2012年12月10日
アントニオ猪木のテーマ「炎のファイター」について語るの巻
プロレスラー、アントニオ猪木さんの入場曲として
使用された曲、
アントニオ猪木のテーマ「炎のファイター」。
そのレコードを入手したのは1979年頃のことでした。
いとこが譲ってくれたのです。この時、既に廃盤状態
でしたのでラッキーでした。
このころ、この曲はシングルレコードが2種類が存在
していました。
「アリ、ボンバイエ、アリ、ボンバイエ」と歌われて
いるものと「イノキ、ボンバイエ、イノキ、ボンバイエ」
と歌われているものの2種類。
入手する前から知っていましたが、この曲はは1976年
6月26日に行われた「アントニオ猪木対モハメド・アリ」
の異種格闘技戦の後に健闘を讃え、勝負に生きる男の
友情としてアントニオ猪木さんに贈られたアリの
テーマソングです。
元々はアリの自伝映画『アリ ザ・グレイテスト』で
使用された曲で、原題は「ALI BOM-BA-YE T」
であり、米・ニューヨークのファンクバンド、
Mandrill(マンドリル)の演奏による曲でした。
ちなみに【BOM-BA-YE】とはリンガラ語
(コンゴ民主共和国の言葉)の「Boma Ye(ボマ イェ)
=奴を殺せ」が起源だそうです。
(最近では、新日本プロレスの中邑真輔選手の膝蹴りに
この「ボマイエ」という名が付いていますね。)
では、その曲どうぞ。
Mandrill & Michael Masser - ALI BOM-BA-YE
https://youtu.be/2hNb2ZpYLuY?si=oBZOQId0QLcw9k8U
続いて「INOKI BOM-BA-YE」のほうですが、こちらは
その後に発売された、言わば、新録音。試合会場で
使用されている曲。
演奏はアントニオ猪木とザ・ファイターズとクレジット
されています。猪木さんは「ファイト!」の掛け声
部分だけのようですが、実際の入場で使用の曲は、
この部分がカットされています。
このレコード、B面では、当時夫人であった女優の
倍賞 美津子さんが、この「炎のファイター」の
メロディに乗せて、歌を歌っています。タイトルは
「いつも一緒に」。A面の曲とは別アレンジです。
炎のファイター/アントニオ猪木のテーマ
アントニオ猪木とザ・ファイターズ
https://youtu.be/BvmqYM1xpZA?si=EKh11WDGjWDwJHKq
さて、既に発売された2枚は入手したが、同じ時期に
アントニオ猪木のテーマとしてシングルがリリース
された。
「燃える闘魂PART1」(C/WはPART2)のタイトル
でした。
レフェリー、レッドシューズ・ズーガンが猪木さん
の腕を高々と挙げているジャケットに釣られて
買って聴いてみたら、それは「ALI BOM-BA-YE T」
と全く同じものでした。
そう、改題されて再発売されていたのです。
なんだかんだで同じ曲、3種を入手してしまいました。
【追記】
2022年8月1日にキングレコードからリリースされた
「NJPWグレイテストミュージック CLASSIC」に
アントニオ猪木とザ・ファイターズが演奏の
「炎のファイター」が収録されました。
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