2017年08月01日
ディアボーイズの続きが見てみたい199話 〜最高の練習でした〜
石井「うぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜」
パシ!
タン 直地する。
石井「お前らとんでもなく勘がいいなぁ〜」
三浦のパスに石井以外にも二人の男が反応していた
パスカットした男は
湯川「勘なわけね〜じゃね〜すか。あれだけ徹底してウチのルーキー君をおちょくってたら、ここにくるのわかるっしょ」
石井「はっ、やるじゃね〜か」
柏木「ふふふ、俺はパスカットの王者だからな。柏木の「カ」はカットの「カ」だ」
湯川「わけわかんね〜事言ってんじゃね〜アホウ。俺が飛び込んでたのにお前が来る必要はね〜〜」
柏木「な、なにを〜〜。このバンダナ男が飛ぶのが見えたから間に合うと思ってだな。お前の方こそカットマン柏木の領域に入るんじゃね〜」
石井(バンダナ男って・・・ってか俺が飛ぶのを見てからカットに来ていたのか?あの場所から?そんなスピード可能なのか?)
湯川「うるせ〜、アホウはしっかりと中を固めとけ」
(俺は読んで先回りしたから簡単にカットしたが、お前があの場所で、パスをしてから反応して間に合うと思ってなかったんだよ。わかってたら速攻走ってるってんだよ)
柏木「てめ〜、人の事をアホウアホウと・・・」
トーヤ「ストップストップ。みっちゃんも良い反応だったし、湯川っちもさすがの読みだったよ。その調子で攻めるぞ」
湯川(ふっ、お前も完全にプレーを読んでいたのに、柏木の動きを見ていたんだろう)
トーヤ(石井さんと三浦さんのコンビネーションに完璧についていけるなんて・・・やるじゃね〜か)
氷室(この練習、得るものばかりね。最高の練習よ)
それからまたしばらく練習試合が続いているなか
体育館のドアが開く
「こんちわ〜〜」
二人の瑞穂OGの登場だった
杏崎「あっ、秋吉さんと森高さん」
コートではまだ熱戦が広げられていたが、練習終了の時間を聞いていた二人は、「お迎え」に来た。
ドガン
藤原のパスから哀川のダンクが炸裂する。
瑞穂の1年生メンバーは、ただただそのスピードと破壊力に驚かされている状況だった。中学時代に全国大会出場経験を持つゴールデンルーキーが揃っていても、手も足も出ないレベルの差を見せつけられていた。
氷室(チーム全体のレベルが上がってきているのに、拓弥と和彦はさすがね)
トーヤ(最高の練習だけど1年達の実力を測るにはちょっと厳しいなぁ)
湯川「使えん1年坊主達だな」
柏木「まっ、俺がいる限り1年に出番はないけどな」
そんな中
森高「あ、あいちゃん・・・かっこいい」
久しぶりの哀川を見て目がハートになっている森高だった
秋吉「こんにちは、先生。お邪魔します」
氷室「あら、ムツミ。「お迎え?」かしら」
秋吉「はい!!でも、今のプレーを見ると、もう少し早く来ればよかったなって思いました」
氷室「フフフ、もう一人は目がハートで挨拶すら忘れてるもんね」
秋吉「体育館入ってびっくりしたんですけど・・瑞穂のOBが来るのは聞いていたんですけど・・・すごいメンバーが来てますね」
氷室「ええ、最高の練習よ。みんな来てくれたの」
森高「あ、あいちゃん・・・」
チラ 森高に気付いた哀川
ニコっと笑いかける
森高(あいちゃん?気付いてくれた)
スパ〜ン 哀川のスティールが炸裂する
哀川「拓!!」
藤原「よっと、そりゃ走れ!」
前方へフワっとしたパスを出す
沢登(あのパスに追いつくのか・・・そうか、ボールを持たない事で和彦のスピードがほんの少しだけ上がる。それを利用した速攻。あのパスでもぴったりってわけか。こりゃ、ウチのインサイドのエースに代用できそうだ。あいつ、パワープレイヤーだけど、誰よりもスピードがあるしな)
中沢(なんていうパスだ・・・でも、これって前方で沢登がスティールした時、俺が後ろから一気に走れば、
同じプレーができるんじゃね〜か。でも、ま、サッカーみたいに縦パス一本で何とかなるわけね〜か)
どんなプレーでもそれぞれの大学にとっては良い見本となっていた。
石井のチームメイトである児嶋も、藤原や沢登と一緒にプレーできた。
そして、児嶋に呼ばれた森山にとっても良い勉強になる。元々下條バスケで、連携プレーナンバープレーを得意とするプレイヤー。超高校級のプレイを行ってきた成田中央にとっては、それを脅かすプレイヤーが相手だった場合に、対抗する武器がなくなる事も弱点だった。彼にナンバープレイ以外の、藤原のようなファンタジスタなプレイを足せば、どれだけのプレイヤーになるのだろうか。大学レベルではなく、プロの世界に入っても通用する。また、将来的に監督コーチを希望している彼にとっては、プレーの幅を広げる事もできた。
そして、それを操る佐藤。横学の組織バスケットは、高さと活かす成田と真逆の先方。この二人のコンビプレーが幾度となく繰り広げられるが、それはこの日の練習にヒントがあった事に、後々気付く。
今日参加した全てのメンバーにとって、最高の練習となった試合形式の一日。
瑞穂のゴールデンルーキー達も自分達はまだまだだと思い知らされた事が後の成長につながるのだった。
ピーーーー
氷室「はい、今日はここまでよ。みんなお疲れ様。各自ダウンをしておくように」
「うい〜〜」
DEARBOYS NEXT
パシ!
タン 直地する。
石井「お前らとんでもなく勘がいいなぁ〜」
三浦のパスに石井以外にも二人の男が反応していた
パスカットした男は
湯川「勘なわけね〜じゃね〜すか。あれだけ徹底してウチのルーキー君をおちょくってたら、ここにくるのわかるっしょ」
石井「はっ、やるじゃね〜か」
柏木「ふふふ、俺はパスカットの王者だからな。柏木の「カ」はカットの「カ」だ」
湯川「わけわかんね〜事言ってんじゃね〜アホウ。俺が飛び込んでたのにお前が来る必要はね〜〜」
柏木「な、なにを〜〜。このバンダナ男が飛ぶのが見えたから間に合うと思ってだな。お前の方こそカットマン柏木の領域に入るんじゃね〜」
石井(バンダナ男って・・・ってか俺が飛ぶのを見てからカットに来ていたのか?あの場所から?そんなスピード可能なのか?)
湯川「うるせ〜、アホウはしっかりと中を固めとけ」
(俺は読んで先回りしたから簡単にカットしたが、お前があの場所で、パスをしてから反応して間に合うと思ってなかったんだよ。わかってたら速攻走ってるってんだよ)
柏木「てめ〜、人の事をアホウアホウと・・・」
トーヤ「ストップストップ。みっちゃんも良い反応だったし、湯川っちもさすがの読みだったよ。その調子で攻めるぞ」
湯川(ふっ、お前も完全にプレーを読んでいたのに、柏木の動きを見ていたんだろう)
トーヤ(石井さんと三浦さんのコンビネーションに完璧についていけるなんて・・・やるじゃね〜か)
氷室(この練習、得るものばかりね。最高の練習よ)
それからまたしばらく練習試合が続いているなか
体育館のドアが開く
「こんちわ〜〜」
二人の瑞穂OGの登場だった
杏崎「あっ、秋吉さんと森高さん」
コートではまだ熱戦が広げられていたが、練習終了の時間を聞いていた二人は、「お迎え」に来た。
ドガン
藤原のパスから哀川のダンクが炸裂する。
瑞穂の1年生メンバーは、ただただそのスピードと破壊力に驚かされている状況だった。中学時代に全国大会出場経験を持つゴールデンルーキーが揃っていても、手も足も出ないレベルの差を見せつけられていた。
氷室(チーム全体のレベルが上がってきているのに、拓弥と和彦はさすがね)
トーヤ(最高の練習だけど1年達の実力を測るにはちょっと厳しいなぁ)
湯川「使えん1年坊主達だな」
柏木「まっ、俺がいる限り1年に出番はないけどな」
そんな中
森高「あ、あいちゃん・・・かっこいい」
久しぶりの哀川を見て目がハートになっている森高だった
秋吉「こんにちは、先生。お邪魔します」
氷室「あら、ムツミ。「お迎え?」かしら」
秋吉「はい!!でも、今のプレーを見ると、もう少し早く来ればよかったなって思いました」
氷室「フフフ、もう一人は目がハートで挨拶すら忘れてるもんね」
秋吉「体育館入ってびっくりしたんですけど・・瑞穂のOBが来るのは聞いていたんですけど・・・すごいメンバーが来てますね」
氷室「ええ、最高の練習よ。みんな来てくれたの」
森高「あ、あいちゃん・・・」
チラ 森高に気付いた哀川
ニコっと笑いかける
森高(あいちゃん?気付いてくれた)
スパ〜ン 哀川のスティールが炸裂する
哀川「拓!!」
藤原「よっと、そりゃ走れ!」
前方へフワっとしたパスを出す
沢登(あのパスに追いつくのか・・・そうか、ボールを持たない事で和彦のスピードがほんの少しだけ上がる。それを利用した速攻。あのパスでもぴったりってわけか。こりゃ、ウチのインサイドのエースに代用できそうだ。あいつ、パワープレイヤーだけど、誰よりもスピードがあるしな)
中沢(なんていうパスだ・・・でも、これって前方で沢登がスティールした時、俺が後ろから一気に走れば、
同じプレーができるんじゃね〜か。でも、ま、サッカーみたいに縦パス一本で何とかなるわけね〜か)
どんなプレーでもそれぞれの大学にとっては良い見本となっていた。
石井のチームメイトである児嶋も、藤原や沢登と一緒にプレーできた。
そして、児嶋に呼ばれた森山にとっても良い勉強になる。元々下條バスケで、連携プレーナンバープレーを得意とするプレイヤー。超高校級のプレイを行ってきた成田中央にとっては、それを脅かすプレイヤーが相手だった場合に、対抗する武器がなくなる事も弱点だった。彼にナンバープレイ以外の、藤原のようなファンタジスタなプレイを足せば、どれだけのプレイヤーになるのだろうか。大学レベルではなく、プロの世界に入っても通用する。また、将来的に監督コーチを希望している彼にとっては、プレーの幅を広げる事もできた。
そして、それを操る佐藤。横学の組織バスケットは、高さと活かす成田と真逆の先方。この二人のコンビプレーが幾度となく繰り広げられるが、それはこの日の練習にヒントがあった事に、後々気付く。
今日参加した全てのメンバーにとって、最高の練習となった試合形式の一日。
瑞穂のゴールデンルーキー達も自分達はまだまだだと思い知らされた事が後の成長につながるのだった。
ピーーーー
氷室「はい、今日はここまでよ。みんなお疲れ様。各自ダウンをしておくように」
「うい〜〜」
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