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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年05月23日
A112・「病気を治す」より「未病を治す」
1、「未病」とは

病気になってしまってから治療を受けるより、日頃から健康に気をつけ、わずかな徴候も見逃さず、放置せず、未病のうちに治癒を心がけた方が良いことは、誰もが百も承知の事ですが、実際はそうは行かないのが辛いところです。

かくすれば 斯くなるものと 知りながら
かくはせずのが 世の人の常

一般に、発病してしまってからの治療に対する関心と比較して、未病を治すことへの意識・対応が低すぎ、その結果、現在多くの人が生活習慣病と言われる様々な症状などで辛い生活を余儀なくされているように思います。


例えば糖尿病では、高齢者が高い割合を占めていています。私がその一員で、この道20数年のベテランとなりました。

「未病」という言葉を使いました。

「未病」とは?
「自覚症状はないが検査では異常がある状態」と「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」を合わせて一般的に「未病」と言っているようで、
病気(既病)、即ち「自覚症状もあり検査でも異常が認められる状態」に対応して用いられます。

元々は中国の東洋医学用語で、「広辞林」「日本語大辞典」などには出ていませんので、まだ日本語にはなっていないようです。

中国漢方には「上工(優れた医者)は已病を治さず、未病を治す」(*)という格言があるそうです。
病気になる前の未病の状態で症状を発見して健康に戻していくことが大事だと改めて思わせられます。


(*)A067・「予防」で「治療」を無用にしたい
https://fanblogs.jp/hapise/archive/69/0 ご参照下さい

「未病を治す」! ひらたく言って、健康管理又は予防医学の一分野位に考えて、広く社会に認知され、実践され、定着することを願っています。その頃には、この言葉が、日本語の辞典に掲載されるようになるのではないでしょうか。

2、「未病を治す」を心がけたい

高齢者たる者の一人として、己の未病把握と無病化を心がけ、身体を動かし頭を連休させないように暮らしているつもりです。

それでも不幸にして体調を崩してしてしまったら、医療のお世話になるのでしょうが、家族の人生を損なうような介護・治療の行為は意に沿いません。

自然の成り行きに沿った介護医療制度であり、判断の基本には明日の日本を担う子供、若者、現役世代に重視を置く理念があって欲しい願っています。それを受け入れる社会であって欲しいと願っています。

たまたま、今は一病息災で、まあまあ元気であるからこの様なことを言えるのかも知れません。精神的にも、身体的にも、自分で自分をコントロール出来ない状態になってしまった場合はどうか?とは思いますが、願わくばその様な時でも、医療者も周囲も本人が自立できるように支援する存在であってほしいと思います。支援以上の事は望見たくありません。

年を重ねると身体機能が衰えるのは自然の成り行きです。人為的な過保護、延命は避けるべきだと思います。高齡者医療は自然の成り行きを尊重する医療であって欲しいと願っています。

よく耳にする「寝たきりは成るのではなく、寝たきりにされる」といわれる医療ではなく、「自立するように叱咤激励」する医療・リハビリ環境であっ欲しいと願っています。




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