティングのみで登る、次はダンシングのみで登る、ハムストリングを意識してペダルを回す、等いろいろ工夫しまんべなく脚腰の筋肉を鍛えます。大体10周くらいしたでしょうか、それくらいで脚がつりそうになって限界を迎えました。
白石峠の登り方もだいぶ研究しました。白石峠は斜度は落ちないといわれますが、中でもきついのはスタートから4km程で、そこからゴールまでは少し緩みます。それに、少しですが脚を休ませるポイントもあります。(先輩クライマーさん達のブログをあさって研究しました。みなさんありがとうございました。)いかにこのキツイ4kmを楽に走ってスタミナを最後まで残すか、そのためにわずかな休息ポイントをうまく使って疲労をとるのがカギです。そのためにも、心拍計には注意して心拍管理も行います。その頃の私の最大心拍数は170位でした。なので、ラスト1kmまでは心拍数を160以下、目安としては155に抑えることを心掛けました。(まあ、抑えようとしても上がってしまうのですが)160になりそうになったら落とすためになんとかして休む、を徹底するのです。
そしていよいよ白井峠チャレンジの日を迎えました。
力を抜いてリラックスして、ゆっくりスタート。けれどあっという間に心拍は150を超え、脚もすぐ疲れてしまいます。そこで、前の道の斜度の変化をよく見て、斜度が少し緩むのがわかったらそこで休んで呼吸を整え脚を回復させます。休むダンシングも多用します。とにかく、疲れ切る前に回復させることに注力します。それを繰り返します。(まあ、やっぱり辛かったです。)そして、、、
激坂区間4kmを何とかクリア!
「これはいけるんじゃないの?!脚はまだある!」この時確信しましたね。「登り切れる!」と。
勝負平橋に到達、後残り1kmです。ここからラストスパート!と行きたいところですが、ほぼほぼ脚が終わっているので、初心者はここで一休みです。そしてしばらくもがき続けて、、、、
ついにゴール!登り切りました
タイムは50分くらいでしたか、まあ、そんなことはどうでも良かったです。とにかく
嬉しかった!
いやーもうほんと嬉しかったですね。こんなに嬉しかったのは久しぶりです。ただただ嬉しかった。それに尽きます。
その後興奮しながらしばらく休み、堂平天文台を目指します。ゆっくりと。(それでも脚つりそうになりました。)そして、、、
はじめて見る堂平山からの眺めは最高でした!一生忘れません
この時の感動、喜び。本当に最高のご褒美でした白石峠よありがとう!
長々と書いてきましたが、こんなふうに、私はヒルクライムの魅力にどっぷりはまってしまったわけです。あの時の喜び、感動は一生忘れないでしょう。そしてこれからもその感動を求めて山を登り続けるのだと思います。
ほんとうにロードバイク、ヒルクライム、白石峠に出会えてよかったです。ありがとう。そしてこれからもよろしくです 〜完
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