自民党は政治改革に如何取り組むのか、党のガバナンスを如何するのか、こうした事が大きく問われるのは間違いない。
その上で注目点は三つある。
一つは衆院選を通じて自民党内の政治力学が如何なっていくかだ。
その結果起きるのは、真の意味での安倍派の解体だ。
二つ目は、この変化の絡みで石破首相がどの様なリーダーシップを発揮するのかだ。
総裁と幹事長とで党を統制していく手法を見い出した可能性がある。
それが党の一体性を生み出せるか如何かだ。
三つ目は、この様な石破政権に、有権者が引き続き政権運営を任せ様とするか如何かだ。
立憲民主党だけで単独過半数は取れないだろうし、野党の連立政権では政策が如何なるか分からない以上、石破首相にどれだけの信頼を寄せられるかと言う事になる。
ここで鍵を握るのが政治改革への姿勢だ。
政治資金をチェックする為の、実効性を持った第三者機関を本当に設置できるのか。
その上で、政治資金をきちんと扱える所を見せないと、国民の信頼は完全には戻らない。
立憲民主党は、野田佳彦代表が元首相としての重みと統治能力を示していく事が大事だ。
もう一つ重要なのは野党共闘を如何するかだが、余りにも時間がない。
本来なら基本政策の違いを超えて、日本維新の会や共産党などと信頼関係を如何築いていくのかが問われる処だ。
国民は、自民党による「1強多弱」ではなく、与野党が伯仲して政治に緊張感を齎す構図を求めている。
東京大教授 牧原 出 1967年愛知県生まれ。 東京大博士。 専門は行政学、日本政治史。
著書に「権力移行」など。
愛媛新聞 視標から
先ずは自民に代わり立憲民主が政権を取る事だ。
自民は変わる事も政策もできない。
今までの言動を見れば分かると思う。
反省もしていないから。
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