[映画] デビルズ・ダブル ある影武者の物語|The Devil's Double|作品情報|ドミニク・クーパー/リュディビーヌ・サニエ/ラード・ラウィ/アムリタ・アチャリア/アンバー・ローズ・レヴァ
デビルズ・ダブル ある影武者の物語
The Devil's Double
year | 2011 |
genre | サスペンス(伝記) |
country | ベルギー|オランダ |
runtime | 109分 |
site | 公式サイト |
rating | R18+ |
production | Corrino Media Corporation Corsan|Staccato Films |
Introduction
サッダーム・フセインの長男、ウダイ・サッダーム・フセイン。 そのウダイの影武者として実在、現在も存命であるラティフ・ヤヒアの自伝書をベースにしてつくられた衝撃作。 すごい内容の映画です・・・・・久々のR18+がついた劇場公開作品だけあります。
日本でも2012年1月13日より劇場公開され、ラティフ・ヤヒア本人もPRのため日本を訪れ、取材に対し1987年〜1991年の4年間、"影武者"としてウダイの傍にいたことを赤裸々に語っています。 その中には「自分手で殺してやりたかった」というコメントもあります。
主役を演じたのはドミニク・クーパー。 影武者"ラティフ"と歪んだ王子"ウダイ"の2役を見事に分け演じきっています。 観ていても顔は一緒なのに別人に見えます。
ウダイは史実でも悪徳非道、権力を私利私欲のために使い、実の父であるフセインすら手をやいた男、そんなウダイの所業が史実になぞらえて映画で描かれます(もちろん脚色してありますが)。 ウダイに関しての文献や記事を読むと、改めてこの映画のきわどさが思い知らされます。 ウダイは2003年7月22日に米軍による攻撃により、弟クサイとともに死亡しています。
監督はリー・タマホリ、出演はドミニク・クーパー、リュディビーヌ・サニエ、ラード・ラウィ、アムリタ・アチャリア、アンバー・ローズ・レヴァ、他。
監督はニュージーランドのリー・タマホリ。 モーガン・フリーマン主演のサスペンス『スパイダー』(2001)やシリーズ20作目にあたる『『007 ダイ・アナザー・デイ』、ニコラス・ケイジの『NEXT』(2007)などの監督です。
ドミニク・クーパーはイギリスの俳優で、出演作としては『17歳の肖像』(2009)や『キャプテン・アメリカ』(2011)などが有名。 最近の出演作には日本でも2012年11月1日より公開された『リンカーン/秘密の書』があります。 今後の予定としては、コリン・ファレル、ノオミ・ラパス出演の『Dead Man Down』(2013年3月全米公開予定)、サミュエル・L・ジャクソンと共演するクライムサスペンス『Reasonable Doubt』(2013)などに出演しています。
ウダイの女を演じたのはフランスのリュディビーヌ・サニエ。 2003年のフランス、イギリス映画『スイミング・プール』で裸でプールを泳ぐ"ジュリー"を演じた子です。 なんかかなり老けた感じに見えましたがまだ33歳、相変わらずセクシーです。 今後はフランス映画への出演が続くようです。
日本でも2012年1月13日より劇場公開され、ラティフ・ヤヒア本人もPRのため日本を訪れ、取材に対し1987年〜1991年の4年間、"影武者"としてウダイの傍にいたことを赤裸々に語っています。 その中には「自分手で殺してやりたかった」というコメントもあります。
主役を演じたのはドミニク・クーパー。 影武者"ラティフ"と歪んだ王子"ウダイ"の2役を見事に分け演じきっています。 観ていても顔は一緒なのに別人に見えます。
ウダイは史実でも悪徳非道、権力を私利私欲のために使い、実の父であるフセインすら手をやいた男、そんなウダイの所業が史実になぞらえて映画で描かれます(もちろん脚色してありますが)。 ウダイに関しての文献や記事を読むと、改めてこの映画のきわどさが思い知らされます。 ウダイは2003年7月22日に米軍による攻撃により、弟クサイとともに死亡しています。
監督はリー・タマホリ、出演はドミニク・クーパー、リュディビーヌ・サニエ、ラード・ラウィ、アムリタ・アチャリア、アンバー・ローズ・レヴァ、他。
監督はニュージーランドのリー・タマホリ。 モーガン・フリーマン主演のサスペンス『スパイダー』(2001)やシリーズ20作目にあたる『『007 ダイ・アナザー・デイ』、ニコラス・ケイジの『NEXT』(2007)などの監督です。
ドミニク・クーパーはイギリスの俳優で、出演作としては『17歳の肖像』(2009)や『キャプテン・アメリカ』(2011)などが有名。 最近の出演作には日本でも2012年11月1日より公開された『リンカーン/秘密の書』があります。 今後の予定としては、コリン・ファレル、ノオミ・ラパス出演の『Dead Man Down』(2013年3月全米公開予定)、サミュエル・L・ジャクソンと共演するクライムサスペンス『Reasonable Doubt』(2013)などに出演しています。
ウダイの女を演じたのはフランスのリュディビーヌ・サニエ。 2003年のフランス、イギリス映画『スイミング・プール』で裸でプールを泳ぐ"ジュリー"を演じた子です。 なんかかなり老けた感じに見えましたがまだ33歳、相変わらずセクシーです。 今後はフランス映画への出演が続くようです。
Storyline
ラティフ・ヤヒアは突然フセインの息子であるウダイ・サダム・フセインに呼び出され、影武者になることを強要された。 ラティフとウダイは高校の同級生であった。 顔がそっくりなためウダイに目を付けられていたのだ。 最初は断るのだが、家族や彼が住む地区の住民をたてにとられ、やむなく引き受けるのだった。 顎や鼻を整形させられ、歯もウダイの歯型を型取った入れ歯を用意され、喋り方やウダイの経歴を覚えさせられた。 そしてウダイの父フセインも認めるほど、ウダイそっくりな風貌となるのだった。
ウダイは父の権力を傘に、まさにやりたい放題のわがままな人間だった。 ウダイの影武者となったことで、着るもの食べるもの女には不自由しないが、自由が奪われ、命も狙われるようになった。 この頃、イラクはクエートとの戦争に突入するのだった。
ウダイの女好きは特にひどく、気に入ったら手当たり次第であった。 ある時ラティフを連れドライブしている時、かわいい女学生を発見し、無理やり車に乗せるのだった。 その晩、開かれたパーティにその女学生はいたが、すでに薬でぶっ飛んでいた。
そしてそのパーティには父フセインの親友であり側近の一人であるカメル・ハナもいた。 カメルはウダイを冗談でからかうのだが、ウダイはそれが気に入らなかったらしく、激しくカメルを挑発するのだった。 周りになだめられ女学生を連れ寝室に行くのだが、カメルは気が治まらなく、銃を空に向け撃ちまくった。 ウダイはその音にぶち切れ、会場に戻るとテーブルにあったナイフでカメルを切り刻み、最後は頭を打ち抜き殺してしまう。
翌日、睡眠薬を大量に摂取し、病院に担ぎ込まれたウダイの元に、父フセインがやってきた。 そして何度もウダイを殴り、さらにナイフを使おうとしたが、何とか医師が止めた。 フセインは「生まれたときに殺しておくべきだった・・・・・」と吐き捨て病室を出て行った。 また、あの女学生は殺されており、死体は荒野に投げ捨てられるのだった・・・・・
ウダイは父の権力を傘に、まさにやりたい放題のわがままな人間だった。 ウダイの影武者となったことで、着るもの食べるもの女には不自由しないが、自由が奪われ、命も狙われるようになった。 この頃、イラクはクエートとの戦争に突入するのだった。
ウダイの女好きは特にひどく、気に入ったら手当たり次第であった。 ある時ラティフを連れドライブしている時、かわいい女学生を発見し、無理やり車に乗せるのだった。 その晩、開かれたパーティにその女学生はいたが、すでに薬でぶっ飛んでいた。
そしてそのパーティには父フセインの親友であり側近の一人であるカメル・ハナもいた。 カメルはウダイを冗談でからかうのだが、ウダイはそれが気に入らなかったらしく、激しくカメルを挑発するのだった。 周りになだめられ女学生を連れ寝室に行くのだが、カメルは気が治まらなく、銃を空に向け撃ちまくった。 ウダイはその音にぶち切れ、会場に戻るとテーブルにあったナイフでカメルを切り刻み、最後は頭を打ち抜き殺してしまう。
翌日、睡眠薬を大量に摂取し、病院に担ぎ込まれたウダイの元に、父フセインがやってきた。 そして何度もウダイを殴り、さらにナイフを使おうとしたが、何とか医師が止めた。 フセインは「生まれたときに殺しておくべきだった・・・・・」と吐き捨て病室を出て行った。 また、あの女学生は殺されており、死体は荒野に投げ捨てられるのだった・・・・・
more・・・
!!注意!! 〓ネタバレのストーリーライン〓
この頃、アメリカ軍がクエートからのイラク軍排除のため、本格的に動き出した。 戦闘が激化する中、フセインはウダイにバスラという戦闘地区へ行けと命令する。 ウダイはもちろん自分では行かずにラティフを行かせるのだった。 ラティフはバスラへ赴き、ウダイの口調で見事な演説を行い、兵士の士気を挙げるのだった。 しかしその帰り、反乱分子に銃撃され大怪我を負ってしまうのだった。
ラティフの傷も癒えたある日、ウダイはある兵士の結婚式に参加していた。 ウダイは花嫁を気に入り、寝室に引きずり込んだ。 しかしレイプされた花嫁は、ウダイが寝室を出た隙に飛び降り自殺するのだった。 ウダイは見舞金を送ってやれと、軽くあしらうだけだった。こんなウダイの人間性に対しラティフは限界にきていた。
さらに、以前に殺した女学生の父親がウダイの元に娘を返してくれと怒鳴り込んできた。 これにもラティフが対応するのだが、その父親の言葉に影で見ていたウダイがぶち切れ、飛び出してきた。 そしてラティフにこいつを殺せと命令するのだった。 その時、ラティフがとうとう我慢の限界を超え、反抗するのだった。 「殺すなら俺を殺せ」とウダイに迫るが、影武者を失いたくないウダイは殺そうとはしない。 そんなウダイに対しラティフは、自ら手首を切って自殺を図るのだった。
ラティフは手当てされ、実家に送られる。 父はラティフに逃げろというが、ラティフは一度ウダイの元へ戻るのだった。 そしてウダイに直接、不満をぶちまけた。 ウダイは銃を抜き、ラティフに向かって発砲する。 ラティフはサラブとともにイラクから脱出するのだった。
しかし、ホテルに入って間もたたないうちにウダイから電話が入るのだった。 サラブが居場所を漏らしたのだった。 ウダイはラティフの父親を人質に取り、ラティフに戻ってくるよう脅迫するが、ラティフの父は息子のためにそれを拒絶させた。
ラティフはバグダッドに戻り、以前、結婚式中にウダイのため花嫁を失った男を訪ねた。 目的はウダイの暗殺のためだった。 2人は共謀しウダイ暗殺を狙った(ウダイの執事であるムネムも加わったように映っている)。 花嫁を失った男はウダイのボディーガードに射殺されるが、その混乱に乗じてラティフがウダイに接近する。 そして至近距離から発砲し、重症を与えるが殺害することは出来なかった。 ラティフはそのまま姿を消すのだった・・・・・
その後、ラティフはアイルランドで妻子と暮らすのを目撃されている。
そしてウダイは2003年、米軍によって殺害される。
End
この頃、アメリカ軍がクエートからのイラク軍排除のため、本格的に動き出した。 戦闘が激化する中、フセインはウダイにバスラという戦闘地区へ行けと命令する。 ウダイはもちろん自分では行かずにラティフを行かせるのだった。 ラティフはバスラへ赴き、ウダイの口調で見事な演説を行い、兵士の士気を挙げるのだった。 しかしその帰り、反乱分子に銃撃され大怪我を負ってしまうのだった。
ラティフの傷も癒えたある日、ウダイはある兵士の結婚式に参加していた。 ウダイは花嫁を気に入り、寝室に引きずり込んだ。 しかしレイプされた花嫁は、ウダイが寝室を出た隙に飛び降り自殺するのだった。 ウダイは見舞金を送ってやれと、軽くあしらうだけだった。こんなウダイの人間性に対しラティフは限界にきていた。
さらに、以前に殺した女学生の父親がウダイの元に娘を返してくれと怒鳴り込んできた。 これにもラティフが対応するのだが、その父親の言葉に影で見ていたウダイがぶち切れ、飛び出してきた。 そしてラティフにこいつを殺せと命令するのだった。 その時、ラティフがとうとう我慢の限界を超え、反抗するのだった。 「殺すなら俺を殺せ」とウダイに迫るが、影武者を失いたくないウダイは殺そうとはしない。 そんなウダイに対しラティフは、自ら手首を切って自殺を図るのだった。
ラティフは手当てされ、実家に送られる。 父はラティフに逃げろというが、ラティフは一度ウダイの元へ戻るのだった。 そしてウダイに直接、不満をぶちまけた。 ウダイは銃を抜き、ラティフに向かって発砲する。 ラティフはサラブとともにイラクから脱出するのだった。
しかし、ホテルに入って間もたたないうちにウダイから電話が入るのだった。 サラブが居場所を漏らしたのだった。 ウダイはラティフの父親を人質に取り、ラティフに戻ってくるよう脅迫するが、ラティフの父は息子のためにそれを拒絶させた。
ラティフはバグダッドに戻り、以前、結婚式中にウダイのため花嫁を失った男を訪ねた。 目的はウダイの暗殺のためだった。 2人は共謀しウダイ暗殺を狙った(ウダイの執事であるムネムも加わったように映っている)。 花嫁を失った男はウダイのボディーガードに射殺されるが、その混乱に乗じてラティフがウダイに接近する。 そして至近距離から発砲し、重症を与えるが殺害することは出来なかった。 ラティフはそのまま姿を消すのだった・・・・・
その後、ラティフはアイルランドで妻子と暮らすのを目撃されている。
そしてウダイは2003年、米軍によって殺害される。
End
The Devil's Double - Latif & Sarrab
Director
・ | Lee Tamahori (リー・タマホリ) |
Cast
・ | Dominic Cooper (ドミニク・クーパー) | : | ラティフ・ヤヒア ウダイ・サダム・フセイン |
・ | Ludivine Sagnier (リュディビーヌ・サニエ) | : | サラブ (ウダイの女) |
・ | Raad Rawi (ラード・ラウィ) | : | ムネム・ハムド (ウダイの執事) |
・ | Khalid Laith (ハリド・レイス) | : | ヤセム (ウダイの付き人) |
・ | Philip Quast (フィリップ・クァスト) | : | サダム・フセイン |
・ | Jamie Harding (ジェイミー・ハーディング) | : | クサイ (ウダイの弟) |
・ | Mimoun Oaissa (ミムーン・オエイッサ) | : | アリ (ウダイのボディガード) |
・ | Dar Salim (ダル・サリム) | : | アザム (ウダイのボディガード) |
・ | Mem Ferda (メム・フェーダ) | : | カメル・ハナ (サダム・フセインの親友) |
・ | Nasser Memarzia (ナセル・メマジア) | : | ラティフの父 |
・ | Amrita Acharia (アムリタ・アチャリア) | : | 女学生 |
・ | Stewart Scudamore (スチュワート・スクダモア) | : | 女学生の父 |
・ | Akin Gazi (アキン・ガジ) | : | サッド (新郎) |
・ | Amber Rose Revah (アンバー・ローズ・レヴァ) | : | 花嫁 |
Blu-ray|DVD 情報 2012年7月20日リリース | |
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ネットレンタル 情報 2012年7月20日レンタル開始 | |
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原作 情報 | |
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※英語のみ The Devil's Double amazon.co.jp |
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【伝記の最新記事】
2012年12月30日 04:24|伝記