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2016年07月21日

ねじ巻き精霊戦記、10巻の感想![天鏡のアルデラミン]

ライトノベルって結構、表紙絵でネタバレしてますよね……。

今回は 「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、最新刊である第10巻の感想です!
祝・2桁!

次(11巻): ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン11巻の感想!(ヴァッキエの奮闘!イクタの恋愛にも進展!?)
前(9巻): 9巻の感想![ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン]

10巻のネタバレはこちら:ねじ巻き精霊戦記ネタバレ!(10巻目)

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 10巻 / 宇野 朴人
おすすめ度★★★
ハーレム度★★★
お気に入り★★★★
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、第10巻の表紙。シャミーユ姫殿下にの頬に手を添えるイクタ・ソローク
<紹介>

帝国からの大脱出を試みる1万人のアルデラ教徒。
更に捕虜の収容所からは「白翼の太母」エルルファイ率いるキオカ第4艦隊まで脱走。帝国軍は挟み撃ちをされる形となってしまいました。
しかも戦場には帝国の女帝、シャミーユ・キトラ・カトヴァンマニニクまでいます。

絶対絶命の大ピンチの中、いよいよあの男が目を覚まし……?

パトレンシーナとなったハローマ・ベッケルの暗躍、騎士団メンバーたちの復活、そして今回の戦争の結末 ――。
この「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」シリーズの中でも大きな節目となる注目のシリーズ第10巻です!

n6.jpg
(西:アルデラ教徒とキオカ第四艦隊。東:キオカ陸軍。真ん中の卓上台地:帝国軍)
<感想>

祝・イクタ復活!(長かった……)

正味、「元に戻った」というのが全体通しての感想になります。
イクタがようやっと復活し、邪悪な暴君だったシャミーユが人間味を取り戻し、気が張り詰めていたトルウェイとマシューにも適度な余裕ができました。

トルウェイが新たに「狙撃科」という概念を開発し、戦場に大きな影響を与えました。

銃の精度が上がり、戦争での銃撃兵の立ち回りが変化していき、新しい戦術が誕生していく ――。
実際の武器と戦争技術の発達に沿って作品中でも変化があるのが面白いです!
ただ、ここまで来ると「火薬」が無いのが不自然になってきている気がします。今は「精霊」たちにたよって兵器を扱っていますが、いつかこの精霊たちの正体が発覚することはあるんでしょうか?

剣も魔法も存在しない世界間ですが、この「精霊」という存在だけ妙に浮いているのが気になります。
「科学」を妙に推してくるこの作品ですが……精霊たちは質量保存の法則を無視して水を生み出し、エンタルピーを減少させて水を氷にします。
一体何者なんでしょう……?

この巻でイクタも復活し、戦争も一段落。ヤトリは欠けたままですが、次巻以降は通常運転に戻っていくんじゃないでしょうか?
まあ、波乱の展開が続くこのシリーズで「通常運転」って何だって気もしますが……(汗)

それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、10巻の詳細はこちら。








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