コセカントとセカントを足してみます
今回は y = cscx + secx という関数をベースにします。
csc, sec はコセカント、セカントの略で、
cscx = 1/sinx, secx = 1/cosx
によって定義されています。要するに sin と cos の逆数です。この2つの関数を加えると、とても興味深いグラフが描かれます。
x ≦ 0 と 0 ≦ x では全く異なる様子を見せますね。
この関数は x = 0 を境に完全に分離していますが、cscx に x をかけて
y = x cscx + secx
としてみると ......
原点で接続されます。でも secx に x をかけて
y = cscx + x secx
としてみると ......
こちらは分離されてしまっています。csc を x で割って
y = cscx/x + secx
という関数を定義してグラフを描いてみると ......
同じ形が左右に並びましたね。
cscx と secx の組合せにはまだまだ色々な可能性がありそうです。