キスの味

今朝は太陽の光がまぶしく、じりじり照りつける朝だよ。
何だか、ワクワクするような気分にさせてくれるよ。

昨夜は七夕。
笹に書いた願い事を家族で話し合いながら、
手巻き寿司。
プラレールの回転寿司も登場した。
将来のすし職人？さんも回を重ねるたびに、
握るすしの見栄えもよくなってきた。
昨日は、しめさばの上に細く切ったイカ刺をクロスにおいて、
まるでヒトデみたいなおすしも出てきた。

お寿司を頂きながら、家族の一人が、
私に向かって、
「アレ？？？首の所、どうしたの？」と聞いてきた。
普段、家族は私に気を配ることはなく、私のほうが配ることがほとんどで･･･

やはり、分かったかと思った。
そりゃあ、直径3センチぐらいの赤い湿疹が数個もあれば、気づくよなぁ。

夕方、仕事中に何だか首の周りが痛くてちくちくする。
とりあえず、首の周りを見たけど、何もない。
数分後、ちょっとした激痛が･･･
イタタタ・・・
うーん、おかしいなあと思って、もう一度襟首の所を見てみると、
な、なんと
体長4センチぐらいの毛虫君がいる。
これで痛かったのねと思い、
そばにあったメモ紙でつまんで、外に出した。
どこからついてきたのかなと思うまもなく
あっという間に、赤みが広まった。

細かい毛が刺さっている感じがしたけど、
軽く消毒して、引き出しにあったホルモン剤を薄く延ばして塗っておいた。
ちょっと脈が速くなって、動悸もしたけど、
毛虫の接触によるものだろうなって、そのまま仕事を続けた。

同僚が、その様子を見ていて、
大丈夫っすか？って。
普通の女性なら、きっと大騒ぎになってしまうかもしれないけど、
虫も生き物だし〜共生しているわけだし〜なんていつも思っているから、
まあ、友達になろうと思って私のところに来たんじゃない？と笑い飛ばしておいた。

同僚は、やはり〜毛虫も仲間にしちゃうんですよねと苦笑いをしていた。

朝になって、鏡を見てみたら、あらら〜キスマークみたいになっている。
これのほうがまずいよ〜なんて思いながら。

毛虫につけられたキスマークにイタタタのキッスだね。