ついに『グレムリン』の計画が最終段階に入ります。
新約 とある魔術の禁書目録 8巻 / 鎌池 和馬
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<あらすじ>
いよいよ『グレムリン』の最終目的が果たされようとしています。魔神オティヌスが自身の力を100%振うための神槍・『グングニル』の製造を始めました!
このグングニルが完成してしまうと、オティヌスは完全に世界を掌握できるようになってしまいます。
しかし現在『グレムリン』の本拠地の場所が分かっていません。魔術師たちの意向としては、どんな魔術でも無力化できる上条当麻を敵の本拠地に送り込みたいのですが、それができないでいました。
そんな状況の中、上条当麻が自宅で目を覚ますと、同じ布団でレイヴィニア・バードウェイとレッサーが寝ていました!(幼女とエロい少女)
『グレムリン』の本拠地が分かるまで当麻たちは待機状態。
インデックス、レイヴィニア、レッサー、当麻という珍しい組み合わせに御坂美琴まで加わり、このメンバーで一連の事件に立ち向かいます。
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度: ★★★★
読みやすさ: ★★★
ラブコメ量: ■■■■
戦闘・バトルの量:■■■■■
ハーレム度: ■■■■
<感想>
良かったです!
『とある』シリーズの中でも良作だと思います。話が分かりやすく、何よりインデックスと美琴の二人がしっかりヒロインしてたのが嬉しかったです!
前回は色んなキャラが小出しにされて、とてもゴチャゴチャした内容でよく分かりませんでした。でも今回は当麻と行動を共にするメインキャラが決まっていて、お話も散らかっていなくて読みやすかったです!
いよいよ『グレムリン』の活動が最終段階に入り、本当に危険な状況なんだということが伝わってきました。
さて、話の途中で、妊婦の少女が敵として登場しました。当麻と戦うことになりましたが、このキャラは流石に常識が無いというか、インモラルすぎるように感じました。
この「とある」シリーズには頭のおかしいキャラが多数登場します。というより、主人公含めてほとんど全員が狂人です。(言い過ぎではないと思います)
でもそれがこのシリーズの魅力なのかもしれず、複雑な思いです。
あとモラルが無いといえば、インデックスが当麻の頭に噛みついて血まみれにしてくるんですが、これはちょっとシャレになってないと思います。
作者さんは軽いギャグのつもりかもしれませんが、本気でインデックスが嫌いになります。当麻は何も悪いことしてないですし(女の子たちに囲まれてるだけ)、噛みついてくるインデックスは居候の大飯食らい。家に住まわせてもらってる立場で当麻を理不尽に血まみれにするのはダメだと思います。
……美琴が叫ぶ、『べんとらべんとらー』って何なんでしょう……?
気にしなくていいところかもしれませんが、ちょっと引っかかるというか、不思議な叫び声です。
最後はとんでもないことになってしまったので、次回から話がどうなることやら。とても心配です!
(『新約 とある魔術の禁書目録』8巻の感想・評価)
タグ:とある魔術の禁書目録 鎌池 和馬
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