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2018年04月03日

NHK BSプレミアム『The Covers』での「落陽」が良かったので、竹原ピストルの使用ギターを調べてみた。

竹原ピストル

ジャンルや世代を超えたアーティストたちが影響を受けた曲や思い出深い曲を

魅力的なアレンジでカバーするNHK BSプレミアムの音楽番組『The Covers』。

2018年3月30日（金）に放送された竹原ピストルさんがゲストの回を観ました。

特に良かった曲は吉田拓郎さんのカバー「落陽」。竹原ピストルさんは

野狐禅のデビュー前に、マスターが歌う北海道・旭川のフォーク小屋で、

この曲と出会ったそうです。

「落陽」は作詞した岡本おさみさんの一人旅で出会った老人との実話が元に

なっているという話も面白かった。こんな話です。

北海道の一人旅で老人と出会い、サイコロ賭博に連れていかれる
翌日、見送りに来た老人がくれた土産はサイコロ二つ
ばくちに使うのは三つ　遊ぶには一つ足りない
「ばくちはやるな」
老人の将来のある青年にたくした優しさが込められていたのではないか

吉田拓郎のコアなファンでないと、知らないような話。この話は初めて

知りました。

そのほか、歌った曲はビートたけしさんの

「浅草キッド」をカバー。さらに2018年4月4日に発売される新作アルバム

『GOOD LUCK TRACK』より「Amazing Grace」と「ぼくは限りない

～One for the show～」の計4曲を弾き語りで歌いました。

竹原ピストル　落陽
https://youtu.be/n_kWWYwFed4

竹原ピストルさんのギターについても調べてみた。最近はアコギを弾く

アーティストは多いものの、弾き語りで客を納得させられるシンガーは

少ないような気がします。そんな中、竹原ピストルさんは説得力のある

ギターとヴォーカルで、野狐禅時代から注目していたアーティスト。

というか、この人、長渕剛のフォロワーだと勝手に思い込んでいたが

そうでも無さそう。

https://twitter.com/G1WzlOb8admT2Zt/
status/621935777266728960

竹原ピストルさんのギター、最近はYAMAHA（ヤマハ）のヴィンテージの

ギターの使用を多く見かけます。ネットで調べてみると、YAMAHA FG200

だと書かれているものが多い。このツイートの右のギターはそうかもしれない。

だが、左は、下のツイートの写真を拡大すると分かりますが、グリーンラベル

にYAMAHA FG280と書かれているように見えます。

https://twitter.com/ntv_sukkiri/
status/849456647177162755

『The Covrs』では、このYAMAHA FG280を使用していました。

バルタンヘッドで、グリーンラベル、だいぶ古いヤマハのギターですね。

このギターは1972年中期～1974年中期までがグリーンラベルだったそうで、

トップがスプルース合板、サイド＆バックはローズウッド合板という

オール合板というスペックのようです。確かにテレビで聴いていても

合板っぽい鳴りではありますが、なかなか味があって良い音。

竹原ピストルさんはサウンドホールよりややブリッジ寄りで弾いている

ので音がシャープで固い感じ。実際、ストロークによるボディの傷も

ブリッジに近い側が削れています。

もう1本がFG200だとすると、こちらはFG180の後継機種でありながら、

あまり評価されていないようで、中古市場でもそれほど高値で取引されて

いない様子。FG200もFG280も再評価されて価格が上がるかもしれませんね。