八幡浜Diving

　医師の小守豊甫には以前言及した事があるが、その著書「長生きの研究」（風濤社、１９７７年、絶版）は名著だと思う。
「長寿村」の実地調査を踏まえ、健康に繋がる生活習慣を紹介したものだ。
研究上修正されるべき箇所はあるかも知れないが、食事と健康を巡る合理が追求されており、精神論とは無縁の説得力を保つ。
「『早熟・早老・短命』と言う生体の一連の現象は生物学の鉄則」。
筆者は比較的高身長だが、見方を変えれば幼少期の高カロリー食によって徒長したのだと言える。
加工食品にも屈託がなく、これは全く世代的なものだ。
「人間は元来晩熟の動物である」。
今の子供たちはゆっくり育って、剛直に長生きして欲しい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛媛新聞　詩手帳から
人はゆっくり遅太りが良いらしい。
晩熟、不老、長寿、が良いらしい。