2019年11月05日
プライヤーレンチの話
プライヤーの様に咥えることができて、レンチの様にナットを掴めて回せる。時には小さな万力の様に使える。そんな挟み系の工具がクニペックス 社のプライヤーレンチです。
1本あると、アイデア次第でたくさんの使い方ができます。今回は そんなプライヤーレンチの紹介です。
『掴みの特徴』
プライヤーレンチの顎は、普通のプライヤーの様にギザギザではなく、平たいので、 傷つけたくないものを掴むのに向いています。
ナットをプライヤーで握ってしまうと、ギザギザの顎で 傷ついてしまいますが、そんな心配が無く使えます。
しかも、ハンドルを握る時、顎が平行に動いて閉まるので、その握る力が逃げにくいのです。
ピンを真っ直ぐに押し込みたい様な作業にも向いています。
例えば、自転車のチェーンを繋ぐ時など、チェーンカッターで最初から繋ごうとするよりも、最初にピンを少し押し込んでおくと、その後の作業がスムーズになります。その最初のピンを押し込んでおく作業などに使えます。
しかも咥え口が平たく平行なので、歪んだワッシャーなどを修正するのにも使えます。薄い金属板でしたら挟んで握るだけでプレスされ歪みを修正できます。
『モンキーレンチとの違い』
モンキーレンチは顎を好きな幅に開いて固定します。ナットを回す時、ナットを咥え込み固定するので、ナットにカッチリと固定されます。そのため締め直す時は、顎を開きなおさないといけません。その作業が意外と煩わしかったりします。モンキーレンチでナットを締める作業をしたことがある方はこの煩わしさがわかるのではないでしょうか?
顎の開きを調整するときも、モンキーレンチはウォームギアというネジ状の部分を回し込んで動かしてますが、プライヤーレンチは突起部を押してずらすだけですので 素早く顎を開くことができます。
プライヤーレンチは顎の幅を決める時、ハンドルを握った時にナットをキチンと掴める幅に合わせます。そのためハンドルを開くと顎も自然に開くことになるので、慣れてくると顎部を開いたり閉じたりラチェットレンチの様にスムーズに扱うことができる様になるので作業性があがります。
『使い勝手のまとめ』
キッチリと顎を固定してナットを締める又は押さえるがよい状況であれば、モンキーレンチの方が良いと思います。
プライヤーレンチは、顎の開閉が素早くできる。顎部にギザギザが無いので、掴むものを傷つけにくい。
顎が平行に動くので、握る力が逃げにくい。
工具はどれが優れているというよりも、状況に応じてどんな工具が向いているのかで使い分けるのが作業性の向上につながりますね。
サイズは顎の開き幅によって数種類あります。
・8603-125 全長125mm 最大開口幅23mm
・8603-150 全長150mm 最大開口幅27mm
・8603-180 全長180mm 最大開口幅35mm(写真に使われているのはこのサイズです)
・8603-250 全長250mm 最大開口幅46mm
・8603-300 全長300mm 最大開口幅60mm
・8603-400 全長400mm 最大開口幅85mm
1本あると、アイデア次第でたくさんの使い方ができます。今回は そんなプライヤーレンチの紹介です。
『掴みの特徴』
プライヤーレンチの顎は、普通のプライヤーの様にギザギザではなく、平たいので、 傷つけたくないものを掴むのに向いています。
ナットをプライヤーで握ってしまうと、ギザギザの顎で 傷ついてしまいますが、そんな心配が無く使えます。
しかも、ハンドルを握る時、顎が平行に動いて閉まるので、その握る力が逃げにくいのです。
ピンを真っ直ぐに押し込みたい様な作業にも向いています。
例えば、自転車のチェーンを繋ぐ時など、チェーンカッターで最初から繋ごうとするよりも、最初にピンを少し押し込んでおくと、その後の作業がスムーズになります。その最初のピンを押し込んでおく作業などに使えます。
しかも咥え口が平たく平行なので、歪んだワッシャーなどを修正するのにも使えます。薄い金属板でしたら挟んで握るだけでプレスされ歪みを修正できます。
『モンキーレンチとの違い』
モンキーレンチは顎を好きな幅に開いて固定します。ナットを回す時、ナットを咥え込み固定するので、ナットにカッチリと固定されます。そのため締め直す時は、顎を開きなおさないといけません。その作業が意外と煩わしかったりします。モンキーレンチでナットを締める作業をしたことがある方はこの煩わしさがわかるのではないでしょうか?
顎の開きを調整するときも、モンキーレンチはウォームギアというネジ状の部分を回し込んで動かしてますが、プライヤーレンチは突起部を押してずらすだけですので 素早く顎を開くことができます。
プライヤーレンチは顎の幅を決める時、ハンドルを握った時にナットをキチンと掴める幅に合わせます。そのためハンドルを開くと顎も自然に開くことになるので、慣れてくると顎部を開いたり閉じたりラチェットレンチの様にスムーズに扱うことができる様になるので作業性があがります。
『使い勝手のまとめ』
キッチリと顎を固定してナットを締める又は押さえるがよい状況であれば、モンキーレンチの方が良いと思います。
プライヤーレンチは、顎の開閉が素早くできる。顎部にギザギザが無いので、掴むものを傷つけにくい。
顎が平行に動くので、握る力が逃げにくい。
工具はどれが優れているというよりも、状況に応じてどんな工具が向いているのかで使い分けるのが作業性の向上につながりますね。
サイズは顎の開き幅によって数種類あります。
・8603-125 全長125mm 最大開口幅23mm
・8603-150 全長150mm 最大開口幅27mm
・8603-180 全長180mm 最大開口幅35mm(写真に使われているのはこのサイズです)
・8603-250 全長250mm 最大開口幅46mm
・8603-300 全長300mm 最大開口幅60mm
・8603-400 全長400mm 最大開口幅85mm
KNIPEX社 クニペックス プライヤーレンチ 400mm 8603400《※画像はイメージです。実際の商品とは異なります》 |
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