いつものように駆け込んだ満員電車で突然起こる、激しい不安感。息ができなくなるほど苦しくなり、心臓はバクバク。ところが電車を降りてしまえばケロリ。心配になって検査をうけても異常はなし……。
近頃メディアでも耳にする、「パニック障害」というワード。今や10人にひとりは起こるといわれる心のトラブルです。美容家のIKKOさんやアーティストの星野源さんなど、芸能人でも経験している方は意外に多め。また、20〜30代女性によく見られるトラブルでもあります。
発作の後は何事もなかったかのように体調が戻るため、「気のせいだろう」と思ってしまう人もいるかもしれません。でも、そのままにしておくと、再びパニック状態に陥ってしまうのではないかと電車に乗れなくなってしまったり、外出するのが怖くなってしまったりすることもあります。治療には長時間かけて取り組む必要があるため、気になる場合は早めにケアをしたいものです。
現在、はっきりとした原因はわかっていませんが、オーソモレキュラーでは栄養が関係していると考えられています。
栄養素は心の材料、なのに8割の人が鉄不足
うれしい、楽しい、あるいは悲しいといった感情が生まれているとき、私たちの頭の中では、細胞が神経伝達物質というホルモンを出し合い、情報を伝え合っています。例えばワクワクした気持ちや快活さに関係するドーパミン、やる気や意欲をつかさどるノルアドレナリン、幸せな気持ちを生み出すセロトニン、といった具合。
これらの物質を作っているのは、そう、日頃私たちが口にしている食べ物。なかでも重要な役割を果たしているのは鉄、ビタミンB群、そして細胞やホルモンづくりの土台となるタンパク質となります。しかし、こうした栄養素が体の中で足りなくなってくると、その時に必要な心のタネを作り出すことが難しくなります。
なかでも特に不足しがちなのが鉄。女性は毎月の生理で鉄を失ううえ、出産でも多くの鉄を失いやすいのです。8割の女性は鉄不足とも言われている現在、「パンや甘いものが好き」「肉は食べない」「野菜中心の食事をしている」という人はちょっと気になります。
おかずでお腹いっぱい、くらいの気持ちで肉・魚を
タンパクやビタミンB群、鉄を補給したいなら、肉や魚、卵をたっぷり、しっかり摂りましょう。ご飯ではなくおかずでお腹をいっぱいにするくらいの気持ちで。
特にレバーや牛肉、羊肉など赤身の肉、カツオは鉄が多め。 ほうれん草など植物性の食べ物から鉄を取るなら、肉や魚と一緒にとると、吸収率はぐっと上がります。
意外に多いのが、玄米と一緒に食べている人。玄米に含まれるフィチン酸や食物繊維が、ミネラルの吸収の邪魔をしてしまうのです。
もし玄米を食べたいなら、レバーなど動物性の食材から鉄を取るのがコツです。 サプリメントを使うのも有効です。その場合は質のよいもの、人間の身体と親和性が高いヘム鉄をチョイスするのもおすすめ。
鉄が満たされてくるとメンタルが安定してくるため、心が落ち着くのはもちろん、集中力が上がったり、さらには血色がよくなったり、冷え性が解消されたりなど、いいことづくめです。食事を意識するのは、気軽に始めやすいメンタル&ヘルスケア法と言えると思います。
毎日を楽しく過ごすには、体はもちろん、心も機嫌よくいることが不可欠。気になる人は、普段口にしている食べ物を思い出してみることから、はじめてみませんか。
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