キスの味

今朝もお洗濯物は外に干せないまま、出勤した。

昨日の帰り道、近所の数人の子どもたちが、ワイワイしている。
みると、カーポートの上にあがってしまったバトミントンの羽を何とか取ろうとしていた。

１人の子が、もう１人の子をおんぶして、長い棒でとろうとしている。
それでも、なかなか届かない。

私は自転車を止めて、
その中で一番背の高い子に、
「ほら、乗りな」とおんぶをして、とらせようとした。
それでも、だめだ。

私が長い棒でつついたが、触れるだけで動かない。

「誰か、おうちに台あるかな？」と聞くと
１人の子が、壊れそうな椅子を持ってきてくれた。
それにこわごわ乗ろうとしたら、
「はい、椅子を押さえます！」と女の子。
それでも、やっぱり取れない。

すると１人の子が、
「うちに先にはさみみたいなのがついているものがあるよ」と言って、
走って持ってきてくれた。

また、チャレンジ。

何度かやっているうちに、はねが取れた。

「ありがとうございました！！！」と子どもたち。

達成感で胸がいっぱいになった。

途中、何度もあきらめようと思った。
でも、子どもたちの必死な目。
必死な応援。

子どもたちのおかげで、楽しい気持ちにさせてもらえた。

サンクスのキッスだね。