人間は生活する上で必要な外部情報の8割を視覚に頼っているといわれ、目の健康は何よりも大切です。しかし、パソコンや携帯電話の普及など高度情報化社会の進展に伴って目を酷使する機会が増え ドライアイや眼精疲労など目の健康にさまざまな影響を及ぼしていることも事実。そこで目の健康をテーマにドライアイを中心に特集しました。
「目のかすみ」 「目の疲れ」 を訴える人が急増
Q1.現代人の目を取り巻く環境は?
A.パソコンやインターネット、大型液晶テレビ、携帯電話などが急速に普及したことに伴い、現代人の目を取り巻く環境は大きく変化しています。
カラーディスプレイの画面を見つめていると、まばたきの回数が減り、涙が蒸発しやすくなるといわれています。環境の変化だけでなく、涙の分泌量も年齢とともに減少しており、「目のしょぼつき」などを伴う「目のかすみ」「目の疲れ」を訴える人が増えています。
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ドライアイ患者は全国で約800万人
Q2.現代人に最近、増えている「ドライアイ」とはどのような病気ですか?
A.疲れ目などの原因として最近、注目されているのが目の乾きやドライアイ。
目が疲れやすいのは目を使い過ぎたためばかりではなく、もしかするとドライアイという病気かもしれません。働く人の3割がドライアイに悩まされており、全国で800万人以上の患者が悩まされていると推定されているにもかかわらず、病気としての認識が低いのが現状です。
ドライアイの主な原因
- コンタクトレンズの間違った利用
- エアコンによる空気の乾き
- インターネット・パソコン等による目の酷使
- ストレス
- 読書
- 運転
- 加齢による涙の減少
目を酷使する環境で多くなる傾向に
Q3.なぜ、ドライアイになるのですか?
A.ドライアイは涙の量が減ったり、涙の成分が変化したりして、目が乾く症状で、目を酷使する環境で多くなる傾向にあり、誰にでも起こります。
目の疲れやかすみ、痛みなど、不快な目の症状の原因は60%がドライアイといわれています。
目の表面を乾燥から守る「涙」
Q4.涙にはどのような働きがありますか?
A.涙の主成分は水ですが、実はムチン層、水、油層の順に3層構造からなる薄い膜として、角膜の表面を覆って目を守っています。角膜と水との間にある「ムチン」は糊のような成分で、目の表面から水が重力で流れ落ちるのを防いでいます。また油分は水の蒸発を防ぐ役割があります。さらに涙には細菌やウイルスを殺したり、ゴミなどの異物を流したり、目の表面(角膜)に栄養を補給したりする重要な働きがあります。
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