2012年05月24日
A113・「未病を治す」〜幸せの青い鳥
1、「未病を治す」〜幸せの青い鳥
前回、「未病を治す」をテーマとしました。
病気になる前に、未病の段階で健康を取り戻すことが出来たなら、当人・家族の心身の負担、経済的な負担に苦しむことは回避出来ますし、そのことは即ち国の負担を軽減することでもあります。
大雑把に言って、現在の国民医療費(国民が1年間に使った医療費の総額)は38兆円
と推計されます。
生活習慣病を含めて、国民各自が「未病を治す」に徹し、政治行政で予防医療が強力に推進されるならば、現行の消費税を上回る額の歳費節減を見こみ得る事になりそうです。
前回、「未病を治す」をテーマとしました。
病気になる前に、未病の段階で健康を取り戻すことが出来たなら、当人・家族の心身の負担、経済的な負担に苦しむことは回避出来ますし、そのことは即ち国の負担を軽減することでもあります。
大雑把に言って、現在の国民医療費(国民が1年間に使った医療費の総額)は38兆円
と推計されます。
生活習慣病を含めて、国民各自が「未病を治す」に徹し、政治行政で予防医療が強力に推進されるならば、現行の消費税を上回る額の歳費節減を見こみ得る事になりそうです。
2、医療費のあれこれ
以下に特徴的な数字を幾つか並べて見ます。
・国民医療費(国民が1年間に使った医療費の総額)は38兆円(2009年度約36兆より推計)、1人あたり医療費は年間30万円(2009年度28万2400円)
・年齢別では65歳以上が全体の55%強で推計21兆円。
・傷病分類別にみると、
「循環器系の疾患」が21%(一般診療費の内訳%ですが、仮に医療費総額にスライドすると約8兆円)で最も多く、
「新生物(がん)」が13%(同5兆円)
「呼吸器系の疾患」が8%(同3兆円)と続きます。
・国民医療費で目立って増えているのは、高齢者の医療費で、生活習慣病と関連の深いほとんどの項目で65歳以上の医療費が増加している。とのことです。
・糖尿病の医療費は約2兆円と集計されていますが、糖尿病合併症の医療費は含まれていないので、それらを含む糖尿病の医療費全体ではもっと多い額になります。
・何年か前、医療費が30兆円を超えた頃、大変だ大変だと宣伝されましたが、その頃
パチンコ産業の年間売り上げは国民総医療費と同じく30兆円、
葬式産業の売り上げは15兆円と言われていた由。
葬式に費やすお金がわが国の総医療費の半分と言う現実を私たちはどう考えたら良いでしょうか。
以降、医療費抑制策の決定打はなかったようで、2009年の集計は36兆円。上り止まっていないようです。
・医療費の財源は、患者本人が支払う医療費、国民が負担する保険料、事業主分担分、
国庫負担、地方自治体の負担分からなりますが、
高齢者医療制度などによる健康保険組合連合会全体の老人医療への拠出金増えて経常赤字増となって、そのツケがサラリーマンの保険料を引き上げとなって来ているとの話しもあります。
国民一人一人が「未病を治す」ことに本気で取り組むかどうかが、当人と家族だけに留まらず、国全体に類が及ぶことが分かります。
その規模なり、傾向なりを見てきました。
これらを知ると知らないとでは、日頃の生活意識が随分違って来るであろうと思っています。
(追記)ジャンル別のバックナンバータイトルを次回投稿欄に一覧しています。ご参照下さい。
タイトルをクリックいただくと各本文が開きます。
以下に特徴的な数字を幾つか並べて見ます。
・国民医療費(国民が1年間に使った医療費の総額)は38兆円(2009年度約36兆より推計)、1人あたり医療費は年間30万円(2009年度28万2400円)
・年齢別では65歳以上が全体の55%強で推計21兆円。
・傷病分類別にみると、
「循環器系の疾患」が21%(一般診療費の内訳%ですが、仮に医療費総額にスライドすると約8兆円)で最も多く、
「新生物(がん)」が13%(同5兆円)
「呼吸器系の疾患」が8%(同3兆円)と続きます。
・国民医療費で目立って増えているのは、高齢者の医療費で、生活習慣病と関連の深いほとんどの項目で65歳以上の医療費が増加している。とのことです。
・糖尿病の医療費は約2兆円と集計されていますが、糖尿病合併症の医療費は含まれていないので、それらを含む糖尿病の医療費全体ではもっと多い額になります。
・何年か前、医療費が30兆円を超えた頃、大変だ大変だと宣伝されましたが、その頃
パチンコ産業の年間売り上げは国民総医療費と同じく30兆円、
葬式産業の売り上げは15兆円と言われていた由。
葬式に費やすお金がわが国の総医療費の半分と言う現実を私たちはどう考えたら良いでしょうか。
以降、医療費抑制策の決定打はなかったようで、2009年の集計は36兆円。上り止まっていないようです。
・医療費の財源は、患者本人が支払う医療費、国民が負担する保険料、事業主分担分、
国庫負担、地方自治体の負担分からなりますが、
高齢者医療制度などによる健康保険組合連合会全体の老人医療への拠出金増えて経常赤字増となって、そのツケがサラリーマンの保険料を引き上げとなって来ているとの話しもあります。
国民一人一人が「未病を治す」ことに本気で取り組むかどうかが、当人と家族だけに留まらず、国全体に類が及ぶことが分かります。
その規模なり、傾向なりを見てきました。
これらを知ると知らないとでは、日頃の生活意識が随分違って来るであろうと思っています。
(追記)ジャンル別のバックナンバータイトルを次回投稿欄に一覧しています。ご参照下さい。
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