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2017年03月02日

振動数列となる漸化式 f(n + 3) = f(n + 2) − f(n)

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振動数列になるような漸化式


 f(1) = 0, f(2) = 1, f(3) = 1 として3項間の漸化式

f(n + 3) = f(n + 2) − f(n)

によって定義される数列を考えます。具体的に書くと

   f(4) = f(3) − f(1) = 1
   f(5) = f(4) − f(2) = 0
   f(6) = f(5) − f(3) = −1
   ・・・・・・・・・

のようになります。さて、この数列を横軸に n, 縦軸に f(n) をとって図示すると面白い形が現れます。

 @振動数列.gif

 数列の各点を滑らかな線で結ぶと、f(n) は次第に振幅を増加させる振動関数のようになっているのです。漸化式の形が少しでも変わるとグラフの様子は一変します。今度は

f(n + 3) = f(n + 2) − f(n)/2

という数列を図示してみましょう。

 A減衰振動数列.gif

 今度は振幅自体がとても小さくなったうえに、減衰振動関数となりました。さらに

f(n + 3) = f(n + 2)/2 + f(n + 1) − f(n)

で定義される数列のグラフを描いてみると ......

 B正負反転行列.gif

 正負の符号が交互に反転するグラフとなりました。
 皆さんも何か面白い数列を見つけたらコメントください。
   
posted by Blog Cat at 14:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | 数列
この記事へのコメント
An+2=log(An+1・An)とか面白いですよ。WolframAlphaっていうアプリで検索してみたら不規則なグラフが出てきました。あとそれでカンタンな問題も作れますよ。
Posted by フェルマータ at 2023年05月15日 00:46
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