[映画] キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男|Kill the Irishman|作品情報|レイ・スティーヴンソン/ヴァル・キルマー/クリストファー・ウォーケン/ヴィンセント・ドノフリオ/ローラ・ラムジー
キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男
Kill the Irishman
year | 2011 |
genre | 伝記(クライム) |
country | アメリカ |
runtime | 106分 |
site | Official (海外) |
rating | − |
production | Anchor Bay Films etc・・・ |
Introduction
実在したマフィア、"ダニー・グリーン"の映画のような波乱な人生を描いたギャング伝記。
■ダニエル・ジョン・パトリック“ダニー”グリーン(1933年11月9日〜1977年10月6日)
実在したアイルランド系アメリカ人で、地元のオハイオ州クリーブランドのマフィア、ジョン・ナルディの仲間であった。 1970年代には地元のイタリアンマフィアと抗争し、世間の注目を集めた。 1976年には夏だけで36回以上の爆破事件が起きており、この抗争がもとで全米のイタリアンマフィアは壊滅的打撃を受けた。
映画の中では非常なギャングではなく、仲間や家族を想う人間味溢れる人物として描かれています。 事実そういう人柄であったという文献もありますが、実際は分かりません。 クリーブランドでのイタリアンマフィアとの争いは有名な抗争事件なので、米サイト「crimelibrary」に詳細があります。
ダニー・グリーン(crimelibrary) ※英語
"ダニー・グリーン"を演じたレイ・スティーヴンソン、自身がアイルランド系ですし顔も"ダニー・グリーン"っぽい、何より目力ありますね。 それとクリストファー・ウォーケンとヴィンセント・ドノフリオの2人がいい。 もう70歳になろうクリストファー・ウォーケン、ますます味が出てますね。 史実では"ダニー・グリーン"の盟友とされている"ジョン・ナルディ"にはヴィンセント・ドノフリオ。 強烈なインパクトがあるわけではありませんが、かえって真実味を感じさせてくれます。
史実に基づいてというのもありますが、映画自体の雰囲気やテンポも悪くないです。 途中々に挿入されている、当時のニュースや再現シーンがまたリアルさを増幅させています。 多々あるギャング映画の中でも忘れられない作品です。 監督・脚本はジョナサン・ヘンズリー、出演はレイ・スティーヴンソン、ヴァル・キルマー、クリストファー・ウォーケン、ヴィニー・ジョーンズ、トニー・ロー・ビアンコ、ローラ・ラムジー、ヴィンセント・ドノフリオ、他。
脚本家としては超有名なジョナサン・ヘンズリー。執筆した脚本としては『ダイ・ハード3』、『ジュマンジ』、『セイント』、『NEXT -ネクスト-』そして製作総指揮もつとめた『アルマゲドン』などがあります。
最近活躍が目覚しいレイ・スティーヴンソン。 最近の出演作は『ザ・ウォーカー』、『マイティ・ソー』、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』などがあります。 2013年6月に日本公開が予定されている『G.I.ジョー バック2リベンジ』にも出演しています。
ヴィンセント・ドノフリオの出演作には『フルメタル・ジャケット』、『マルコムX』、『ザ・セル』など(他多数)があります。 今後も出演作が多数予定されていますが、目立つところは『The Tomb』(2013年9月全米公開予定)と『Pawn Shop Chronicles』(2013年全米公開予定)でしょう。 『The Tomb』は『1408号室』や『ザ・ライト エクソシストの真実』のミカエル・ハフストローム監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローン、サム・ニール、ヴィニー・ジョーンズ、50セント、ジェームズ・カヴィーゼル出演のアクション。 『Pawn Shop Chronicles』はイライジャ・ウッド、ポール・ウォーカー、ブレンダン・フレイザー、マット・ディロン、アシュリー・シンプソン出演のアクション。
■ダニエル・ジョン・パトリック“ダニー”グリーン(1933年11月9日〜1977年10月6日)
実在したアイルランド系アメリカ人で、地元のオハイオ州クリーブランドのマフィア、ジョン・ナルディの仲間であった。 1970年代には地元のイタリアンマフィアと抗争し、世間の注目を集めた。 1976年には夏だけで36回以上の爆破事件が起きており、この抗争がもとで全米のイタリアンマフィアは壊滅的打撃を受けた。
映画の中では非常なギャングではなく、仲間や家族を想う人間味溢れる人物として描かれています。 事実そういう人柄であったという文献もありますが、実際は分かりません。 クリーブランドでのイタリアンマフィアとの争いは有名な抗争事件なので、米サイト「crimelibrary」に詳細があります。
ダニー・グリーン(crimelibrary) ※英語
"ダニー・グリーン"を演じたレイ・スティーヴンソン、自身がアイルランド系ですし顔も"ダニー・グリーン"っぽい、何より目力ありますね。 それとクリストファー・ウォーケンとヴィンセント・ドノフリオの2人がいい。 もう70歳になろうクリストファー・ウォーケン、ますます味が出てますね。 史実では"ダニー・グリーン"の盟友とされている"ジョン・ナルディ"にはヴィンセント・ドノフリオ。 強烈なインパクトがあるわけではありませんが、かえって真実味を感じさせてくれます。
史実に基づいてというのもありますが、映画自体の雰囲気やテンポも悪くないです。 途中々に挿入されている、当時のニュースや再現シーンがまたリアルさを増幅させています。 多々あるギャング映画の中でも忘れられない作品です。 監督・脚本はジョナサン・ヘンズリー、出演はレイ・スティーヴンソン、ヴァル・キルマー、クリストファー・ウォーケン、ヴィニー・ジョーンズ、トニー・ロー・ビアンコ、ローラ・ラムジー、ヴィンセント・ドノフリオ、他。
脚本家としては超有名なジョナサン・ヘンズリー。執筆した脚本としては『ダイ・ハード3』、『ジュマンジ』、『セイント』、『NEXT -ネクスト-』そして製作総指揮もつとめた『アルマゲドン』などがあります。
最近活躍が目覚しいレイ・スティーヴンソン。 最近の出演作は『ザ・ウォーカー』、『マイティ・ソー』、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』などがあります。 2013年6月に日本公開が予定されている『G.I.ジョー バック2リベンジ』にも出演しています。
ヴィンセント・ドノフリオの出演作には『フルメタル・ジャケット』、『マルコムX』、『ザ・セル』など(他多数)があります。 今後も出演作が多数予定されていますが、目立つところは『The Tomb』(2013年9月全米公開予定)と『Pawn Shop Chronicles』(2013年全米公開予定)でしょう。 『The Tomb』は『1408号室』や『ザ・ライト エクソシストの真実』のミカエル・ハフストローム監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローン、サム・ニール、ヴィニー・ジョーンズ、50セント、ジェームズ・カヴィーゼル出演のアクション。 『Pawn Shop Chronicles』はイライジャ・ウッド、ポール・ウォーカー、ブレンダン・フレイザー、マット・ディロン、アシュリー・シンプソン出演のアクション。
Storyline
ダニーには親がなく祖父によって育てられた。 運動神経は抜群だったが勉強はからっきし、青年期はビリーと喧嘩に明け暮れて育った。 1960年、成長し港湾での仕事を始めたダニーは、仲間からの信頼も厚く、港湾組合長にまでなった。 しかし、幼馴染のアートがギャンブルで"組合"(マフィア)から借金をしてしまう。 ダニーは港のコンテナの中にある商品を"組合"に横流しすることで、アートの借金にけりをつけ、アートにもうギャンブルはやらないと誓わせるのだった。 しかし、そこからダニーと"組合"のつながりが始まった。
ダニーは"組合"のボスであるジョンとつるみ荒稼ぎした。 しかし、新聞にそのことを書かれたため警察に捕まってしまう。 ダニーは警察にオハイオ州北部のマフィアの情報を流すということで釈放されるが、組合長の仕事を失ってしまう。 家族を養うため、ジョンの紹介で"組合"の幹部であるションドーのもとで借金の取り立て屋を始めた。 ダニーはそこでも頭角をあらわし、力を見せ付けた。 ジョンはダニーとともに、同じマフィア組織のジャック・リカヴォリが治める"組合"を訪ねた。 そしてリカヴォリたちのしのぎの一つである、ごみ回収業者の"組合"への取り込みを手伝わせてくれと頼んだ。
ダニーはこの仕事を成功させるため、キース・リットンという男を仲間にして動き出した。 しかしゴミ回収業者の中に、知り合いのマイク・フラートという男がおり、フラートはようやく自分で立ち上げた事業を"組合"なんかに組み込まれてたまるかと猛反発するのだった。 そのことをリカヴォリに伝えるが、リカヴォリは受け入れてくれず、気まずい雰囲気となる。 ジョンも時には汚いこともやらないといけないといい、フラートの始末するようダニーに告げるのだった。 ダニーも仕方ないと腹をくくり、爆弾で始末する計画を立てる。 しかしそんな時、アートがギャンブルで警察に捕まってしまった。 ダニーはアートが警察に自分たちのことを売ると考え、仕方なく始末することを決意する。
1971年10月31日、アートにフラートの車に爆弾を仕掛ける作業をアートにやらせた。 そしてアートが爆弾を取り付け中に起爆し、始末したのだった。 翌日、車を爆破されたフラートが怒り、ダニーに発砲するが、ダニーに返り討ちにされ死亡する。 またこの頃、ダニーの妻ジョーンは子供たちを連れ家を出て行くのだった・・・・・。
ダニーは"組合"のボスであるジョンとつるみ荒稼ぎした。 しかし、新聞にそのことを書かれたため警察に捕まってしまう。 ダニーは警察にオハイオ州北部のマフィアの情報を流すということで釈放されるが、組合長の仕事を失ってしまう。 家族を養うため、ジョンの紹介で"組合"の幹部であるションドーのもとで借金の取り立て屋を始めた。 ダニーはそこでも頭角をあらわし、力を見せ付けた。 ジョンはダニーとともに、同じマフィア組織のジャック・リカヴォリが治める"組合"を訪ねた。 そしてリカヴォリたちのしのぎの一つである、ごみ回収業者の"組合"への取り込みを手伝わせてくれと頼んだ。
ダニーはこの仕事を成功させるため、キース・リットンという男を仲間にして動き出した。 しかしゴミ回収業者の中に、知り合いのマイク・フラートという男がおり、フラートはようやく自分で立ち上げた事業を"組合"なんかに組み込まれてたまるかと猛反発するのだった。 そのことをリカヴォリに伝えるが、リカヴォリは受け入れてくれず、気まずい雰囲気となる。 ジョンも時には汚いこともやらないといけないといい、フラートの始末するようダニーに告げるのだった。 ダニーも仕方ないと腹をくくり、爆弾で始末する計画を立てる。 しかしそんな時、アートがギャンブルで警察に捕まってしまった。 ダニーはアートが警察に自分たちのことを売ると考え、仕方なく始末することを決意する。
1971年10月31日、アートにフラートの車に爆弾を仕掛ける作業をアートにやらせた。 そしてアートが爆弾を取り付け中に起爆し、始末したのだった。 翌日、車を爆破されたフラートが怒り、ダニーに発砲するが、ダニーに返り討ちにされ死亡する。 またこの頃、ダニーの妻ジョーンは子供たちを連れ家を出て行くのだった・・・・・。
more・・・
!!注意!! 〓ネタバレのストーリーライン〓
それから4年後・・・・・
この頃のダニーは地元で名士として通っていた。 自分の金で教育基金を立ち上げ、孤児を学校に通わせ、貧しい家庭を支援していた。 そしてダニーはションドーにレストランを開業する計画を打ち明けるのだった。 ションドーはニューヨークの大物マフィアのガンビーノに投資させるように取り計らうと約束した。 またこの頃、ダニーは街の生鮮食品市場で働くエリーという若い女に惹かれ付き合い始める。
数日後、ションドーからガンビーノに送った使いが金を持ったまま警察にパクられたことを聞く。 そしてションドーはお前のために借りた金だからお前が返せと、ダニーに言うのだった。 ダニーは冗談じゃないとそれを突きはね、ションドーと仲違いとなるのだった。 ションドーはダニーの首に多額の賞金を賭け、ダニーの始末に乗り出した。 1975年、ジョンと昼食を食べ車で帰る途中、車が爆発するが、ダニーはいち早く気づき難を逃れた。 ダニーも黙っておらず、ションドーを見張り、街に現れた時、車に爆弾を仕掛け、ションドーを始末したのだった。
この頃、クリーブランドを仕切っているマフィアのボス、スカリッシュが死に、後継にはリカヴォリが有力視された。 リカヴォリはションドーの後釜にダニーを座らせようとしたが、ダニーはもうこれ以上言いなりにはならないと、きっぱりと断った。 ダニーは家を爆破され、外に出れば狙撃されと、頻繁に狙われた。 だがジョンがダニーの仲間になり、ここからリカヴォリとダニーの壮絶な戦争が始まり、爆弾に銃撃とクリーブランドは荒れていった。
1976年の夏だけで、市内で36件もの爆破事件が起こった。 しかしダニーはしぶとく、中々ダニーを始末できないリカヴォリはニューヨークのマフィアに泣きつくのだった。 相談を受けたニューヨークマフィアのトニーはレイというマフィアお抱えの殺し屋を呼んだ。 レイは狙ったら必ず仕留めると誰もが認めるヒットマンだった。 レイはまずダニーの仲間の始末に取り掛かった。 まずキースがやられ、続いてジョンも車に爆弾を仕掛けられ殺された。 そして幼馴染のビリーもやられ、ダニーは一人となった。
1977年10月6日、ダニーは歯医者に出かけた。 レイはこのことを電話の盗聴で事前に掴んでいた。 そして歯医者から出て、駐車場に停めてあった自分の車に行くと、隣に停めてあった車が爆発した。 この時44歳であった。
(映画では駐車場で地元の子供達と会話し、一人の子供に隣人のMrs.オキーフからもらった金のロザリオをあげる様子が脚色されている。 実際にはダニーが車に近づいた途端に爆発したらしい)
ダニーを始末したレイはその後、態度がでかくなりマフィアから見放された。 警察に捕まった際にマフィアへの腹いせに、マフィアの情報を全部ぶちまけた。 これによりかなりのマフィアが摘発され、また組織自体が壊滅へと追いやられていった。 その後もイタリアンマフィアの復興はされていないという・・・・・
End
それから4年後・・・・・
この頃のダニーは地元で名士として通っていた。 自分の金で教育基金を立ち上げ、孤児を学校に通わせ、貧しい家庭を支援していた。 そしてダニーはションドーにレストランを開業する計画を打ち明けるのだった。 ションドーはニューヨークの大物マフィアのガンビーノに投資させるように取り計らうと約束した。 またこの頃、ダニーは街の生鮮食品市場で働くエリーという若い女に惹かれ付き合い始める。
数日後、ションドーからガンビーノに送った使いが金を持ったまま警察にパクられたことを聞く。 そしてションドーはお前のために借りた金だからお前が返せと、ダニーに言うのだった。 ダニーは冗談じゃないとそれを突きはね、ションドーと仲違いとなるのだった。 ションドーはダニーの首に多額の賞金を賭け、ダニーの始末に乗り出した。 1975年、ジョンと昼食を食べ車で帰る途中、車が爆発するが、ダニーはいち早く気づき難を逃れた。 ダニーも黙っておらず、ションドーを見張り、街に現れた時、車に爆弾を仕掛け、ションドーを始末したのだった。
この頃、クリーブランドを仕切っているマフィアのボス、スカリッシュが死に、後継にはリカヴォリが有力視された。 リカヴォリはションドーの後釜にダニーを座らせようとしたが、ダニーはもうこれ以上言いなりにはならないと、きっぱりと断った。 ダニーは家を爆破され、外に出れば狙撃されと、頻繁に狙われた。 だがジョンがダニーの仲間になり、ここからリカヴォリとダニーの壮絶な戦争が始まり、爆弾に銃撃とクリーブランドは荒れていった。
1976年の夏だけで、市内で36件もの爆破事件が起こった。 しかしダニーはしぶとく、中々ダニーを始末できないリカヴォリはニューヨークのマフィアに泣きつくのだった。 相談を受けたニューヨークマフィアのトニーはレイというマフィアお抱えの殺し屋を呼んだ。 レイは狙ったら必ず仕留めると誰もが認めるヒットマンだった。 レイはまずダニーの仲間の始末に取り掛かった。 まずキースがやられ、続いてジョンも車に爆弾を仕掛けられ殺された。 そして幼馴染のビリーもやられ、ダニーは一人となった。
1977年10月6日、ダニーは歯医者に出かけた。 レイはこのことを電話の盗聴で事前に掴んでいた。 そして歯医者から出て、駐車場に停めてあった自分の車に行くと、隣に停めてあった車が爆発した。 この時44歳であった。
(映画では駐車場で地元の子供達と会話し、一人の子供に隣人のMrs.オキーフからもらった金のロザリオをあげる様子が脚色されている。 実際にはダニーが車に近づいた途端に爆発したらしい)
ダニーを始末したレイはその後、態度がでかくなりマフィアから見放された。 警察に捕まった際にマフィアへの腹いせに、マフィアの情報を全部ぶちまけた。 これによりかなりのマフィアが摘発され、また組織自体が壊滅へと追いやられていった。 その後もイタリアンマフィアの復興はされていないという・・・・・
End
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