映えある1位に輝いたのは、第3世代に進化したフルサイズαのスタンダードモデル「α7 III」でした。総投票件数3,893件のうち、約43%もの支持を集めています。本年話題をさらったキヤノン、ニコンのフルサイズ機を制しての堂々たる1位獲得、おめでとうございます!
本機は、有効約2,420万画素の35mm判フルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載した機種。フラッグシップモデルの「α9」と、高解像度モデルの「α7R III」の基本仕様やカスタマイズ性を取り入れたモデルです。「従来のベーシックの概念を打ち破る(高い水準の機能・性能を持つ)ベーシックモデル」と同社がいうように、このバランスの良さが高い支持を得た理由だといえそうです。
ワンショットAF時の連写性能は最高約10コマ/秒で、キヤノンEOS Rの約8コマ/秒と同画素数のニコンZ 6の約5.5コマ/秒(拡張時は約12コマ/秒)より優位に立っています。
前述した2機にもそれぞれ搭載されている、ボディ内手ブレ補正や瞳AFといった魅力もさることながら、システムとして順調に育ってきたこともあり、レンズラインナップも豊富という利点も大きな魅力となっているといえそうです。純正以外にもサードパーティー製レンズが使える点や、SIGMA「MC-11」を介してEFマウントレンズが使える点も複数マウント使用者にとっては嬉しいポイント。
追撃、猛攻をかけるキヤノンとニコンに対して、先行者としてのアドバンテージを発揮する結果となりました。ただ、まだまだ始まったばかりの戦国時代、次代も覇権を握り続けることができるか、来年もひじょうに楽しみな年になりそうです。
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