キスの味

今朝も冷たい雨だよ。
冬に逆戻りだねぇ。

学校の卒業式や終業式があり、もうすぐ21年度も終わるよね。
新社会人は4月から始まる仕事に期待と不安をもって、進んでいくんだよね。

先日、知人が内定取り消しになってしまった。
周囲ではそれを巡って、2つの感想があった。

ひとつは「かわいそうだ」
もうひとつは「個人の責任だ」

私はそれを聞いたときに、かわいそうと思った。
新聞紙上で、こういった話題が出るたびに、
その新社会人たちの心情を推し量った。

個人の責任だといった人は、自分の経営している会社も今のところ、業績が好調のようだ。
そういう会社を選んだ本人が悪い、そういった目利きが出来なかった人が悪いとも言っていた。

私は果たしてそうなのかなと思ったよ。

本来、会社は責任をもって、人を採用し、
一生をかけてあなたの面倒をみていきます。
その代わり、あなたも会社に忠義をはらってください、と
いう場だったのだろう。

だけど、外資系の思想が日本に入り込み、
短期的な目でしか、物事を捉えなくなってしまい、
その人の今持っているスキル、能力だけが必要な会社になってしまった。

確かに個人の高い能力が必要だけど、
それだけで会社や人間は育つのだろうか？

将来の日本を憂う日々だよ。

内定を取り消しにされた知人は大分落ち込んでいたらしいが・・・

人生、生きていれば何とでもなる草の根のキッスを知人に！