2017年06月02日
ディアボーイズの続きが見てみたい193話 〜藤原と沢登のコンビ〜
練習試合も進み、数クオーターが繰り広げられていた
瑞穂高校1年生にとっては、良い経験となり、上級生押せ押せの試合になっていた。
そんな中で一人、上級生に負けたくなく、勝つ方法を考えているプレイヤーがいた。
湯川「・・・・」
トーヤ「ふぅ〜〜、次のクオーターガンガン攻めるぞ」」
湯川「いや・・・次、俺がガードやってもよいか?」
トーヤ「ん?あっ、別にいいけど・・・何か策でも??」
湯川「あの元天童寺のポイントガードと勝負してみてぇ〜〜」
トーヤ「なるほどね。勝負してみたいってやつか」
湯川「いや、勝つ」
トーヤ「・・・さすが湯川っち。でメンバーは?」
湯川「アホとジョーで中を固める。フォワードに高階が入って、四井をSGで使ってみる」
トーヤ「了解。あのメンバー相手に色んなポジションを経験できるのは贅沢だねぇ〜〜」
湯川「贅沢とかそんなじゃね〜。勝つ」
湯川が急遽ガードに回りたいといい、次のクオーターが始まろうとする。
上級生メンバー
G 沢登
G 藤原
SF 哀川
PF 森山
C 石井
氷室(ツインガード??)
トーヤ「おいおいおい、あの二人が同じコートに立つって・・・日本の1・2位を争うポイントガードが同じチームって」
湯川「ふん。ポイントガードが二人いるからって、強いチームになるわけじゃね〜〜」
トーヤ「でも、大学オールスターみたいなチームだぞ」
四井「トーヤさん、これに勝ったらインハイ制覇出来るっすよ」
後の日本代表で正ポイントガードを争う二人が同じコートで、同じチームで戦う。ポジションが同じため、この二人が同時に試合に出る事は少ない。相手チームの相性に合わせて、戦う事になる。この布陣は貴重なメンバーであった。
杏崎(すごいポイントガードが同じチームにいたからって、強いチームが出来るわけではない。しかも即興で出来たチーム。連携って意味では瑞穂高校の方が有利なはず・・・でも、どんなプレーが出るのか期待はしたくなる)
沢登「どっちがコントロールする?」
藤原「ふっ、どっちでもいいさ。流動的に動こう」
沢登「わかった。ボール運びは任せるよ」
藤原「ああ」
藤原(どういうプレーをするんだ?)
沢登(味方としてこいつのパスを経験するとは思っていなかったな)
哀川「へへ、面白い試合ができそうだね」
瑞穂ボールでスタート。湯川がゆっくりとボールを運ぶ。
沢登「藤原、俺がいってもいいか。さっきからジロジロ見られている感じがして・・」
藤原「ああ、ご指名ってやつだな」
沢登が湯川 藤原が四井 哀川が高階 森山が柏木 石井が紅林
マンツーマンでの勝負となった
哀川「どうするのトーヤ?」
トーヤ「へへ、うちのエースが一度勝負したいって言っているので、任せるつまりなんすけど・・・」
キュキュキュ
湯川が突っ込む
沢登(1対1か?)
湯川のドリブルに沢登が合わせる。そこへ・・・
「うぉぉぉぉ〜〜〜、あの二人が組んでる」
「すげ〜、写メ取りたい気分だぜ」
一年生が興奮している中で
藤原が四井を置き去りにして、湯川へダブルチームに来た
湯川(ほう・・・そう来たか)
藤原(ちっ、今の一発で取れると思ったのに何てキープ力だ)
沢登(ふっ、さすがにいい動きをするよ)
と、なれば四井はノーマーク!
と、なっているわけでもなかった。
湯川(さすが和君、いい場所にいる。あいつにパスしてもパスカットされるな。四井はポジション取りが課題だな。中学レベルじゃ、あいつの個人技で何とかなったのだろうが・・・仕方ねぇ〜高階ぁ・・って)
シャッ!
湯川が選択したパスはハイポスト付近へと移動した柏木だった。
柏木「おっしゃ〜、やっと俺様の実力がわかったか。お前等、脇役にまわれぇ〜〜い」
キュキュ
背後には森山を背負っている。
パスを出した湯川はそのまま柏木に向かって走っている。
柏木(ここでターンして鮮やかにこいつを抜いてだなぁ)
湯川「かせ!!」
柏木「ぬっ??」
沢登「スイッチだ。森山」
森山「??」
柏木「お前に貸さぁ〜〜ん」
柏木をすれ違い間際に湯川がメッセージを送る
湯川「外に投げろ」
柏木(外??って、ああぁ〜あそこか)
シャッ!!
パシ!!
高階が哀川を引き連れて、湯川の動きに合わせていた。自分のマークマンである哀川と藤原を同じ位置へと誘導するように。
その為、生まれた一瞬のノーマーク。受け取ったのはルーキーの四井
沢登「ちっ、俺が行く」
中から外への絶妙のパス。
受け取った四井は迷わず3ポイントシュート!
シャッ!!
沢登・森山・佐藤(綺麗なフォームだ)
沢登のブロックは間に合わない。天童寺の本田バリのクイックスリー。それも打点が高く、滞空時間も長い。
シュートを打った四井は拳を握りしめていた。
四井(外れる気がしねぇ〜〜)
ザシュ!!
先制ゴールは瑞穂高校
予想外の藤原と沢登のコンビが見られた瞬間の出来事だった。
DEARBOYS NEXT
瑞穂高校1年生にとっては、良い経験となり、上級生押せ押せの試合になっていた。
そんな中で一人、上級生に負けたくなく、勝つ方法を考えているプレイヤーがいた。
湯川「・・・・」
トーヤ「ふぅ〜〜、次のクオーターガンガン攻めるぞ」」
湯川「いや・・・次、俺がガードやってもよいか?」
トーヤ「ん?あっ、別にいいけど・・・何か策でも??」
湯川「あの元天童寺のポイントガードと勝負してみてぇ〜〜」
トーヤ「なるほどね。勝負してみたいってやつか」
湯川「いや、勝つ」
トーヤ「・・・さすが湯川っち。でメンバーは?」
湯川「アホとジョーで中を固める。フォワードに高階が入って、四井をSGで使ってみる」
トーヤ「了解。あのメンバー相手に色んなポジションを経験できるのは贅沢だねぇ〜〜」
湯川「贅沢とかそんなじゃね〜。勝つ」
湯川が急遽ガードに回りたいといい、次のクオーターが始まろうとする。
上級生メンバー
G 沢登
G 藤原
SF 哀川
PF 森山
C 石井
氷室(ツインガード??)
トーヤ「おいおいおい、あの二人が同じコートに立つって・・・日本の1・2位を争うポイントガードが同じチームって」
湯川「ふん。ポイントガードが二人いるからって、強いチームになるわけじゃね〜〜」
トーヤ「でも、大学オールスターみたいなチームだぞ」
四井「トーヤさん、これに勝ったらインハイ制覇出来るっすよ」
後の日本代表で正ポイントガードを争う二人が同じコートで、同じチームで戦う。ポジションが同じため、この二人が同時に試合に出る事は少ない。相手チームの相性に合わせて、戦う事になる。この布陣は貴重なメンバーであった。
杏崎(すごいポイントガードが同じチームにいたからって、強いチームが出来るわけではない。しかも即興で出来たチーム。連携って意味では瑞穂高校の方が有利なはず・・・でも、どんなプレーが出るのか期待はしたくなる)
沢登「どっちがコントロールする?」
藤原「ふっ、どっちでもいいさ。流動的に動こう」
沢登「わかった。ボール運びは任せるよ」
藤原「ああ」
藤原(どういうプレーをするんだ?)
沢登(味方としてこいつのパスを経験するとは思っていなかったな)
哀川「へへ、面白い試合ができそうだね」
瑞穂ボールでスタート。湯川がゆっくりとボールを運ぶ。
沢登「藤原、俺がいってもいいか。さっきからジロジロ見られている感じがして・・」
藤原「ああ、ご指名ってやつだな」
沢登が湯川 藤原が四井 哀川が高階 森山が柏木 石井が紅林
マンツーマンでの勝負となった
哀川「どうするのトーヤ?」
トーヤ「へへ、うちのエースが一度勝負したいって言っているので、任せるつまりなんすけど・・・」
キュキュキュ
湯川が突っ込む
沢登(1対1か?)
湯川のドリブルに沢登が合わせる。そこへ・・・
「うぉぉぉぉ〜〜〜、あの二人が組んでる」
「すげ〜、写メ取りたい気分だぜ」
一年生が興奮している中で
藤原が四井を置き去りにして、湯川へダブルチームに来た
湯川(ほう・・・そう来たか)
藤原(ちっ、今の一発で取れると思ったのに何てキープ力だ)
沢登(ふっ、さすがにいい動きをするよ)
と、なれば四井はノーマーク!
と、なっているわけでもなかった。
湯川(さすが和君、いい場所にいる。あいつにパスしてもパスカットされるな。四井はポジション取りが課題だな。中学レベルじゃ、あいつの個人技で何とかなったのだろうが・・・仕方ねぇ〜高階ぁ・・って)
シャッ!
湯川が選択したパスはハイポスト付近へと移動した柏木だった。
柏木「おっしゃ〜、やっと俺様の実力がわかったか。お前等、脇役にまわれぇ〜〜い」
キュキュ
背後には森山を背負っている。
パスを出した湯川はそのまま柏木に向かって走っている。
柏木(ここでターンして鮮やかにこいつを抜いてだなぁ)
湯川「かせ!!」
柏木「ぬっ??」
沢登「スイッチだ。森山」
森山「??」
柏木「お前に貸さぁ〜〜ん」
柏木をすれ違い間際に湯川がメッセージを送る
湯川「外に投げろ」
柏木(外??って、ああぁ〜あそこか)
シャッ!!
パシ!!
高階が哀川を引き連れて、湯川の動きに合わせていた。自分のマークマンである哀川と藤原を同じ位置へと誘導するように。
その為、生まれた一瞬のノーマーク。受け取ったのはルーキーの四井
沢登「ちっ、俺が行く」
中から外への絶妙のパス。
受け取った四井は迷わず3ポイントシュート!
シャッ!!
沢登・森山・佐藤(綺麗なフォームだ)
沢登のブロックは間に合わない。天童寺の本田バリのクイックスリー。それも打点が高く、滞空時間も長い。
シュートを打った四井は拳を握りしめていた。
四井(外れる気がしねぇ〜〜)
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先制ゴールは瑞穂高校
予想外の藤原と沢登のコンビが見られた瞬間の出来事だった。
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