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2019年07月02日

リーマンショック以降、不要に

リーマンショック以降、不要になった金製品やプラチナ製品をお売り下さいという内容の宣伝を街中でもよく見かけるようになりました。


ネット上でも至るところに広告が出ている印象ですし、「金製品 買取」や「プラチナ 買取」といった言葉で検索したら、多くのヒットがあり、いかにそういうお店が多いか思い知らされます。


どうせ不要の品物を売るのなら、お店選びにまでこだわる必要はないと感じるかもしれませんが、相場の上下によって買取額が大きく変わるのが金買取というものですから、相場の変動を確認しておき、高くなった時に売るのが賢いといえます。


ここ数年、金の市場価値が上がり続けているようなので、買取に出す場合も多いでしょう。


金を売却した際には、原則としては、確定申告が必要なケースが出てきます。


金の売却によって生じた利益(売却額から購入時の価格や雑費を引いたもの)は、給与取得者であれば原則的には譲渡所得として扱われますが、インゴットなどの地金の売却であれば、50万円までは控除されて非課税になります。


色々と複雑な計算はありますが、要約すると、50万円以下の譲渡所得であれば税金はかかりません。


また、年収2000万以下のサラリーマンでその他の所得も20万円以内なら、確定申告も必要ありません。


もう使っていない金製品などの売却時には、以下の内容を頭に入れておいてください。


同量の金を買取に出す場合でも、どの店舗を利用するかで、諸々の手数料などを差し引かれた上での買取代金はそれぞれ異なっていることです。


ですから、店舗ごとの買取価格やその他の条件をネットで調べて、どの店に売却するか色々な情報を総動員して判断しましょう。


ともに高級品として知られる金とプラチナですが、どちらが高価かはあまり知られていないのではないでしょうか。


プラチナの方が原則的には高価です。


百年ほど前は今よりもっと顕著でした。


それには、レアメタルの中でも突出している希少性の高さを抜きにしては語れません。


プラチナは南アフリカやロシアのごく限られた地域でしか産出されないのです。


金とプラチナは、いずれも安定した分子構造を持ち決して経年劣化がないので、世界のどこでも通用する価値を持っていますが、有史以前から現在まででオリンピックプール3倍分(金の場合)に過ぎないという、圧倒的な流通量の少なさが、1グラム5000円を超えるほどの高値の理由になっています。


多くの資産がある方は、なるべく形をバラけさせておきたいものです。


よく見聞きするのは、総資産の10%から15%を金に変えて持っておくスタイルです。


ここで注意しなければならないのは、果たしてどこで金を買えばいいのかという情報です。


金を買ってみるのも悪くないなとお思いの方は、店ごとに価格が異なりますので、その日の金単価をサイトなどに載せている、ちゃんとした信頼のある店舗で買うようにするといいでしょう。


買った時の店がちゃんとしていれば、逆に売る時も贋物の心配などと無縁で済みます。
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